2011
アメリカの中年夫婦とその家族を描く。
苦学を重ね、大学時代に出会い結婚した妻を愛する夫。大学時代からの友人でアウトローなミュージシャン。子供が大学へ進み、親の手を離れる頃から、家族がきしみ、壊れ始める。
欝になって行く妻と、親友であるミュージシャンとの間に何かあったのではないか、、。
社会の勝ち組であろうとする息子に失望しながら、自らは小鳥の保護団体に転職し、保護区を作るために住民から土地を収奪しなければならない、という矛盾。
妻との不仲が深まる中、部下のインド系女性に激しく惹かれていく、、。
「フリーダム、自由を!」の筈が営利目的にすり代わり、自己の保全に汲々とする「不自由な」日々。
アメリカにある自由と不自由さ、明るく振舞うアメリカ人家族の内に抱える深い心の闇は、今や日本のものでもあるのでは、、。
800ページ近い厚さと登場人物の名前に混乱して前の方を読み返したり、後半少々息切れ気味になりながら読み終えたのでした。
妻と親友の不倫、息子の恋人、などを読みながら、久しぶりに思い出したのがこの歌(ほぼ忘れていました。シェリル・クロウ&エミルー・ハリスも歌っていますね)。そうだ、息子の恋人は、「アメリカン・グラフィティー」のあの女性が頭に浮かんで、、。
Pale Blue Eyes
Sometimes I feel so happy
Sometimes I feel so sad
Sometimes I feel so happy
But,mostly you just made me mad
Baby,you juat made me mad
Linger on,your pale blue eyes
Linger on,your pale blue eyes
It was good what we did yesterday
And I'd do it once again
The fact that you are married 君が結婚していることは
Only proves, you're my best freiend 君が僕の親友だと証明するだけ
But it's truly,truly a sin でもそれは本当に本当に、罪なんだ
Linger on,linger on
Linger on,linger on