(Twitterより転載)
テニスの全仏オープン第10日は2日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス準々決勝で第5シードの錦織圭(25=日清食品)は第14シードで地元フランスののジョーウィルフリード・ツォンガ(30)にフルセットの末、1―6、4―6、6―4、6―3、3―6で敗れ、日本男子として1933年の佐藤次郎以来82年ぶりの4強入りはならなかった。
(スポニチアネックス)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/06/02/kiji/K20150602010467090.html
2セットダウンからよくぞ巻き返した、と言いたいところでしたが、あそこまでいけば勝って欲しかった、いや勝てた試合でした。
最終セット1-2からのサービスを40-15からブレークされた、あのゲームだけ集中を欠いてしまいました。
もちろん本人が一番悔しいでしょうが…。
最初の2セットもそうでしたが、TOPの4人(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレー)は試合の流れが相手にあって苦しい時でもサービスゲームをしっかりキープし反撃のチャンスがくるまで辛抱してついていくことができます。
錦織は今シーズンからサービスの威力が格段に上がったとはいえ、その「辛抱してキープ」する力がまだ彼らに及ばない。
そこが明確なTOP4との差であり、そこを克服しないとGSタイトルは難しいのではないかという印象を残した試合でした。
そういう意味では今回の敗戦もある意味実力であり、「相手がよかった」ではなく「まだレベルアップの余地がある」というふうに捕らえた方が良いと思います。
最終セットのツォンガの戦い方がまさに「サービスキープを続け流れが来るのを待つ」というテニスでした。
2セットUPから追いつかれ苦しい中でも集中して1stを入れブレークを許さず、逆に錦織が自滅気味に与えてくれたチャンスで勝負をかけブレーク。
そこからまたキープを続けセットを奪いました。
もちろん強力なサービスがあるからこそですが、これが「王道のテニス」であり、その意味では彼が勝利に値するプレーを最後までやったということでしょう。
錦織がGSタイトルを獲るためにはその「安定したサービスキープ力」が最大の課題だと思います。
今回は上位進出の大チャンスでしたが、シードを守って最低限の仕事はできましたし、昨年より大幅にポイントも加えたのですから一歩前進というべきでしょう。
期待が大きい分どうしても厳しい見方になりますが、次回のウィンブルドン、USオープンでもうワンランクアップの結果を見たいものです。
(Twitterより転載)
1ヶ月前にナチュラルガットを張った人がご来店、見ればフレーム下側の角で切れています。
事情をうかがうと「車のトランクに入れっぱなしにしていた」とのこと。
連日の好天でトランク内の温度がかなり上がったと予想され、張上げテンションも高かったためにおそらくガットが耐えきれなくなったのでしょう。
高温はガット(ストリング)はもちろん、フレームにも悪影響を及ぼします。
変形などのおそれもあるので、必ず車から出して安定した温度の室内で保管することをオススメします。