著名な俳人、夏井いつき先生のNHKラジオ第2の講座。
消え行く季語を、消え行かないように駆使する使命があると感じ、
果敢にも挑戦する気持ちで書き進められたと言う。
『絶滅寸前季語辞典』と『続・絶滅寸前季語辞典』の書籍を参考に。
前回は、春。
あぶらまじ(南風のこと)
いとこに
かめなく
しゅうせん
じゃこうれんりそう(スイートピーの事)
ふきのしゅうとめ
ふきのしゅうとめにたおれてふきのじ。
今回は、夏。
季語、竜天に昇る。
いろんな竜が、50句ぐらいの句が止まらなく出来た。(夏井先生)
竜に何かを感じた。
26の句がある。
データ取るのすごいですね。(笑)
月は今 濡れたる竜の 匂いせり(夏井先生作)
その他は、
くずもちの句。
くずもちの 竜の目玉の 味したり。(夏井先生作)
瞬間力がすごい!(アナ感想)
俳句は、五感でキャッチする、作るもの。 アンテナを張る。
りゅうてんにのぼった 鉛筆が折れた。(夏井先生作)
蚊帳。
ありそうではダメ、あるあるでないといけない。
類層、類句は打破すべき。
あるある感のリアリティーは絶対に必要。
蚊帳は、今時の人は知らないだろう。
五音分が新しければ、自分の句だ!
オリジナリティーが手に入る。
俳句の歴史は、深い。
三分の二は、ケーキのスポンジみないなもの。
五音分のオリジナリティーが大事。
夏は、項目で70を越えている程、多い。
いろんな季語がある。
いかに涼しく暮らすか。
甘酒屋。
甘酒屋にでもなりたき社長かな。(夏井先生作)
ベンチャー企業の社長になったような気分、なのだ。
言葉がなくなることは、時代の記憶がなくなる。
菖蒲(あやめ)の枕。(菖蒲を枕の下に敷いて寝る事)
あやめ 菖蒲。
思い込みも必要なのだね(asayan)
浮いてこい。(?)
知らない人はいないだろう。
浮き人形。
あっぱっぱ。
初めて合ったときは、なんじゃこら と思った。(夏井先生)
ネーミングのセンスにうなる。
この言葉は、若い人はたぶん分からないだろう。
誰がつけたんだろう、と思って・・・。
男滝女滝(おだきめだき)
おだきらしからぬが めだき
男滝と女滝を関連させて、これで 一丁上がり。
香取線香。
消防団詰め所の香取線香ぞ (夏井先生作)
商品では買われないのか?
消防団詰め所のような場所で、お使いになったらどうですか? と思いで作句。
ぞ、が聞いている。(アナ感想)
消防団詰め所こそ、蚊取り線香を置いて欲しい。(アナ感想)
ステテコ。
10年後、ステテコはお洒落着として流行していた。
注意深く見ると、時代の移り変わりが見える。
金魚玉。
金魚玉 みがく 青空入れるため (夏井先生作)
いい句だ(夏井先生思わず感想をもらす)
金魚鉢は分かるが、金魚玉は分かるかな?
上記の記事は、自分用のメモ書き。
面白い放送でした。
楽しめました。
次回も聞けたらいいなぁ。