迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ゆめみるふしあわせ。

2013-11-10 21:33:29 | 浮世見聞記
国立能楽堂で、金春流の「芭蕉」を観る。 芭蕉は破れやすい葉であることから、いにしえには“はかなさ”の象徴としてあつかわれていた。 “はかなさ”は、 “儚さ” と書く。 『人』の『夢』。 そう。 夢とは、 「見るもの」であり、 「語るもの」であり、 そして最後は、 「破れるもの」 である。 “醒めるもの” と置き換えても、よい。 人はその真理のために、 . . . 本文を読む
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