散歩に出んと、愛用の手製マスクを着ける。洗濯の匂ひが微かに残る。それが今や、“お出かけ時の匂ひ”となってゐる。お寺に立ち寄ると、香の匂ひ。魂の安らぐ匂ひ。心に力を得たくば、神佛のもとを訪ねるべし。大輪の向日葵こそ、夏の色。驛前で咲いて写真に撮られることに慣れてゐるのか、ばっちりカメラ目線。もうひとつの夏の花は、百日紅。その白い花を、初めて見る。同じく足を止めたご婦人方と言葉を交はしたも、花の縁なる . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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