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「三国志」の民間説話集

2005-03-20 21:20:35 | 三国志/関連本
三国志外伝 民間説話にみる素顔の英雄たち/湖北省群衆芸術館 (編)/立間 祥介・岡崎 由美 (訳)/徳間書店/未確認(絶版?)/1600円(本体価格)←1990年当時の価格です

内容とコメント
「三国志」の民間伝承を集めた「三国志外伝」(湖北省群衆芸術館・編)を抄訳したもので、関羽の出生、孔明とその妻、張飛のお裁き、軍才に長けた小喬、董卓暗殺のために華佗の「改造」を受ける貂蝉などのエピソードを紹介しています。
他にも、劉備、姜維、周瑜、孫策など、民間に人気のある武将も登場します。曹操の話は、やはり良い話ではありません。
また、イ族に伝わる孟獲の話も収録されています。

この武将がキラキラ♪
花関索(かかんさく)と鮑三娘(ほうさんじょう)の夫婦、そして関羽の三女・銀屏(ぎんぺい)。「正史」には登場しないものの、かなり細かい設定や波乱の人生だったことなど、リアルな人物像が伝えられています。

この武将がキラリ!
関羽と孟獲。関羽は青龍刀、名前の由来、「月下に貂蝉を斬る」など、「正史」や「演義」にも引けを取らない魅力的なエピソードが多いです。「月下に…」は情景が美しいです。
孟獲の伝説も結構ドラマチックです。孔明を五度も捕らえた話もあり、ちょっとイメージが変わるかもしれません。

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