Ashe店長のテニスショップ業務連絡

  四国の片田舎にあるテニススクール&ショップの宣伝日誌です。
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テニスボールの価格

2012年10月23日 | 業界裏話

(Twitterより転載)

ブリヂストンXT8、増量キャンペーン中!。
いまXT8を1ケース(通常30缶・60球)購入すると、3缶プラスの33缶入になってます。
在庫なくなり次第終了となります。

とはいいうものの、テニスボールは箱買いするなら圧倒的に通販の価格が安くなっています。
中にはウチの仕入れ値並の販売価格のところもあります。

そんな所と価格競争しても利益が全く無いので、正直諦めてます。
どうしたらあんな価格になるのか、不思議です…。
いろいろからくりはあるらしいのですが、メーカーさんもどうしようもないらしく、事実上野放し状態です。
しかし我々“正規ルート”でメーカーから仕入れている店ではそこまで価格を下げられません。

これを解消する方法は2つ、一つは安売りできないようにメーカーが何らかの対応をすることですが、これは下手すると公取の取締対象になるでしょうから、実際は難しい。

もう一つはいわゆる「通販価格」でも利益が出るように卸値を下げてもらうことですが、これもメーカーの利益が減るということですから、現実問題としては無理でしょう。
結局現状は変わらずということになります。

当店も正直大口のボール購入者に対しては通販での購入を奨めています。
すぐ欲しいとか、高くても馴染みの店で買いたいとか、通販の手続きが面倒くさいという人だけ買っていただければいいかな、という感じです。
中身が同じであれだけ価格差があれば、ウチで買った後でそれを知ったお客さんは「ボッタくられた」と思われても仕方ありません。
そうなるくらいなら「ウチではこれ以上安く出来ませんが、もっと安いところがありまっせ」と正直に情報を提供する方が喜ばれるでしょう。

アホみたいな話ですが、テニスボールに関しては残念ながらそんな状況がまかり通っているのが現実です。
単に「お前の企業努力が足りないだけだ」と言われればそれまでですし、これ以上愚痴を言っても仕方ないのでこのくらいにしておきます。
他の業界でもそんな例があるのでしょうかね?。