フリーダム/ Pale Blue Eyes

2013-03-17 14:52:54 | Weblog

                      
                           2011

 アメリカの中年夫婦とその家族を描く。
苦学を重ね、大学時代に出会い結婚した妻を愛する夫。大学時代からの友人でアウトローなミュージシャン。子供が大学へ進み、親の手を離れる頃から、家族がきしみ、壊れ始める。
欝になって行く妻と、親友であるミュージシャンとの間に何かあったのではないか、、。
 社会の勝ち組であろうとする息子に失望しながら、自らは小鳥の保護団体に転職し、保護区を作るために住民から土地を収奪しなければならない、という矛盾。
 妻との不仲が深まる中、部下のインド系女性に激しく惹かれていく、、。
「フリーダム、自由を!」の筈が営利目的にすり代わり、自己の保全に汲々とする「不自由な」日々。 

アメリカにある自由と不自由さ、明るく振舞うアメリカ人家族の内に抱える深い心の闇は、今や日本のものでもあるのでは、、。
 800ページ近い厚さと登場人物の名前に混乱して前の方を読み返したり、後半少々息切れ気味になりながら読み終えたのでした。

 妻と親友の不倫、息子の恋人、などを読みながら、久しぶりに思い出したのがこの歌(ほぼ忘れていました。シェリル・クロウ&エミルー・ハリスも歌っていますね)。そうだ、息子の恋人は、「アメリカン・グラフィティー」のあの女性が頭に浮かんで、、。
                                                 
        Pale Blue Eyes

     Sometimes I feel so happy
     Sometimes I feel so sad
              Sometimes I feel so happy    
            But,
mostly you just made me mad
              Baby,you juat made me mad
     Linger on,your pale blue eyes

     Linger on,your pale blue eyes

     It was good what we did yesterday
     And I'd do it once again
     The fact that you are married                  君が結婚していることは
     Only proves, you're my best freiend      君が僕の親友だと証明するだけ
      But it's truly,truly a sin               でもそれは本当に本当に、罪なんだ

      Linger on,linger on
     Linger on,linger on