迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

野種亂躍。

2024-06-23 19:50:00 | 浮世見聞記
さっそく朝から降ってゐた雨が昼頃に一時的に止んで、道路も乾き始めたのでまた降り出さぬうちにと、昼食後に散歩に出る。


道沿ひの家の屋根に、やたら鳩がゐるのを見つけて、なんだらうと足を止める。



まわりの家の屋根には一羽もおらず、その家の屋根にばかり集まってゐて、薄氣味惡さすら覺ゆ。

もしかしたら、隣りが養鶏場ゆゑ、その飼料を狙ってゐるのかもしれない。

おなじ鳥類の哀しさよ。



電線に、大柄なインコらしきが止まったのを見て、やはり足を止める。



ヒトに飼はれてゐたインコが、“何らかの事情”で野生化し、繁殖したものか。

近年、さういふ例は多いらしい。


ヒトとて、野生化したやうなのを散見するご時世である。

同じ生き物のことで驚くのは、野暮なのかもしれない。








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