国立能楽堂で、金春流の能をたのしむ。
「半蔀」は、光源氏とのはかない恋を永遠に回想する女性の、叙情詩。
一瞬の出来事であればあったほど、その思ひ出は色鮮やかに生き続ける―
この曲がこんにちまで生き続けているのも、そんな人間の心に深く根差したものがあればこそだ。
「絃上」は、須磨の浦の汐汲み宿で、藤原師長が得意の琵琶を演奏している最中に雨が降りだし、その雨音を嫌って手を止めたところ . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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