アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

赤穂事件 岡本次郎左衛門助太刀

2023-03-20 11:43:56 | 漫画


岡本 重之 (おかもと しげゆき、慶安4年(1651年) - 宝永8年2月20日(1711年4月7日))は、江戸時代前期の武士。赤穂藩浅野氏の家臣。大阪留守居役400石。通称は次郎左衛門(じろうざえもん)。
浅野家臣である大石信澄(450石)の次女べん(元禄3年(1690年)12月6日に20歳で死去)を妻に持ち、赤穂浪士の一人である大石信清(信澄の二男)の義兄にあたる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大石 内蔵助
「次の江戸会議で急進派を抑え付ける」

岡本次郎左衛門
「11月10日、江戸芝での旧藩士の会合」
「急進派の参加者は、高田郡兵衛、堀部安兵衛、奥田兵右衛門、原惣右衛門」
「上方漸進派は、内蔵助殿、進藤、奥野、河村、某 岡本次郎左衛門」
「我ら上方漸進派が数で勝っております故
討ち入りを阻止出来る筈じゃ」
「主家再興の為には、
急進派の者共に、我慢も必要じゃと分からせねば為らぬ」

大石 内蔵助
「これが最後の機会となる」
「これ以上引き伸ばすのは難しいかも知れん」

岡本次郎左衛門
「ところで、おかしな噂を聞いた・・」
「大石内蔵助が将軍綱吉を怯えさせる秘策を持っているとか・・」

大石 内蔵助
「ほォー」
「儂が、公方様を怯えさせるとな?」
「誰から聞いた」

岡本次郎左衛門
「誰とは言えんが
巷の噂となっておる」
「儂は、大坂留守居役で淀屋とも親しい」
「淀屋の収益の多くは、幕府に流れておる故
商家は、たいそう不満を持っておる」
「幕府への抗議として
お主の名が使われておるのかも知れぬ」
「十分に気を付けておけよ」

大石 内蔵助
「いやいや実はな、儂もその噂を知っておった」
「商家だけではないのだぞ」
「諸国諸大名、旗本からも、
似たような噂を聞いた」

岡本次郎左衛門
「左様か?」
「では、その秘策とは何じゃ?」

大石 内蔵助
「儂にもさっぱり見当が付かん」
「左様な秘策があれば苦労はせんぞ!」

岡本次郎左衛門
「諸国諸藩で討ち入りを煽っておるのか?」

大石 内蔵助
「左様な事をすれば
幕府の目に留まる」
「好き好んで、煽る者もおるまい」
「きっと、将軍様に都合の悪い事実が隠されており
それが暴露されようとしておるように感じる」
「その暴露が為されるのが
大石内蔵助であれば都合が良いのであろう」
「儂の名は、諸国で広まってしまった」
「もしも、その誰かが、
儂に将軍様を怯えさせるような秘密を手渡せば
将軍様にとっては、最も大きな脅威となる」
「儂は、将軍家を脅かす程の影響力を持つ事になる」
「その様な期待が膨らんで
おかしな噂となって広がったのじゃろー」

岡本次郎左衛門
「ほォー」
「では、その誰かとは誰じゃ?」

大石 内蔵助
「んんゥ」
「諸国大名の噂じゃ」
「大石一族は、広く諸国に仕官しておる」
「幕府の脅威に晒されておる大名、旗本、は数知れぬ」
「実際に改易となった大名、家臣
改易の危険がある大名、旗本
はたまた、一見危険はなくとも
幕府の資金源として刈り取られる運命の大名、旗本もあるのじゃぞ」
「御三家といえども安泰はない」
「幕府の思惑次第で改易ととなるのじゃ」
「儂は、次に刈り取られるのは
商家だと思っている
淀屋は危ないと思うぞ」

岡本次郎左衛門
「危険を感じた淀屋が
内蔵助殿の名を借りて
幕府の脅威を訴えているのか?」

大石 内蔵助
「幕府の不条理は、今回の事件で実証済みじゃ」
「しかし、
もしも、この事で
旧赤穂藩を再興させる恩情ある沙汰を
将軍様が下すような事があれば
幕府の脅威は弱まり
過剰な行動に走る者共も減るのではあるまいか」
「左様に訴えて参ろう」

岡本次郎左衛門
「んんゥ」
「いよいよ、もって」
「討ち入りなど厳禁じゃ」
「急進派を抑え込む事は必至じゃぞ」

大石 内蔵助
「討ち入りなどすれば
全てが台無しとなる」
「全ての努力が水の泡となり
跡形もなく消えてゆく」

岡本次郎左衛門
「急進派は
何もかも無くしてしまいたいのか?」

大石 内蔵助
「いやいや」
「そうでは無い」
「あの者共は、死んで名を残したいのじゃ」

岡本次郎左衛門
「もしも、御家再興が叶わぬ時は如何致す」

大石 内蔵助
「その時になって考えればよい」

岡本次郎左衛門
「左様か・・」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする