毎年、お正月にはたくさんの年賀状をいただきます。
今年いただいた年賀状の中より、一番心に残ったのはI君からの年賀状です。
謹賀新年・・・・・
数年間疾走した姫路市営モノレール。廃止されてから今年で30年。
未撤去の橋脚を見る度に「一度くらい乗っておくべきやったなぁ」と詮ない繰り言。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」の諺に従い、身近な事柄の見聞重視で日々送ろうと思っています。
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と、年賀状に書いてありました。
1966年に「姫路博覧会」が手柄山で開催されました。
姫路駅と会場を結ぶ交通のアクセスとして出来たのが「姫路モノレール」だと記憶しています。
「姫路博覧会」には当時、小学生だった私は学校から全員で行きました。
城東小学校からはたぶん1時間弱かけて歩いていったと思いますが、
その後、家族で再度博覧会に行ったときに一度だけモノレールに乗りました。
途中、大将軍橋駅で止まり手柄山駅まで約10分ほどで着いたと思います。
モノレールに初めて乗り、とてもうれしかった記憶があります。
「姫路博」については、モノレールに乗った以外は全く記憶に残っていません。
神戸のポートピア博よりもずっとずっと前の時代です。
神戸ではポートピア博覧会以後も無人のポートライナーが今も活躍していて、数年前には神戸空港まで延伸されました。
もし姫路博覧会がお城の北方面で行われて、モノレールも大手前通り沿いに走り姫路城を経由していたら今も需要があり存続したのかもしれませんね・・・。
モノレールの未撤去の橋脚の残骸を見る度に残念に思います。
時代に早すぎた地方博覧会だったようです。
1966年(昭和41年)5月17日 - モノレール線、姫路駅 - 手柄山駅間(1.6km)が開業。1974年(昭和49年)4月11日 - モノレール線休止。その後、廃止が決定。
- 戦後復興期の市長。戦後、50メートル道路と呼ばれた大手前通りを整備した。市営モノレール・市営バスなどの交通インフラ整備に注力、1966年には地方博覧会の走りである「姫路博覧会」を開催した。全国市長会の会長も務めた。
現、姫路市長の石見利勝氏は石見元秀氏の三男。
私が生まれた頃には、すでに立派な大手前通りがありたくさんのバスが走っていました。大手前通りが出来る以前は、商店街の御幸通りにバスが走っていたというからビックリです。
現在の石見市長のお兄さん(長男)である(故)石見さんと私は生前に親交があり自宅(旧市長宅)にもおじゃましたことがあります。
青山の喫茶店で時々一緒にコーヒーを飲み、私が生まれる前の姫路の街の話をよく聞きました。(故)石見さんは当時、名古山霊園協会・姫路発明協会の会長でもありました。
なつかしい思い出です。