国立能楽堂で、金春流の「巴」を観る。
“巴御前”と云えば、男勝りな女性の代名詞であったが、いまではほとんど、死語になっているらしい。
いまの学校は、自分の国の歴史を深く教えないからか?
あるいは、いまや至るところ“巴御前”だらけで、それが普通の光景となったからか?
いや、先人が伝える本家“巴御前”は、絶世の美女だった、という。
そうなると、近年よく見かける、水分の抜けたようなパサパサ . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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