例年、我が家では約20キロ近くいかなごを買って、くぎ煮を作り全国のお友達に送っている。三月中旬頃に1週間位に亘り、毎日ボチボチと煮るため、この時期は家中くぎ煮臭くなる。
この頃はご近所からもイカナゴのくぎ煮の匂いが漂ってくる。
ところが今年はイカナゴ漁が不漁で小売価格が1キロ約2600~2800円に急騰。
ひぇ~。去年の倍以上・・・4~5前は800円~1000円/キロくらいだったのに・・
イカナゴは煮ると60~70%の目方になってしまいます。
あまりにも高いので今年はついに、くぎ煮をつくるのを断念。
楽しみにお待ちのみなさん~今年は送れません~すみません~
写真は昨年のものです。
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「イカナゴのくぎ煮」については2008年3月9日に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/aran-wish/d/20080309
「イカナゴのくぎ煮 その2」については2008年3月12日に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/aran-wish/d/20080312
くぎ煮の春、走り去る 播磨灘もイカナゴ終漁検討
(神戸新聞ニュース3月27日より一部抜粋)
瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ漁。今年は不漁で、三月下旬という異例の早さで終漁を決めた大阪湾に続き、播磨灘でも終漁が検討されている。漁業関係者は「資源保護のため、やむを得ない判断」と理解を求めるが、くぎ煮の販売も終了が早まりそうで、消費者や加工業者からは不安の声や悲鳴が聞こえる。
大阪湾では二十三日に漁を終えた。播磨灘の漁業者らでつくる「兵庫県播磨灘船曳(ふなびき)網漁業連合会」も二十七日に会合を開き、終漁の時期を探る。
神戸市漁協(垂水区)は例年、六百トン前後の水揚げを誇るが、今年は一割弱の約五十トンにとどまる。大阪湾に比べ、比較的水揚げがあったとされる坊勢漁協(姫路市家島町)でも「昨年比で三-四割」という。
シンコ漁は例年、二月下旬から三月上旬に解禁される。シンコが成長し、需要が少なくなる四月中旬ごろに自然と漁が終わる。だが、今年のように不漁を理由とした終漁は極めて異例という。