マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画湖の底からこんにちはに告ぐ

2010-05-19 20:02:30 | Weblog
●そこそこの、入場者かな。3人のオヤジどもが、大声で笑っている。出演者は、全然、知らない役者ばかりだ。小さな劇団員を、使っているのかな。

このおばさんたちも、劇団員か。どうみても、近所のおばさんの寄せ集めにしか見えない。しかも、醜い下着姿を披露している。大犯罪だ。男性に対する、「不愉快罪」だ。

素人の役者にしては、みんな上手い。違和感がない。製作費が、相当、抑えられているな。チラシも、配布されていない。

サワコも、スッピンだ。メイク担当などは、いないかもしれない。冒頭のシーンは、多分、何もしていないな。女医とは思えない。演技だと思う。

5年ぶりに、東京から帰郷したサワコ。しかも、頼りない手芸おたくで、草食系の元課長とその娘を連れて来た。父のしじみ会社を、継ぐためだ。

会社を立て直す、サクセスストーリーと言いたいが、そうでもないな。テーマは、色々と混在している。亡き母親への思慕。病に伏せる父。父を見守る、その弟(叔父)。

地球への温暖化問題。水洗トイレのない、エコな生活。恋に燃える女性の復讐。浮気・不倫・恋の逃避行。会社再生への奮闘。従業員との確執。そして、開き直り。

このタイトルの「川の底…」とは、「しじみの採取」のことをいうらしい。その他、歌のことらしい。しじみって、川でなく、湖に棲息していたと思ったぞ。

この作品、その気になれば、続編ができそうだな。とはいえ、2週間しか上映しない。作品的には面白いが、収益が心配だな。希望的には、ロングランしてもらいたいな。