愛犬みどのシャンプー

2010年05月10日 16時39分59秒 | Weblog
昨日は天気がよかったので愛犬・みどのシャンプーをしました。

まぁ,そうは言いましても,常連さんはご存知の通り
うちのみどは駄犬ですので,シャンプーと言っても
庭で洗うんですけど。

たいてい,みどを洗う時は,義母の
「あさちゃん,今日洗う?」
の掛け声のもと,行われる。
と言うのも,みどはシャンプーされるのが大ッ嫌いなので,
二人がかりでないと,うまくできないからだ。

昨日は絶好のシャンプー日和だった。
みどの散歩から帰ってくると,義母は私に
「あさちゃん,今日洗う?」
と言ってきた。
「何を」という目的語は無くとも,そこは「あうん」の呼吸。
「そーッすね。」
と答え,それぞれ準備に取り掛かる。

シャンプーの時は犬小屋のところが水浸しにならぬよう,
離れた木のところへ繋ぎかえる。
そして,シャンプー前のブラッシング。
毛の抜け変わる時期なので,まぁ,ごっそり抜けること抜けること。
何度も何度もブラッシングした後は,
みどは若干スマートになったのではないかとすら思えた。

みどは前述の通り,シャンプーされるのが大ッ嫌い。
元々,動物愛護センターでもらってきた犬。
つまり,捨て犬だったので,その時に何か水で怖い思いを
したのではないだろうか。
水をかけた途端,ぴょいーんぴょいーんと跳ねまくり大暴れする。

もしかすると,「水」っていうのがいけないんですかねぇ。
もっとお上品な犬を飼ってらっしゃるかたがこれを読んだら
びっくりしてらっしゃるのかもしれない。
やっぱり,お風呂でシャワーから温かいお湯を出して洗ってあげるのが
正統な「犬道」のシャンプー?

いやいや,やはり我が家は「駄犬道」に則ってシャンプーします。
庭のホースから水を出してのシャンプー。
でもさすがにあまりに暴れるので,近頃はじょうろに水を入れて
少しずつ「掛け湯」的に(中味は冷たい水だが)始めると
若干おとなしい。

義母が首輪をむんずと掴みみどを抑え込む。
私は私で,みどがあちこち動き回らぬよう
綱を短めに踏みしめておく。
シャンプーを体にかけ,ゴシゴシとこすってやる。
みどは,ワナワナと震えている。
目もすっかり怯えきっていてキョロキョロと落ち着かない。
何がそんなに怖いのか?
もしかして水が怖いのではなく,義母と私が鬼の形相で
体を抑え込んでいることに怯えているのか?

もう義母も私も命がけで(←大げさ)みどを洗った。
渾身の力を込め,抑え込み,体をこすり,水をかけ,
「きゃーん,きゃーん」とみどが鳴くたびに
「我慢しなさいッ」と叱り上げる。

何度尻餅をつきそうになっただろう。
何度手がつりそうになっただろう。
ようやくシャンプーは終わった。
義母も私もへとへとになった。
そしてみど以上に全身びしょ濡れになった。

ふー・・・このシャンプー正しいんだろうか。
正解がわかりませんが,少なくとも正統「犬道」ではないですね・・・
でもいいのだ,うちは「駄犬道」なのだから。

ずっとかがんで痛くなった腰を伸ばしトントンと叩きながら
ふと,隣の家の方を見ると,
その家の幼い姉弟が,目を点にしてこちらを見ていた。
彼らの目には「動物虐待」に映ったのかもしれない。

動物愛護センターに通報されないだろうか・・・






コメント
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