迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

初日評。

2021-03-21 18:03:00 | 浮世見聞記


感染再擴大劇“第四幕”の第一場は、春の嵐で始まる。

骨數の多い傘のおかげで、突發的な強風にも耐えられたことが、日中のツマラナイ外出の唯一の救ひ。



感染確認者數が順調に増へてゐる一方で、昨日には都内の公園で酒盛りを催す者たちもあり。

曰く、「自粛も我慢も限界」云々。

かういふヒトは、まず普段から自粛も我慢もしてゐない。



為政者代表が發表した新たな疫病對策など、まう何番煎じなのか分からないしろもの、


これでは選挙公約と何ら変はりが無い。


御用學者も、いまや往年の覇氣がすっかり影をひそめ、



本音ではまうこの役を降板したいのだらうなぁ、と感じることがある。



災害時は、「ただちに命を守る行動をと」ることが大事。

いざ事が起きてから命が惜しくなっても後の祭り。

成るべくして成ったマヌケどもの懺悔録は、あれで重要文献である。




相変はらず我が城の窓を叩く風雨をのんびり聞きながら、


先日にご好意でいただひた蜜柑を、有難く味はふ。









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