ワタシの商売の師である株式会社商業界主幹・倉本初夫先生が12月15日逝去されました。
90歳でした。先月、神戸でのスパークル例会でお会いしたのが最期となってしまいました。
神戸では、懇親会でもとてもお元気で安心していましたのに、とても残念です。
先日より、まだ訃報の事実を消化できないまま、心が重い日々が続いています。
(写真は今年の10月の商業界近畿ゼミナール、神戸でのお元気な姿の写真です。)
思えば今日このように全国にたくさんのトモができたのも、すべて「商業界スパークル」がきっかけです。家業を継いだワタシは大学が理科系だったため、経営のことがまったくわからず、20歳代後半からがむしゃらにいろんな経営セミナーや勉強会に参加してきました。その縁をつないでいただいた最初の勉強会が、商業界スパークル(二世研鑽会)でした。
商業界には「店は客のためにある」という商人道の哲学と「商売十訓」という普遍の真理がありました。ここで学べば道は開けるという大きな安心感と希望を持つことができました。
倉本先生には、25年ほど前、当時まだ資本主義を導入したばかりの中国(上海・西安・北京)への流通指導視察に、カバン持ちという名目で10日間も連れて行っていただきました。北京の中国政府・釣魚台迎賓館へも同行させていただきました。
1995年からは5年間に亘り、21世紀への提言として「商業界スパークルセミナー」を立案し、メンバーらとともに全国五ヶ所で開催させていただきました。その際に、現イオンの岡田相談役や当時のヤオハン和田会長など、多くの商業の先達を講師としてお迎えできたのも、倉本先生の幅広い人脈のおかげです。
数々の想い出はワタシの心の宝の一つです。
長きに亘るご指導に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
尚、「お別れ会(偲ぶ会)」は2月7日第82回商業界ゼミナール終了後14時~15時、アパホテル東京ベイ幕張で開催されます。
商業界スパークル18期 熊野
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