アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

赤穂事件 礒貝十郎左衛門参上

2023-03-19 10:47:11 | 漫画


礒貝 正久(いそがい まさひさ、延宝7年(1679年) - 元禄16年2月4日(1703年3月20日))は、江戸時代前期の武士。赤穂浪士四十七士の一人。通称は十郎左衛門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

片岡 高房(かたおか たかふさ 寛文7年(1667年) - 元禄16年2月4日(1703年3月20日))は、江戸時代前期の武士。赤穂浪士四十七士の一人。赤穂藩では側用人・児小姓頭をつとめ、浅野長矩から最大の寵愛を受けた。通称は、はじめ新六(しんろく)、のちに源五右衛門
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礒貝十郎左衛門 (赤穂浪士四十七士の一人 旧側小姓から旧物頭側用人150石)
「11月10日、江戸芝で旧藩士の会合が予定されているが
我ら主の寵愛組は、一人も招かれておらぬ」


片岡 源五右衛門 (赤穂浪士四十七士の一人 旧側用人350石)

「我らと、田中貞四郎の三人は
主の意志を引き継いだ最も側で仕えた寵愛組」

「それに引きかえ
内蔵助太傅は、主の意志よりも
自らの保身に傾いておる」
「更に、安兵衛は儂らを完全に馬鹿にしておる」
「安兵衛に主の遺言を伝えたが
高笑いされ、嘘つき呼ばわりじゃ」


礒貝十郎左衛門

「儂は、源助橋に酒見世を出しておるのを
安兵衛に見つかり、高笑いされた」
「安兵衛の高笑いには耐えられん」


片岡 源五右衛門

「主は儂と同じ歳」
「儂は、側用人として
主より、子供の頃から寵愛を受けていた」
「主の無念を一番に感じておるのは拙者じゃ」


礒貝十郎左衛門
「主の遺言も無視されましたな」

片岡 源五右衛門
「本来であれば、
主の遺言に則り、
赤穂城に籠城して
幕府と戦うべきであったのだ」
「太傅は、保身の為逃げた」

礒貝十郎左衛門
「もう将軍を仇に据えるのは無理で御座る」

片岡 源五右衛門
「せめて、過去からの積み重なった
吉良への恨みを晴らさねば
主の遺言とは異なるが
吉良を討つことで
せめてもの償いと致したい」

礒貝十郎左衛門
「主は、将軍の慰め者なっておりました」
「それは、我ら寵愛組が一番承知しております」
「その寵愛組を
江戸芝会議に参加させないとは・・」
「これは、太傅の横暴じゃ」
「太傅は、主の遺言を無視しておる」
「太傅は、主家再興を主張しておるが
実際は、大石家の復興を成し遂げようとしておるだけの事」
「保身の為に、主殿を利用しておる」

片岡 源五右衛門
「吉良は、将軍の命で
我が主を犬として調教する事を許されていた」
「儂は、我が主と共に
犬の調教を受けた事が有る」
「吉良は、子供であっても容赦なく
我が主を辱めていた」
「その辱めは、二十年以上」
「この度重なる長きに渡る虐めを
耐え抜いてきたのが我が主じゃ」
「言葉では、吉良に恨みはないと申された」
「しかし、恨みがない訳がないのだ」
「儂も、御犬に為って身代わりとなっていたが
その屈辱は想像を絶する」
「二十年以上耐え抜いたのじゃ」
「それを、将軍綱吉は
使い古し雑巾の如く切り裂いて捨てた」
「この屈辱は、儂の屈辱でもある」
「主が許したとて、儂は許さん!」

礒貝十郎左衛門
「吉良を討つことは、
将軍綱吉への復讐で御座る」

片岡 源五右衛門
「今更ながら、赤穂城を開城した事が悔やまれる」
「もう、将軍綱吉に対抗する手段が無くなったかもしれん」
「諦めたくないな・・」

礒貝十郎左衛門
「・・・・・」
「太傅が申すに、
ある重大な書状が手に入る手筈になっているとか・・」

片岡 源五右衛門
「眉唾じゃ」
「また、我らを嵌めようと目論んでおる」
「太傅は、嘘つきじゃ」

礒貝十郎左衛門
「長きに渡り
太傅は、赤穂城を牛耳っておった」
「主は、いつも江戸屋敷にあり
吉良の虐めに耐え続け
心のよりどころは
我ら側方にあった」
「今、我が主が亡くなった事をよいことに
太傅は、あれこれと策略を巡らせておる」
「重大な書状も、隠しておるのかも知れん」

片岡 源五右衛門
「重大な書状とは
太傅が作った偽の遺書ではないのか?」
「儂が主から受け取った遺言を無効にするための
策略だと思うぞ」

礒貝十郎左衛門
「んんゥ」
「我らを愚弄するだけでは物足りず
我が主の遺書まで勝手に作って
従わせようとしておるのか!」

片岡 源五右衛門
「太傅は、信用為らぬ」

礒貝十郎左衛門
「しかし、我ら三人では何も出来ませんな・・」

片岡 源五右衛門
「んんゥ」
「赤穂城で籠城しておれば
討幕となっておったに・・・」

礒貝十郎左衛門
「味方は少のう御座る・・・」


コメント
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