「上杉海斗&松井俊英が2連覇達成!「僕の持論なんですけど…」松井が語った出場する価値とは?【全日本テニス選手権】」(Tennis.jp)
私も彼の主張に同意します。
簡単に言えば、「全日本で勝てないのに、あるいは全日本から逃げているのに、世界で活躍などできるのか」ということです。
錦織や大坂のように全日本に出るまでもない世界レベルの実力がある者、ジュニア時代から海外を拠点に世界のツアーシステムの中で活動してきた者ならともかく、日本国内で活躍してきたなら、まず「日本一にならないと世界に出る資格などない」くらいのプライドはもってもらいたいし、まだ全日本を獲っていないなら世界を回っていてもその大会には帰ってきてタイトルを狙ってほしいと思います。
大会そのものに魅力がないという指摘もあるようですし、今の全日本選手権にも問題はあるでしょうが、シングルスの優勝賞金(400万円)はチャレンジャー(最高200万円程度)より高額ですから、西岡らATPを主戦場にツアー回っている選手以外にとっては待遇が悪いとも思えません。
先日引退した斉藤貴史プロも同様の発言をされています。
海外の下部ツアーを回り続けるのはもちろん厳しいでしょうし、そこで戦っている選手個々にも事情や言い分があると思います。
とはいえ、そこから抜け出せず、そのレベルで勝った負けたと一喜一憂している前にまず全日本を獲る。
少なくともそこに挑み続ける気概くらいはプロとして持ち合わせていてほしいと願います。