養老渓谷で2日目の朝。
朝食を食べた後、7時半に迎えに来たゴル友の車でRさんはすぐ近くの千葉夷隅ゴルフ倶楽部に行きました。ここから先は私ひとり旅です。
養老山立國寺へ続く観音橋。立國寺は、石橋山の合戦で敗れて上総に逃げ落ちた源頼朝が捲土重来を祈願したことが由来とされることから出世観音として知られています。
観音橋の少し南にある向山トンネル。出口が2階建てに見える不思議なトンネルです。
元のトンネルは上の方の穴に向かって続いていました。その後周辺の道路事情の変更により出口をやや下方に修正する必要がありました。
そこでトンネルの中ほどからやや下の方向に掘り進めて新しい出口が完成しましたが、特に元のトンネルを埋め戻すこともなかったのでこのような形となりました。
同じ位置で反対側を見たところ。上下2階建てのトンネルが奥に行くにつれて徐々に一つの穴に収束していくのが分かります。面白い。
トンネル構造図。元々のトンネル部分が向山トンネル。新たに下方に掘った出口付近が共栄トンネルとそれぞれの名前を持っています。
共栄トンネルの少し先で見た輪のような蜘蛛の巣。周辺部分の意図の密度が内側より濃いので輪のように見えますが実際には内側にも網は張られています。
最初見た時には空中に輪が浮かんでいるようで驚きました。異世界への入り口。昆虫界のスターゲイト的な蜘蛛の巣。
一度ホテルに戻ってからチェックアウトして養老渓谷駅まで送ってもらいました。霧雨に煙るローカル駅の朝もなかなか良き。
雨の桜は水滴が見えるようにとるのもあり。と、撮影指南の本に書かれていました。
8時54分の小湊鉄道で五井方向に戻ります。
日曜日なのにほとんど貸し切りでした。大正時代の駅舎を一度も建て替えることができなかったのも仕方ないと思わせる眺めです。
高滝駅で下車。
養老川を高滝ダムで堰き止めてできた高滝湖を渡ります。
対岸に見えている黒い櫓のようなものが目的地。
高滝駅から徒歩20分で市原湖畔美術館に到着。1995年に開館した観光・文化施設「市原市水と彫刻の丘」をベースに2013年にリニューアルオープンした現代美術館です。
リノベーション設計はプロポーザルで選ばれた有設計室(現・カワグチテイ建築計画)。リニューアル以前はこんな外観でした。
さきほど見えていた櫓がこちら。事前情報なしで来ているのでこの黒い櫓は何か現代アート作品なんだろうと思っていました。
説明を読むとそうではなくて養老川の水を崖の上の耕作地に上げるための揚水機でした。明治時代に発明されて周辺で8台ほど稼働していた揚水機の復元模型です。
下部の白い水車が回転することでベルトに取り付けられたカゴが水を20m上に運ぶ仕組みです。展望台としての目的もありましたが現在は登ることもできません。
入場料300円を払って美術館内部へ。
小さな部屋での常設展の市原の作家である深沢幸雄のメゾンチント版画のみの展示でしたがなかなか面白かったです。こちらは多目的ホール。
屋上に続く階段。
このトゲトゲが外からも見えて、鳩除けかと思っていましたが、これも立派な作品の一つのようでした。
地下の展示室。中央のポールに取り付けられた照明が壁面に窓を映し出すという作品。
壁に投影された時に水平垂直な影が生まれるように計算されています。窓の外で木の枝が揺れるような仕掛けも面白い。
再び20分歩いて高滝駅へ。途中で高滝神社にお参りしました。
高滝から五井へ、いろいろ楽しんで春の一人旅も終了です。
朝食を食べた後、7時半に迎えに来たゴル友の車でRさんはすぐ近くの千葉夷隅ゴルフ倶楽部に行きました。ここから先は私ひとり旅です。
養老山立國寺へ続く観音橋。立國寺は、石橋山の合戦で敗れて上総に逃げ落ちた源頼朝が捲土重来を祈願したことが由来とされることから出世観音として知られています。
観音橋の少し南にある向山トンネル。出口が2階建てに見える不思議なトンネルです。
元のトンネルは上の方の穴に向かって続いていました。その後周辺の道路事情の変更により出口をやや下方に修正する必要がありました。
そこでトンネルの中ほどからやや下の方向に掘り進めて新しい出口が完成しましたが、特に元のトンネルを埋め戻すこともなかったのでこのような形となりました。
同じ位置で反対側を見たところ。上下2階建てのトンネルが奥に行くにつれて徐々に一つの穴に収束していくのが分かります。面白い。
トンネル構造図。元々のトンネル部分が向山トンネル。新たに下方に掘った出口付近が共栄トンネルとそれぞれの名前を持っています。
共栄トンネルの少し先で見た輪のような蜘蛛の巣。周辺部分の意図の密度が内側より濃いので輪のように見えますが実際には内側にも網は張られています。
最初見た時には空中に輪が浮かんでいるようで驚きました。異世界への入り口。昆虫界のスターゲイト的な蜘蛛の巣。
一度ホテルに戻ってからチェックアウトして養老渓谷駅まで送ってもらいました。霧雨に煙るローカル駅の朝もなかなか良き。
雨の桜は水滴が見えるようにとるのもあり。と、撮影指南の本に書かれていました。
8時54分の小湊鉄道で五井方向に戻ります。
日曜日なのにほとんど貸し切りでした。大正時代の駅舎を一度も建て替えることができなかったのも仕方ないと思わせる眺めです。
高滝駅で下車。
養老川を高滝ダムで堰き止めてできた高滝湖を渡ります。
対岸に見えている黒い櫓のようなものが目的地。
高滝駅から徒歩20分で市原湖畔美術館に到着。1995年に開館した観光・文化施設「市原市水と彫刻の丘」をベースに2013年にリニューアルオープンした現代美術館です。
リノベーション設計はプロポーザルで選ばれた有設計室(現・カワグチテイ建築計画)。リニューアル以前はこんな外観でした。
さきほど見えていた櫓がこちら。事前情報なしで来ているのでこの黒い櫓は何か現代アート作品なんだろうと思っていました。
説明を読むとそうではなくて養老川の水を崖の上の耕作地に上げるための揚水機でした。明治時代に発明されて周辺で8台ほど稼働していた揚水機の復元模型です。
下部の白い水車が回転することでベルトに取り付けられたカゴが水を20m上に運ぶ仕組みです。展望台としての目的もありましたが現在は登ることもできません。
入場料300円を払って美術館内部へ。
小さな部屋での常設展の市原の作家である深沢幸雄のメゾンチント版画のみの展示でしたがなかなか面白かったです。こちらは多目的ホール。
屋上に続く階段。
このトゲトゲが外からも見えて、鳩除けかと思っていましたが、これも立派な作品の一つのようでした。
地下の展示室。中央のポールに取り付けられた照明が壁面に窓を映し出すという作品。
壁に投影された時に水平垂直な影が生まれるように計算されています。窓の外で木の枝が揺れるような仕掛けも面白い。
再び20分歩いて高滝駅へ。途中で高滝神社にお参りしました。
高滝から五井へ、いろいろ楽しんで春の一人旅も終了です。
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