迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

元日営業の福徳。

2019-01-01 21:04:24 | 浮世見聞記
平成三十一年がはじまる。


新しい一年がはじまり、その運勢を楽しみにする日に、服を急遽新調しなければならない外的要因が飛び込んで来る。

そのために、年中無休の商業施設に、はからずもお世話になる。

ベテラン従業員の鮮やかな応対のおかげで、事無きを得られたは、まさに初春の福徳なり。



店内は家族連れの福々しい雰囲気に溢れ、そのうちにTVでお馴染みの一流藝人による初春ライヴが、イベントスペースで行はれてゐることを知る。

人垣で一瞬しか姿は見へなかったが、お馴染みの聲と調子を聴ひて、新年の初日から仕事で頑張ってゐる彼らを羨ましく思ひ、そして「元気」といふお年玉を貰ふ。



私にとって他人は絶対に他人。

知ったことではない。

しかし、私の気持ちに奮起といふ影響を与へる他人は、

他人にあらず。

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