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最先端技術の宝庫! 播磨科学公園都市 (西播磨2008年11月号より一部抜粋)
播磨科学公園都市には、SPring-8をはじめ各種研究機関や大学、企業の研究施設が集積しています。ここでの最先端の研究によって、世界的な発見があるとともに、その成果は、液晶テレビやDVD、自動車、薬、シャンプーなど、私たちの身の回りにある製品に生かされています。
暮らしに役立つ技術が生まれるこの街では、今さらなる研究施設の開発や技術開発が進んでいます。
国内外から注目されるまちの様子を紹介します。
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<SPring-8・XFEL>
ここが世界の最先端!光で未来を創造する研究所
レントゲン写真でよく知られてるX線の光。病院だけでなく、空港での手荷物検査など私たちの生活のさまざまな所で役立っています。そんなX線の超強力な光(放射光)を作り、研究を行う施設がSPring-8です。
現在、その光を越えるさらに優れたX線を作り出す施設「X線自由電子レーザー(XFEL)」が、 SPring-8の隣に建設中です。この光を使うと、さらに細やかな世界や、速い動きを観ることができ、人間の体の不思議を解明したり、地球環境問題の改善に役立ったりと、私たちの生活をより良くする光になると世界中が期待しています。
2010年度に完成するXFELでは、これまで観察が難しかった複雑なタンパク質の構造などを調べることができます。
<兵庫県放射光ナノテク研究所>
今年1月、SPring-8敷地内に「兵庫県放射光ナノテク研究所」がオープンしました。同研究所には、大学や企業との共同研究を行うための共同研究室、SPring-8の兵庫県ビームラインによる多種多彩な分析手法を補完する各種分析装置、試料準備室や会議室などが備わっています。
兵庫県では、これらの放射光施設・設備を一体的・効率的に運用し、産業界の支援、産学官の共同研究プロジェクト推進のための放射光産業利用の拠点として運営していきます。
<兵庫県立大学ニュースバル>
SPring-8敷地内にある県立大学の放射光施設「ニュースバル」に、民間企業が使うための新しいビームラインが設置されました。ここでは、私たちの体や身の回りにたくさんある炭素、窒素、酸素など、ほぼすべての元素の分析ができます。
この技術は、こういった元素を含む無機材料や電池、触媒の開発、製品品質検査、環境分析などに役立つと見込まれています。
このビームラインのオペレートは、県立大学高度産業科学技術研究所の指導の下で利用する民間企業の合同会社シンクロトロンアナリシストLLCが自主的に行うこととなっています。
播磨科学公園都市は1990年代に開発された広大な研究都市です。
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