アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

朝鮮時代の科挙試験『謁聖試』を再現

2005年07月06日 | 徒然日記
ユニークな写真を偶然見つけました!これは1ヶ月近く前に、韓国ソウルでの再現された『謁聖試』(歴史の教科書でも朝鮮時代の科挙制度について学びましたよね)の様子です。
東亜日報の記事によれば、「6月12日午後、ソウル鍾路区明倫洞の成均館大學で行われた、朝鮮時代の科挙試験である『謁聖試』再現行事に参加した市民たちが、伝統衣装に儒者の冠 儒巾を頭にかぶりながら、現代の筆記具であるノート型パソコンを使って答案を作成している」とあります。
伝統衣装と儒巾のいでたちに、一人膳に乗せられたノートPCとのアンバランスがなんともユニークですね!
また、とある韓国の旅行社HPに掲載されたソウル文化イベント情報(一部補足加筆)では、「科挙制度は高麗時代に初めて導入され、朝鮮時代に入って本格的に施行された。朝鮮時代の科挙制度は文科と武科、そして雑科(易学科、医学科、陰陽学科、法律学科)に大きく分けられ、巖格な運営により優れた人才を生み出す登竜門の役割を果たした。科挙制度は、3年ごとに実施する式年試以外に各種の不定期的な試験として別試があり、その度に必要な人材を選んだ。代表的な不定期試験の中でも、王が成均館(儒教の教育をつかさどる最高の国立教育機関)の儒者を対象に親臨して行った『謁聖試』と、昌慶宮の官員を中心に実施された『春塘台試』があった。親臨試である『謁聖試』は、王が直接行事に参加し、宮廷に帰るまでの2~3時間の内に合否を決定したと言う」とも紹介されています。
そういえば近頃ますます人気急上昇中の『チャングムの誓い』(大長今)にも科挙試験に合格した両班(ヤンバン)が多数登場してますよね。チ・ジニ演じるエリート官僚のミン・ジョンホももちろん両班。医女となったチャングムとは身分上の大きな隔たりがあり、ドラマの中でも今後ドラマチックな展開が繰り広げられていくのです。
さて、今回再現された『謁聖試』では一体どんな試験問題が出されたのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいね(*^^*)

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