アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

太陽の謎 ⑸

2023-11-30 17:43:39 | 理論物理学 素粒子


    太陽の中心部には何があるのか? 

 仮に、太陽の中心部に、観測されているようなブラックホールの超小型版があるとすれば、強い太陽磁場の説明ができる。

 太陽磁場は、ダイナモ作用によるものであると考えられているが、やはり、時代遅れの感じがする。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 
 1919年にジョゼフ・ラーマー(Joseph Larmor)は、このようなダイナモ作用による電流によって、太陽黒点の磁場が生成されているという説を発表しました。ラーマーは、「ニワトリと卵」の ように、ぐるっと元に戻ってくる因果関係が存在するのではないかと考えました。この考えでは、電流(ニワトリ)によって作られた磁場(卵)は、また 電流(ニワトリ)を作ることが可能です。磁場中のプラズマの運動はまさにそのような電流を作るのです。太 陽黒点について はまだまだ不思議でわかっていないことがたくさんありますが、ラーマーのアイデアは地球の核で起こっていると言われる地球磁場のさまざまな現象の理解につ いて、新たなる時代を切り拓きました。

 天文観測で確認されているブラックホール (実ブラックホール) と、重力崩壊で作られたとする仮想的なブラックホール (仮ブラックホール) には大きな違いがある。

 実ブラックホールは自らが強い磁場を生み出すのに対して、仮ブラックホールは磁場を持たない。仮ブラックホールの磁場はダイナモ作用で生み出されたものであり、ブラックホールに落ち込むプラズマが高速回転することで強い磁場が発生することになる。

 強い磁場が生まれる事には違いがないのだが、システム的に大きな違いが生じることになる。例えば、強い磁場をもつ中性子星のジェットは、仮ブラックホールでは説明できない。(中性子星の中心部にも、超小型実ブラックホールが存在していると仮定する)

 ダイナモ作用を採用すれば、非常に強力な磁場を持つ中性子星は、その磁場の影響でジェットの形成が妨げられると考えられるが、逆に、光速に近い速度まで加速されたジェットが円盤の垂直方向(中性子星の両極方向)に放射されているのが観測されている。


 👆は太陽の中心部で生まれた強い磁場(部分)を表している。実ブラックホールは飲み込んだ物質をプラズマ化してジェットとして放出する。プラズマ化された陽子や電子は急速に進路を阻まれて対流を起こして中心部に留まるが、強い磁場は太陽の遠心力による対流の隙間から太陽の表面に放出される。(発生時は猛烈な磁場も太陽の表面に顔を出した時には薄められている)

太陽の謎 ⑷

2023-11-30 12:29:22 | 理論物理学 素粒子

 
 太陽の黒点には強い磁場があるが、最大の磁場でも4000Gネオジム磁石程なので、天文学的に大きな訳ではない。

 しかし、その規模は地球を飲み込むほどに大きく、例え4000ガウスの磁場であっても、大量のネオジム磁石を敷き詰めた磁場が黒点から伸びていると考えれば、想像を絶する程のエネルギーが太陽の黒点に集中していることが分かる。

 この膨大なエネルギーの発生源は、太陽内部の流体速度が、そのエネルギー源であると考えられているが、その規模は太陽全体の流体エネルギーでも説明が難しい程に大きい。

 👆の図は、太陽の黒体と太陽内部の流体の関係を表しており、黒点の磁場は4の流体によって太陽の表面に表れている。

 しかし、4の対流はプラズマ対流ではないので強い磁場を作る事はできない。

 そこで、4の対流は、3の対流が浮き上がって来た状態であると考えよう。

 しかし、まだまだ、プラズマ対流にはなっていない。

 2の対流がプラズマ対流であるとすれば、今度はある程度の磁場は発生できるが規模が、小さすぎる。

 すると、最後に残ったのが1であるが、これは、太陽の中心部に膨大な磁場を作り出す化け物が存在している事を意味している。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 太陽磁場(たいようじば)とは、太陽内部で生成され、太陽光球面、彩層、コロナ、さらには太陽系内空間へと伸びている磁場を指す。磁場は、太陽フレアなどの突発的な活動現象、黒点の11年周期変動、コロナ加熱問題などの、太陽のエネルギー輸送変動の鍵となる物理量である。

 太陽は磁場とプラズマにより構成されているため、太陽における磁場の時間変化は磁気流体力学によって記述される。また、太陽磁場の増幅・変動に関わる物理機構を太陽ダイナモと呼ぶ。太陽磁場は、太陽内部の流体速度をそのエネルギー源としていると考えられているが、完全には理解されていない。ガス対流の乱雑さがある程度まで大きくなると、太陽全体に表れる磁場変動が出現するという[1]。

太陽の謎 ⑶

2023-11-29 11:08:52 | 理論物理学 素粒子


 太陽系は、今から50億年程前に誕生したと言われており、宇宙空間に漂うガスや鉱物が集まって回転を始め、次第にその中心部の温度・圧力・密度が高くなって太陽系の基礎が形成され、残ったガスや鉱物から小惑星やガス惑星が形成されたと考えられている。小惑星は衝突を重ねて、地球型の惑星になり、ガス惑星は宇宙空間に漂うガスや鉱物が集まって形成された大きな塊となって誕生したことになる。

 太陽系の惑星の軌道は楕円軌道になっているが、彗星のような大きな楕円軌道にはならず、円軌道に近くなっていることから、太陽系の初期組成は同一成分で構成されていたと推測できる。

 太陽系の初期組成が同一成分で構成されていた痕跡は、巨大ガス惑星にあり、天王星、海王星のようなガス氷惑星の場合には例外的な組成が見受けられる。通常は、原始宇宙の痕跡を太陽系外に求めるのだが、原始宇宙の初期組成が固定化されているのは太陽であり、地球タイプ惑星は初期組成が大きく偏っていると考えられる。

 これは、太陽系初期の軽いガスが拡散して逃げてしまった事に原因がある。太陽の場合には初期の状態を重力によって留めており、同様にして巨大ガス惑星も初期の組成を保っていると考えられる。

 すると、巨大ガス惑星と太陽は初期の太陽系の組成を持っている事になるので、水素の核融合等の変化を除けば同じ組成であることが期待できる。

 地球型惑星も本来であればガス惑星と同じ組成である筈ですが、質量の問題で、ガスを大気として留めることが出来なかったのだと推測される。(天王星、海王星のようなガス氷惑星の場合には例外的な組成が見受けられる)

 過去の巨大ガス惑星と過去の太陽の組成が同じであったとすれば、巨大ガス惑星の中心核に相当する成分が太陽にも存在していたことになる。巨大ガス惑星の中心核には通常の地球型惑星の組成と似た成分があると考えられる。鉄やケイ素などを含んだ重たい岩石状の核が巨大ガス惑星に存在しているとすれば、太陽には木星の1000倍の岩石状中心核がある事になる。

 最新の太陽中心核の状態は、金属水素や理想気体のプラズマ状態であることが指摘されており、密度は水の156倍もあると考えられている。

 すると、太陽の中心核に有る筈の岩石は何処に消えてしまったのだろうか?

 もしも、太陽の中心に超小型ブラックホールがあれば、岩石は粉砕されてプラズマジェットとしてまき散らされていることになる。初期太陽の岩石成分は次第に失われてしまうのかもしれない。 


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太陽の中心には半径10万キロメートルの核(中心核)があり[20]、これは太陽半径の約2割に相当する。密度が156 g/cm3(およそ水の156倍)であり、このため太陽全体の2 %ほどの体積の中に約50 %の質量が詰まった状態になっている[24]。その環境は2500億気圧、温度が1500万 Kに達するため物質は固体や液体ではなく理想気体的な性質を持つ[11]、結合が比較的低い量子論的な縮退したプラズマ(電離気体)状態にある[25]。



太陽の組成
水素 73.46 %[7]
ヘリウム 24.85 %
酸素 0.77 %
炭素 0.29 %
鉄 0.15 %
ネオン 0.12 %
その他 0.11 %
窒素 0.09 %
ケイ素 0.07 %
マグネシウム 0.05 %
硫黄 0.04 %



太陽の謎 ⑵

2023-11-28 11:39:51 | 理論物理学 素粒子


 太陽はほぼ完全な球体であり、その扁平率は0.01 %以下である。 因みに、地球の扁平率は0.0033528 になる。

 太陽組成は、水素 3.46 % ヘリウム 24.85 %、が主成分であり、木星や土星と同じガス星であるから、扁平率にも同じような法則があるのかもしれない。

 木星と土星の扁平率を比べると、木星 0.06487、土星 0.09796、になっている。

 一見すると、これはとても変に思える。

 木星と土星の自転速度は略同じであり、直径に至っては木星の方が大きいのだから木星の方が扁平になっていても不思議はないのだが、土星の扁平率の方が大きくなっている。

 これは、少しだけ、扁平率を求めるために工夫が必要になると思う。

 先ず、土星と木星では組成が異なっている。土星は、水素>93% ヘリウム>5% であり、木星は、水素 >81% ヘリウム>17% であるから、比重を考慮する必要がありそうだ。

 比重を考慮すれば、円周に掛かる重力の影響に大きな違いが表れて、土星の表面重力は、8.96 m/s²、木星の表面重力は、24.79 m/s²、になる。

 このようにして、重力と遠心力の影響を掛け合せた値の平方根を取れば、扁平率を求める事ができる訳だが、この方法で太陽の扁平率も求める事が可能なのか? 実に、安易な方法であるが、確かめてみよう。

 太陽の場合には、表面重力 274 m/s²、半径6.9551×10⁵ km、自転周期 27日6時間36分(赤道)28日4時間48分(緯度30度)30日19時間12分(緯度60度)31日19時間12分(緯度75度)になっている。

 すると、太陽の遠心力と重力を掛け合せた値の平方根からは、ほぼ同じ法則で扁平率を求める事ができる。

 即ち、ガス星の形状には、非常に簡単な規則性があることが示唆されるのだが、太陽とガス惑星には著しい違いがある。

 太陽は恒星であり、核融合でエネルギーを作っている。太陽系の全質量の99.8 %を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与える。

 太陽は、強力な磁場を持っており、この強力な磁場の発生メカニズムは、同じガス星の、木星や土星には存在しない。 

太陽の謎

2023-11-27 17:21:00 | 理論物理学 素粒子


 太陽は、核融合によってエネルギーを作り出しているが、その反応速度は極めて遅く、最も大きな熱生産量でも、約276.5ワット/m³になると見積もられている。核融合は大きな重力に因る影響であるから、太陽の表層部よりも太陽の中心部で盛んになる。しかし、その太陽の中心部の最も反応が大きいと思われる領域でも約276.5ワット/m³になっているのだ。ワットは時間ごとに消費されるエネルギーなので、1m³あたり100ワット電球で三個分程のエネルギーになっている。

 これは、どうにも説明がつかない変な状況であるが、これほど少ないエネルギー消費量であることで、太陽は約100億年の寿命がある。

 このような状況は、ブラックホールにも存在しており、ブラックホールの活動期は短く、多くのブラックホールは休眠状態になっている。

 ブラックホールが休眠状態になるのは、ブラックホール周辺の物質やガスを飲み込んだ後に飲み込んだ物を大量に吐き出す事に因る影響であり、ブラックホールの近くには飲み込む事ができる物が不足している事がある。

 太陽は、核融合がエネルギー源であり、核融合は太陽の中心核で起こっている。中心部の非常に穏やかな核融合で得られたエネルギーは、太陽の表層部では豹変する。この豹変は凄まじく、太陽フレアになって地球にも降り注いでいる。

 表層部の太陽フレアは太陽周囲の磁場エネルギーが急速に光・熱・非熱的な粒子のエネルギーに変換される現象であると理解されている。そのエネルギー解放量は1029 ergから1032 ergであり、水素爆弾10万〜1億個のエネルギーに相当する[6]。太陽系内で起こりうるエネルギー解放現象としては最大のものである。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 実は、この凄まじい太陽フレアを引き起こす強力な磁場の発生理由は分からない。

 太陽のエネルギー源は非常に穏やかであり、それが長い年月蓄積されたものが表層部に現れ太陽フレアを引き起こしているのだが、その発生メカニズムは不明である。

 しかし、太陽の中心核に超小型ブラックホールがあれば、説明が付くと思う。しかし、この超小型ブラックホールは、物質を飲み込むオバケではない。この超小型ブラックホールは、飲み込んだ物質を全て吐き出していると考えられる。

 もしも、太陽の中心核に高速回転する超小型ブラックホールがあれば強力な磁場を発生する事になるので、太陽の表層部の強力な磁場は、超小型ブラックホールによって説明できる。

 超小型ブラックホールは、太陽の中心で扇風機のようにして圧力を下げ核融合を抑えているのかもしれない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太陽の核での単位時間あたりのエネルギー生産量は、中心からの距離によって変わる。太陽の中心では、核融合の効率はモデルからの推定で、約276.5ワット/m3と見積もられる[3]。太陽の内部における体積あたりの熱生産量の最大値は、コンポストの山の熱生産量密度と比較される程度である。太陽から放出される莫大な熱量は、体積当たりの熱生産量ではなく、太陽全体の大きさに起因する。