ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

bom dia! Está em São Paulo.

2014-05-10 16:04:13 | たららん記 
そうだ、旅にでよう。
旅に出ている間はなんとかなる。
「旅人」という肩書きもついて安心する。
景色もいいし、会いたい友だちもいる。
いつもより早起きをして、いつもより沢山歩き
笑い、挨拶をして、宿で出会った外人に
日本のどこがいいの?と訪ねる。

日本の景色は素晴らしいよ。
温泉もあるし、京都なんてビューティフルだぜ。
今度東京に行くんだけど、おすすめの所はあるかい?

バックパッカーが喜ぶ東京のスポットはどこだろう。
高級なホテルに泊まるわけでもないし、
ショッピングをするわけでもない友だちに
どこを進めればいいのか迷ってしまった。
浅草、東京タワー、築地、スカイツリー
ありきたりの場所しか思いつかない。

東京の好きな場所。
代々木公園、明治神宮、青山、岡本太郎記念館。
緑があるところ、静かなところが好きなことに
バックパッカーのおかげで気がついた。

去年、地理マニアの環境社会学者、りょうとの研究室で
東京湾の埋め立て前の地図を見せてもらった。
「この海すげーいい海岸だったと思うぜ」
地図を見ながら江戸時代に思いを馳せるりょうと。

江戸時代の青い海の東京湾だったら、
迷わず東京湾に行って来なよ。
と勧められるのになと思った。
しかし、もう遅い。too late。

昔はニューヨークも素晴らしい牡蠣が採れた。
イギリスも。どちらも海洋汚染で牡蠣は採れなくなってしまった。

イギリスの近くでもフランスは
海を再生させることができた。
フランスの牡蠣は宮城県から種を運んだそうだ。
きっとtoo lateではないんだ。

情熱をもたないと。
外に出る事さえ億劫な僕が
何を言っても誰も信用してくれないけれど。

五月に行った気仙沼の唐桑には
海を守るために20年前から植樹をしている
畠山さんという方がいて2011年に
国連からフォレストヒーローズとして表彰された。
一人で始めたことも去年の植樹祭には
1200人の参加者が集まったそうだ。

ブラジルには牡蠣の養殖で廃頽した街を
再生するプロジェクトを日本人の
中村ひとしさんが手掛けたそうだ。

気晴らしにブラジルにでも行って見てこようと思う。