ねりま世界(仮)

東京から札幌、そして東京へ戻ってきた人の日常

せんべい

2013-10-08 | ほっかいどう
そんなわけで、初日は私とお世継ぎ君の2人旅♪

荷物は事前にホテルに送付しているので当日持参の荷物は大した事はないものの、
とりあえず小さなキャリーバッグ1個を左手に、右手でお世継ぎと手を繋いで歩いてみました。
まぁ、バッグの中身は半分も入っていないのですが、
キャリーバッグの方が持ちやすいのであります。

移動時間はたっぷりと余裕を取ったつもりでしたが、それでも出発1時間半前に羽田着。
いや、本当は吉祥寺から羽田までゆっくりバスで行きたかったのですがね、
ほら、鉄オタ予備軍の世継ぎ様がいるので、彼の切なる希望で、
総武線→山手線→京急で行きましたとも。メンドクセー。

空港でお弁当を買い、札幌の知人へのお土産を買い・・・。
さて、空っぽのバッグではありますが、飛行機内へ持ち込むのは面倒なので
手荷物を預けてしまおう。
なので、椅子に座って荷物整理を念のため今一度・・・、
なんてことをしてたら、たまたまお隣に座っておばあちゃんが

「あら、ボク、今からお母さんと飛行機なのね」
「・・・うん(*・_・*)」←照れてる

「どこいくのかな~?」
「・・・」
「恥ずかしがり屋ですみません・・・これから札幌に行くんです」

「あら~おばあちゃんはねぇ、これから九州へ帰るのよ~。
 全く反対の方向だわね~」

なんて話をしていたところ、なんとまぁ、こちらのおばあちゃん、御歳82歳!!
そして1人旅!!
何でも東京にはとある絵画展を観にいらしたそうな。
1泊2日の予定で、浅草観光まで楽しんできたとのこと。
元気すぎる・・・。
日本人の底知れぬ力を感じてしまった。

「おばあちゃんにはねぇ、子供がいないからねぇ、こうやって小さい子を見ると
 ついつい話しかけちゃうのよ。うるさくてごめんなさいねぇ」
「いえいえ、こちらこそ人見知り激しい子で・・・」

「そうだ!おばあちゃん、お煎餅買ったのよ、ボクにあげるわ」

がさごそと鞄を開けるおばあちゃん。

「えっ!すみません・・・」

謙遜しながら待つと、おばあちゃんの手には立派な数枚入りのお煎餅。
あんなにお煎餅が入った袋丸ごとのわけないですね、
きっとこれからその袋を開けて、中に小分けにされている煎餅1枚を頂けるのかな、
なんて考えていると・・・

「はい!ボク!どうぞ!!」

なんと、お世継ぎの手には数枚入りの袋丸ごとの煎餅が!!

「あわわわわ・・・こんなに頂けませんよ!!」ビックリする私。
「いいのよ~いいのよ~。ほら見て、同じような煎餅たくさん買っちゃって!!」

本当でした、同じような煎餅袋がまだあった(笑)
聞くと『まとめ買い』をしてお得に購入した草加煎餅だそうで。

「こんなに食べれないし、荷物重いから・・・。ボク食べてね!」
「ありがと(*・_・*)」

「じゃあ、、元気でね!気をつけてね」
「はい、ありがとうございます!」

いや~、それにしてもTHEパワフルおばあちゃん。
そしてこれから旅に出る私達だったのに、予想外の嬉しい荷物が増えました。
バッグの中身を半分空けていた甲斐があったものです(笑)
ありがとう、おばあちゃん。

そんなこんなで、あっという間に出発時刻になりました。
機内での世継ぎは『ピカチュウひこうきまだ?』ばっかり。。。
そしてすごーく眠い時間帯のはずなのに、つい、私が

「今ねー、お姉さんがね、美味しいリンゴジュースもってくるんだよ」
「( ゜Д゜)!!」←目が冴える

しばらくしてCAさんが持ってきてくれたリンゴジュースを、
そりゃ、まぁ、嬉しそうに飲む世継ぎ君。
かわいいお姉さんが持ってくるんだもん、男として楽しいわな。
絵本まで持ってきて貰ったり。
さらに嬉しそう。

というか、こやつめ、おばあちゃんから貰った煎餅より嬉しそうだわ!!!
これだから男は!!(笑)

そして一睡もすることなく新千歳空港に到着。1時間30分ですからねー。短い。

と、空港でのお話はまた後程。







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