めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

老人と若者の会話?

2015-01-08 13:07:05 | 日記
                            
                    
清冽という言葉がぴったりの青い空。
  剪定し損なったつる薔薇の葉が風に揺れています。
  親方は昨日に引き続いて書道のボランティアに出かけました
  今年も続けるつもりなのでしょうか。
  今年、84歳の羊年
  いつまでやれることでしょう。
  車も、秋に車検です。
  息子が大学生の時に乗っていたスバルの軽、20年以上も頑張ってくれてますが、
  そろそろ、引退の時期かと。
  次の車検で運転をやめて欲しいとお願いしていたのですが・・・
  ボランティアをするには足が必要なので本人も迷っているようです。
  何もかも止めては親方の生きがいがなくなりますし。
  色々と考えさせられます。
  
  新年のお婿さんと親方の会話を思い出しました
  お婿さんと親方、炬燵に入ってお節を頂いていました。
  二人はいつも、ほんわかして良い感じなのです。
  お婿さん、にこにこしながら申しました
  「お義父さん、今年は何から改革していきましょうか?」
  「えっ、改革って何を?」
  親方には飲み込めないようです。
  「ほら、家の中のことでしょう」 って私。
  「そうです。まず、浴室の暖房でしょう、それから冷蔵庫、洗濯機。壊れてからでは
   遅いです。買い換えるまで不便ですし、早めに手を打った方が良いですよ」
  私、思わず笑ってしまいました。
  「私たち同様、みんな古くていつ壊れてもおかしくないわね」
  「そんな、お義母さん」と、慌てるお婿さん
  お婿さん、娘に変わって色々と家の中のことに気を配ってくれています。 
  多分、娘が生前、彼に色々と言っていたのでしょうね。
  浴室の暖房のことは昨年から気に掛けてくれて、色々算段してくれているのですが、
  親方がうんと言いません。
  親方に言わせると、今までこれでやって来たのだからこれで良いのだと。
  とにかく頑固です。
  以前、狭心症を患った私には辛い寒さですが、親方は分かっていないようです。
  ぽっくり逝けばそれで良いと思う私ですが、裸体を人前に晒したくないですね
  「私たちも年で先がないのに、今更、改革したってね」と、親方
  「年だからこそ、これからを快適に過ごさなければ損でしょう」と、私。
  「お義母さんのおっしゃるとおりですよ。お義父さん、やりましょうよ」
  親方、笑っているだけ。
  結局、お話しはそこでチョン、チョン
  
  結婚当初、すぐに価値観の違いに気づきました。
  価値観が同じ夫婦ってそんなにいないと思って暮らしてきました。
  今年で結婚50年、金婚式です。
  よくもまあ、続いた物ですね。


                    真冬のビオラ
  
コメント (5)
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