げけつ・なう

◆思い起こせば先週の木曜日、１月に受診した人生初の人間ドックの結果を受け、全腸検査を余儀なくされて、これまた人生初の大腸検査しかもＳ字結腸までも検査するという、過酷な経験をしてきた。
◆胃カメラと同様、「体が異物に極端に弱い」とか根拠のない言い訳をして鎮静剤投与を勝ち取ったまではいいが、大腸をファイバーでガンンガン突き上げられる痛みのあまり、検査中に脂汗が湧いてきて、「ううう・・・・それ以上奥に入れられると耐えられない・・・ぐぐぐ。ヤクだ。ヤクを足してくれぇ」と、ついつい懇願するほど痛めつけられたのであった。
◆結果、2cmほどのポリープ２個と小さな疣のようなポリープ１個の計３個が発見され、検査と同時に切除したとのことだったが、検査前に提出した同意書に「切除した場合、数％の割合で出血する場合があります」とか、書いてあったな、とは思ってたんだよね。
◆木曜日に検査をして、金曜・土曜・日曜と何事もなく、日曜の夜には「ポリープ切除後１週間は禁酒」とか書いてあったが、飲んでも大丈夫じゃねぇ？とまで思っていた。
◆明けて月曜日の今日、朝目覚めるとちょっと腹が緩んでるような感覚がある。「こりゃ昨日寝てる時に布団ひっぺがして寝ちまったかな？」
◆いつものリズムでトイレに入り、便器に腰掛け、いつものように排便。やはり弱下痢便症状だ。
◆ウォシュレットを使い洗浄を終え、立ち上がってふと便器を振り返ると、そこには驚愕の光景が展開されていた。

　真っ白な便器に広がる赤ワインをぶちまけたような鮮やかな色彩・・・・

　「き、きたかっ！！」　もーにんぐ・ふれっしゅ・げ・け・つ　　だぜ。

◆だいたい、これまでの人生で「100人中数人」なんてものに遭遇したことはない。しかもフィジカル面においてはいわずもがなだったので、その経験を生まれて初めてここですることになるとは・・・・

◆早速、出社してすぐに検査した病院の内視鏡科に電話。
　（看護婦）　どうしましたぁ？
　（馬券神）　ち、ち、ち、血がぁ、血が出たぁぁぁぁぁ
　（看護婦）　お、落ち着いて下さい。ゆっくり落ち着いて症状を説明して下さい。
　（馬券神）　これが落ち着いていられるかよぉ。血だよ。血だぜ。血だってばさ。検査したら血が出たぁ
　（看護婦）　診察券番号をお願いします。
　（馬券神）　＄％＆＃％＆＄＃
　（看護婦）　ポリープを切除したので、傷口が塞がっていないと出血する場合もあるんですよねえ。
　（馬券神）　んなこと言ったって、アンタさあ。だいたい男ってのは女と違って自分の体の中から血が出てくる
　　　　　　のに慣れてないのさ。カットバン貼るとかできないの？
　（看護婦）　めまいやフラフラする感じはありますか？
　（馬券神）　なんも。
　（看護婦）　腹が痛んだりしますか？
　（馬券神）　なんも。
　（看護婦）　では、もう少し様子をみて下さい。今申し上げた症状が出るようなことがあれば、予約なしでも
　　　　　　外来に来て下さい。
　（馬券神）　そんなぁぁぁぁ、冷てえじゃんかよ。血ぃなんともなんねえのけ？パンツに垂れたらどうすんの？
　（看護婦）　どうにもなりません。血がついても目立たない色のパンツを穿いて下さい。
　（馬券神）　白ブリーフはダメ？
　（看護婦）　当たり前っしょ。（笑）
　（馬券神）　ナイロンぱんていは？
　（看護婦）　股間が蒸れてかゆくなります。（笑）（笑）
　（馬券神）　ノーパンなら？
　（看護婦）　ズボンの裾から血がしたたってもいいのならお好きにどうぞ。（怒！）
　　　　　　　今日は、消化のいいものを食べるようにして下さい。刺激物や繊維質のものは厳禁です。
　（馬券神）　ってことはコーヒーもアウト？
　（看護婦）　ブラックは止めておいた方がいいですね。（笑）
　（馬券神）　タバスコも？
　（看護婦）　多量だとお尻に衝撃きますよね。（笑）（笑）
　（馬券神）　着古しの服を「米兵」に売るのも？
　（看護婦）　それは、「繊維を質に入れる」でしょ。（怒！）

　とかいうアホなやり取りはなく、予想通り１日経過をみて明日も「下血」が続くようなら外来に行く、ということで決着。やはり１日様子見か。

◆ということで、人生初の「体から血が出てくる不思議」は一旦ブレイク。明朝どうなることやら・・・・