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朝香祥 三国志・孫策幼年期、恋愛編

2005-06-06 20:39:00 | 三国志/小説(正史ベース)
コバルトシリーズ「青嵐の夢」「華の名前」「華残月(はなのこりづき)」/朝香祥 著 桑原祐子 イラスト/集英社/未確認/457円、495円、514円(いずれも本体価格)

内容とコメント「青嵐の夢」は十歳になった孫策と周瑜の出会いから、衝突や協力を経て友情を深めていく話です。
また朝香三国志「かぜ江」シリーズのキャラクター人気投票の結果発表も収録しています。
巻末のあとがきには幼名や琴(きん)についての解説があります。
「華の名前」は、孫堅配下になった部族の君長の娘・芙蓉(ふよう)と、寨(さい、砦)の少年達の恋模様を描いた作品で描写・展開が完全に少女小説になっています。
「華残月」は孫策ら少年達による野盗討伐隊の活躍と、孫策の恋を描いた作品です。
あとがきには、混乱しがちな陸遜家系図の解説があります。

この武将(?)がキラキラ♪
幼い孫権。兄・孫策に琴をねだる姿がかわいいです。

この女性がキラキラ♪
「華の名前」の芙蓉。少女小説らしく(?)、想う人に気に入ってもらうために“努力”する姿に好感を持ちます。

この女性がキラリ!
周瑜の姉・蓮(れん)。丹桂(たんけい)の花をかたどったかんざしと心に残る大切な思い出と、物語の結びの晴れやかな描写の効果が切なくさせます。

この武将が…またですか
周瑜。朝香三国志では毎回負傷してますが今回も負傷してます。「おやくそく」というものなのか、著者の意図的なものかは判りませんが、描かれる当人は大変です…

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