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 Ashe店長のテニスショップ業務連絡

  四国の片田舎にあるテニススクール&ショップの宣伝日誌です。
  現在はX(旧Twitter)メインで更新中。

全日本選手権、せっかく地上波で放送したのに(怒)

2014年11月10日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

土曜の女子、日曜の男子と全日本選手権のシングルス決勝がTVで録画ですが放送されました。
録画と言っても深夜ではなく、日中だったので仕事をしながら観戦したのですが、残念なのは一部の関係者やテニス専門メディアが放送前、或いは放送中にFacebook等で結果を発表していたことです。

めったにない地上波で全国に試合が流れるというのに、視聴者を減らすようなことを、一般の人ならともかく業界関係者がするのは私には理解できません。
放送が終わった後で公表しても決して遅くないと思うのですが。

折角錦織選手の活躍やベイビーステップの効果で関心が高まっているのに、楽しみにしていたファンを無視して自分達のことしか関係者が考えていないとしたら、日本のテニス業界全体が盛り上がることは難しいのではないでしょうか。
実に勿体無いです。

まあ半分はそれらを試合前に見てしまった私の個人的な怒りなのですが。
そういうのを試合前に見てしまった私が悪いということですかねえ。
せめて最初に「ネタバレ注意」と書いておいて欲しかった(笑)。


練習するよりも大事なこと。

2014年09月19日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

いろいろな事情で張り替えのラケットを自分で持って来られないお
客様がいらっしゃいます。
特に学生さんで部活の練習や塾などで都
合が悪く、親御さんや同級生などに頼んで持って行ってもらうようなことが多いようです。
中には一度も持ち主と会ったこともないま
ま、張替えをしているラケットもあります。

例えばスクールの生徒さんならコーチが預かるのでその人に合ったストリングやテンションを選んでくれますし、生徒さんの要望も聞いているので問題ないのですが、テニスやストリングの知識がない人に預けた場合は、持ち主がどのようなプレイをするのか、またどういう張りがいいのかこちらもわかりません。

中には「これはスト
リングや張り方を変えた方がいいと思うんだけどなあ」という場合もあるのですが、本人と話せないのでそれも直接伝えることが出来ませんし、預かった人に伝えてもなかなか理解してもらえなかったりします。

何度も張替えに来ている人がどうしても持って行けなくて他の人に頼むという場合ならともかく、自分の使う道具なのですから、出来る限り自分で持ってきて、どういうストリングをどういう風に張って欲しいのかをきちんと伝えないと、自分の思うようなプレーもできないのではないでしょうか。

もし預けた人が何らかのトラ
ブルでラケットを痛めたり無くしたりするような場合や、頼んでいた張り方を間違えて伝えるような場合があったとしても、責任は預けた自分にあるのですから、文句は言えないでしょう。

持って来られない理由があるのはわかりますが、それくらいは人に任せず自分でやろうよ、というのが私の意見です。
最低でも頼むの
は自分の身内か親しい友人まででしょう。
ましてや部活の先輩が後
輩に持って行かせる、取りに行かせるというようなことがもしあるとしたら、そういうのはやめましょう。

月に1~2回店まで張替え
に出して受け取りに行く時間がもったいないと言って、人に預けて練習をしたところでテニスの上達には影響ありません。
それより自
分でラケットを持ってきてストリンガーに希望をきちんと自分で話して、納得できるようなストリングを張ってもらうことの方がずっと大切です。

指導者の方にもその辺りの配慮をぜひお願いしたいです。
たとえそ
の間練習を休むことになっても
「自分の道具は自分で責任をもって
管理する」
「自分の使う道具の知識を増やす」
「自分の希望を店の人に自分の言葉で正確に伝える」
といったことを覚え
る方が、その選手のテニスによい影響を与えますし、将来社会人となった時にも必ず役に立つと私は思います。 


「初心者向け」商品って何だ?

2014年07月21日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

「テニスを始めるので、初心者向けのラケットとシューズが欲しい」というお客様がいらっしゃいました。
確かに多くのテニスショップでは「初心者向け」と呼ばれるラケットやシューズを販売していますし、メーカーさんもそういう商品をカタログに載せています。

ここでいう「初心者向け」と呼ばれる商品とは、主に
1.テニス経験がなくても使いやすい、
2.価格がお手頃
という意味です。

従って一般的に発売されている「初心者モデル」はラケットにしてもシューズにしても平均よりやや軽く、余分な機能をつけなかったり、最先端の素材などを使わなかったりすることで、価格も買いやすく設定されています。

しかし、「使いやすさ」は人それぞれによって違います。
軽ければいいというものでもなければ、他のスポーツの経験があったりすれば重くてもしっかり振れるラケットや、激しい動きでもしっかり足を守る頑丈なシューズの方が良いという場合もあるでしょう。

また最初に安いモデルを買って、結局気に入らずにもっといいラケットに買い換えることになるなら、最初から高くても競技用のモデルにしておいた方がいいかもしれません。

そう考えると、「初心者向け」と言われる商品はどちらかといえば買う側よりも売る側が「売りやすい」もののような気がします。

もちろん「初心者向けモデル」は基本的に多くの人が使いやすいスペックですので、例えば学生さんが部活でテニスを始める際にお金をあまりかけられないという場合や、「どういうラケットやシューズがいいのか全くわからない」というような場合なら、それらを買っておけば無難だと言えるかもしれません。

当店でも一部そういう商品を置いてはいますが、初心者だからといってそれを無理にお勧めすることはありません。
お客様の体格を見たりご希望を聞いたりして、その人に合った商品を一緒にお探ししています。
もちろん結果的に初心者向けモデルが一番合っていると判断した場合にはそれをお勧めしています。 

初めてラケットを購入する方は、できればその前に色々な人からラケットを借りて、実際にボールを打ってみて下さい。
知り合いがいなければ、ショップの試打ラケットを使うのもいいでしょう。
それで「使いやすい」と感じたラケットの重さとフェイスサイズを大体でいいので覚えておいて下さい。
それらの情報はラケットにも表示されていますし、持ち主に聞けばおそらく教えてもらえるはずです。

それである程度自分に合った重さとサイズの傾向がわかってくると思いますので、ショップに行ってそれを基準にラケットを絞り込み、その中からデザインや価格などの好みで選べばいいと思います。
わからないことがあれば、専門店なら店員さんに聞けばいろいろ情報を得ることができるはずです。

今回のお客様もそういった旨の説明をすると
「ラケットがこんなにたくさん種類があるとは思いませんでした。いろいろ使って検討してみます」
とおっしゃってお帰りになりました。

「今すぐ欲しい」と考えていらっしゃったとすれば、私がさっさと初心者向けモデルを売った方が結果としてはよかったのかもしれません。
しかしそれが合わずにすぐに買い替えることになるかもしれないのであれば、やはりじっくり検討されて、納得された上でお買上げいただいた方が私はいいと考えています。

このあたりは悩むところです。
そもそも「初心者は知識がないのだから検討するも納得するもそれ自体がわからない。だったら店が初心者向けを売った方がいい」という意見も間違っていないと思いますし、検討された結果、他の店や通販でラケットを購入されれば、そういう接客は売上にもつながらないかもしれません。

売り方に正解もマニュアルもないとすれば、お客様のニーズに合った対応をするのがプロの腕の見せどころなのですが…。
まあ最終的には私自身は正解かどうかは別にして、このやり方を続けるのが性に合っているとは思っています(笑)。

※2021/10/30追記
初心者向けラケットについてわかりやすく解説した記事がありましたので、参考資料としてリンクしておきます。
「【テニスギア講座】外観は同じような競技用と入門用のラケット、あんなに価格差がある理由は?」
(THE DIGEST)


あなたのラケット、汚れてませんか?

2014年04月14日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

春休み中、学生さんのラケットを預かることが多かったのですが、その際に気になったことが一つあります。

それは彼らのラケットの多くがものすごく汚れているということです。
学校のコートで練習することが多いでしょうから、土ほこりや、雨の日なら泥もつくでしょう。
練習量も多いでしょうから、必然的に汚れるのもよくわかります。

だとしても、汚れてもそのまま放ったらかしというのは、そのプレーヤーの道具に対する考え方が出ているように思います。
道具を大事にできないようでは、一つ一つのプレイも大事にできないのではないでしょうか。

フレームに汚れがついているということは打つ時にそこがコートに接触しているということです。
バンパーグロメットがめくれ上がっているラケットも同様です。

フットワークがしっかりしていて良い打点で打っていれば、ラケットで地面を擦るようなことはほとんどありません。
つまり上手い選手ほどラケットも傷まない、汚さないということも知っておいてほしいと思います。

またオーバーグリップ(グリップテープ)が汚れてボロボロになったラケットもよく見かけます。
グリップは素肌と直接接触するのですから、オーバーグリップはいわば下着と同じ。
それほど高いものでもないのですから小まめに交換した方がラケットもしっかり握れて良いプレイにつながると思うのですが、どうでしょう?。

そういうちょっとしたところにそのプレーヤーのテニスに対する取り組み方が現れているように思います。

当店では張替えでお預かりしたラケットは掃除をして汚れをきれいにとってから張り替えています。
その際にはヒビや傷、グロメットの破損等もチェックしますので、どのラケットがどれくらい汚れているか、傷んでいるかはよくわかります。

自分の体の一部といってもいい道具ですから、テニスがうまくなりたい学生さんはちょっとでいいのでそういったことも考えてみて欲しいです。


ラケットが2本あれば安心です。

2014年04月12日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

今日も午後から当日の張り替えが3本、いずれも学生さんです。

大会前で練習も増えてきているのでしょうが、急ぎの張替えはおそらく1本しかラケットを持っていないのではないかと思います。

急ぎの張り替えが重なるとこちらも対応に限界があるので、ご希望に添えない場合も出てきます。
おそらく練習が終わって次の日の練習(或いは試合)に間に合わせたいということで急ぎになるのでしょう。
こちらもなるべくご要望にはお応えしますが、できればなるべく余裕をもって早めに張替えに出していただければ有難いです。

さらに言えば、毎日練習する中高生のテニス部員の方なら3年(6年)を1本のラケットでやり過ごすのはおそらく難しいでしょう。
できれば2本ラケットを持っておいた方がいいと思います。
2本あれば1本ストリングが切れて張替えに出しても予備がありますし、試合中にストリングが切れても大丈夫です。

理想は同じラケットを2本揃えることですが、無理なら1本は中古でも先輩のお下がりでも構いません(ある程度重さやフェイスサイズは近い方がよいです)。

スペアがあるだけで安心感が違いますので、1本で苦労している人はぜひご検討下さい。
なるべく安く手に入れたいという方はご相談にのりますよ!。


ラケットを見ると上手い下手がわかる

2013年04月25日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

張替えでお預かりしたラケットの中にずいぶん汚れているもの、或いは傷んでいるものがたまにあります。
特にジュニアや高校生に多い。

もちろん熱心に練習するとそれだけラケットを使うから痛みも早い。
また雨の日に使えば泥もつくし、特に学校の土のコートで毎日練習すれば土ぼこりもかぶるでしょう。

そうだとしても、「どうやって使ったらこんなになるんかいな」というような傷が入っているもの、また泥や汚れのつきっぱなしのものもあります。
自分のラケットですから、よごれれば掃除もしてほしいし、無駄に傷つけてほしくないものです。

プレーの上手い人は殆どの場合、ラケットで無駄に地面を擦ったり、叩きつけたりしないので、当然ラケットもきれいなままです(たまに自分のプレーに腹をたててラケットを叩き折るようなプロもいますが、良い子は真似しないように!)。

上手い人ほどラケットはキレイなのです。

またフレームに余計な傷をつければそれだけラケットも劣化し、ストリングを張り替えてもボールが飛ばなくなったり、衝撃や振動を吸収しなくなるので手首や肘の負担も大きくなります。
最悪フレームにひびが入ったり、折れたりすれば使えなくなります。
不可抗力で傷つく場合はしかたありませんが、なるべく余計な傷などつけないよう、大切に扱って下さい。

ラケットに限らず、道具を大切にしない人で強くなった人などいません。

「じゃあラケットを叩き折るプロはどうなんだよ」と言われれば、彼らがそうするのは大抵自分のプレーがまずい時です。
つまり良いプレーをしていれば彼らもラケットを叩き折るような真似をしないのです。

もっといえば試合中そういう態度を見せる選手は、精神的に波がなくなり、いつも冷静にいれるようになればもっと強くなる可能性があるということです。

あのフェデラーさえ若い時は感情のコントロールができずにプレーが乱れ、試合中に冒険を吐いたりラケットを投げつけたりしていました。
しかし彼が強くなり王者と呼ばれるようになった頃には、そういう態度はすっかり影を潜め、いつも紳士的にふるまい、誰よりも冷静なプレーをするようになったのです。

参考:「フェデラー「10代の頃はクレイジーで感情的だった」、問題児の過去を振り返る」(THE TENNIS DAILY)

なので私は「強い人ほど道具を大事にする」という意見を信じていますし、「道具を大事しなくても強いプレーヤーはいる」という意見には賛同しません。
そういう選手は「強くなる可能性がまだまだあるのに、それを自分で放棄している」というのが私の考えです。

ラケットを大切に扱わない人は大事な場面で道具に裏切られるでしょう。

当店では張替えでお預かりしたラケットはホコリや泥を落とし、特殊な溶剤で水では落ちない塗装汚れや接着剤等を拭き取り、バンバーグロメットにつまった砂もできる限り取り除いて、なるべく綺麗な状態にしてお返しします。

あとよくあるのはオーバーグリップ(グリップテープ)が真っ黒のままのラケット!。

グリップは素手で握るのですから、オーバーグリップはいわば下着と同じようなものです。
あなたは何日も同じパンツを真っ黒に汚れたままではいていますか?。

グリップが汚れると「気持ち悪いなあ」という感覚になってほしいものです。
1本2~300円なのですから、汚れたらこまめに交換した方が快適にプレーできますよ!。


自分に合ったグリップサイズを選ぼう!

2012年12月30日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

先日から当店ではなぜかグリップ3(以下G3と略す)のラケットばかりが売れています。
今日も売れて、これで予約を含め4本連続…。

元々日本ではG1、2、3が一般的で、メーカーもG4以上を販売することはあまりありません。

数字が大きくなるとグリップは太くなります。
手の小さい女性やジュニアは1(ジュニア用には0もあります)か2、男性は2か3を選ぶことが多いので、基本2が一番多く売れますし、在庫も多くしています。

またグリップの上にオーバーグリップ(グリップテープ)を巻くことが多いので、少し太くなることを見越して2を買う男性も多いようです。
実際に使って少し細いかなと思えばオーバーグリップを厚めに、或いは2枚重ねで巻いて太くすることはできても、太いグリップを小さくするのは特殊な加工が必要ですので、そのあたりを考えて、少し細めでも2を購入するというパターンもあります。

現在ではグリップを厚く握ってトップスピンをかけるストロークが全盛ですので、しっかり握るためにはある程度グリップは太い方が力は入りやすい。
よく子供の頃にバットの両端を握って力比べをしたら太い方が強いという理屈と同じです。
だから高校生などはオーバーグリップを何重にも巻いて太くしているのをよく見かけます。

ところがオーバーグリップを重ね巻きすると、グリップの角が丸くなりすぎて、グリップチェンジする時に、握りたい面を握るのが難しくなります。
それならば最初から太いサイズを購入し、オーバーグリップを少なくしたほうが良いと思います。

またグリップが細いと握った時に余計な隙間ができるので、インパクト時に握った手の中でグリップが動いてしまい、面が安定しません。
それらの理由で、グリップサイズが大きい方がいいはずなのに「みんなが使っているから」、「店に2しかなかったから」といった理由で2を使っている人もいるように思います。

中には「サイズがあるのも知らなかった」という人もいます。
特にテニスに詳しくないお店や通販で買うとそういうことも知らずに買ってしまう場合があるようです。

では自分にあったグリップの太さはどうやって知ればいいかというと、ある程度は自分のフィーリングで構いませんが、自然に握って、自分の人差し指一本分位余る程度が目安になります。
しっかり握りたいストローカーは太めの方が力が入りやすいですし、ネットでボレーすることが多い人は少し細めの方がグリップチェンジがしやすい、といった傾向があります。
そのあたりはご相談いただければアドバイスいたします。
ちなみに私も手が大きい方ではありませんが、3を愛用しています。

またメーカーによってグリップの形状が違うので、同じグリップサイズの表示でも太さが微妙に違っています。
例えばいつも2を使っている人でも、違うメーカーのラケットを買う際には、改めて太さを確認してから購入されることをお勧めします。


気になる観戦マナー

2011年10月08日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

毎年楽天OPENを観戦に行って、いつも思うこと。
日本人の観戦マナーは基本的にはよいと思われますが、2つだけ困ったというか、やめて欲しいことがあります。

一つは乳幼児を観戦に連れてくることです。

テニスがよくわからない子供にとって、スタジアムに長時間座っていることは退屈以外の何者でもありません。
だから試合中に大声で騒ぐこともあれば、泣き出す赤ちゃんもいます。

しかし子供を責めることはできません。連れてきた親が悪いのですから。
中には誰にも子供を預けられなくて、やむなく連れてくる親御さんもいらっしゃるでしょう。

私としてはそういう方は子供が自分の意志で観戦できるか、連れていかなくても大丈夫な年頃に成長するまでは我慢して欲しいと思いますが、どうしても観戦したいのなら、席は指定できるのですから、せめて出入り口に近い席を確保して、何かあれば子供を連れてすぐに外へ出られるようにしておくくらいの配慮はして欲しいと思います。
それがプレーしている選手や他の観戦者にできるだけ迷惑をかけない、最低限のマナーではないでしょうか。

もう一つは練習や試合後の選手に大人が子供を押しのけてサインを貰おうとする行為です。

有名選手になるとベンチの後ろにサインを欲しがる方が殺到するシーンはTV中継でもたまに見られますが、突き飛ばされたり押されたりする人も多く、かなり危険です。
子供のためにもらおうとする親御さんも中にはいるでしょうが、子供を押しのけ、サイン帳やサインボールを突き出す姿はかなり残念です。
大人があのような行為をするのは日本くらいしかないと聞いたこともありますし、かつてマッケンローなどは「子供だけ!」と大人をたしなめていたこともあるそうです。

大人が遠慮すればそれだけサインを貰える子供が増えます。
貰えた子供はますますその選手が、ひいてはテニスが好きになり、それが日本のテニス人気を支えることにつながってくると思います。
周りに人がいなくて大人にもサインをしてもらえる余裕がある時ならともかく、子供の希望を潰すようなマネを大人は控えて欲しいと思います。

これらの状況は私が観戦しているここ数年はあまり変わっていません。


ラケットを選ぶのは誰?

2011年05月21日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

最近スクールに入ったジュニアとお母さんがラケットを買いにご来店。
いろいろ試打したりしてからでも遅くないと言いましたが、子どもがどうしてもすぐ欲しいらしく、「これがいい」と本人が決めたラケットを購入されました。

当店ではジュニアがラケットを購入する場合、保護者の方には「出来る限り本人が使いたいというものにさせてあげて下さい」とお勧めしています。

親やコーチが“買わせる”と、本人が嫌になった時にそれを言い訳にしてしまうことが多いためです。
自分が決めたラケットなら本人も納得して使用しますし、親御さんも「最後まで責任を持って使いなさい」と言いやすい。
よほど重さや大きさが本人にあってない場合は別ですが、それ以外ならどんなラケットでもまず使えないということもありません。
自分の希望をはっきり表現できることも大切ですからね。


テニスのプレーはその人を映す鏡

2011年05月20日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

この仕事をやっていると、どうしてもいろいろなテニスプレーヤーの評判を耳にします。
その中には事実もあれば単なる噂、あるいは必要以上の脚色等もあり、全てを鵜呑みにすることは出来ません。
それでもそこから見えてくるものもあります。

一番思うのは、どのスポーツでもそうですが「競技の成績が良い」こと「スキルが優れていること」に絶対的な価値があるという考えの人が意外と多いということ、そしてその考えが多くのトラブルの元になっているということです。

勝利至上主義を否定している訳ではありませんが、勝利が絶対的な価値であるプロスポーツの世界でさえ、競技の結果とプレーヤーの人間性の評価が完全に一致するということはありえません。

テニスは特に、試合中のプレーヤーの立ち居振る舞いに人間性が色濃く現れるスポーツです。
ギリギリまで諦めない人、ピンチになるとすぐに試合を投げ出す人、一つのミスジャッジで崩れる人…。
結果以上に、プレーそのものにその人の性格が色濃く滲み出てきます。
周囲の人はプレーを通してその人の人間性にいつも触れている訳です。

だからいつも優勝するが「あの人とは試合をやりたくない、ペアを組みたくない」と言われる人と勝てなくても「あの人とはまたやりたい、ペアを組みたい」と言われる人、どちらになりたいかといえば、今の私なら後者を選ぶでしょう。
私がプロのテニスプレーヤーなら前者を選ぶかもしれません。
もちろんいつも勝ってさらに「あの人と一緒にテニスがしたい」と言われるようになるのが一番なのでしょうが…。

テニスの試合に限らず、人生の全ての場面において「苦しい時」、「負けた時」の振る舞いにこそ、その人の本性が現れるのだと思います。
大会に出れば1人以外は全員が敗者です。「グッドルーザー」になれるか、そこにその人の器量の大きさが試されている。
願わくばプレーの根底に相手に対する敬意が、強さの中に人に対する優しさがあるプレーヤーになっていただきたいし、私もそれを目指すべく、日々精進したいと思います。

これってやっぱり、「負け犬の遠吠え」ですかねえ…。

今日ちょっとあまり良くない噂をいくつか耳にしたことと、先日お亡くなりになった児玉清さんが「負けるのは美しく」をモットーにされていたのを思い出して、長めの独り言をつぶやいてみました。


ジュニアの指導

2011年05月05日 | ひとりごと

(Twitterより転載)

HEAD REBELS CHALLENGE 3PLUS&アッシュ 今治ジュニアテニス大会、盛況の内に無事終了いたしました。
参加いただきました皆様、ありがとうございました。

久しぶりにジュニア大会を開催して思うのは、選手はもちろんですが、指導者、保護者の皆さんの力の入れようが以前に比べて格段に上がっている様に思います。
それだけテニスに対するご理解も深まっているということで、大変ありがたいと思います。

ただ指導者、保護者の中には力を入れすぎるあまり、度を過ぎた指導、選手を萎縮させるような言動を取られる方が一部で見受けられました。
まだ精神的にも体力的にも未熟なジュニアの指導にはデリケートな部分も沢山あります。
選手がテニスを嫌いにならないような指導をお願いしたいものです。