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2014年に復活した白井恵理子先生の劉備くんシリーズや長池先生の「破龍」(完結)他三国志作品を応援しています!

長池とも子三国志「破龍」劉備と曹操の出会い編

2006-05-04 20:26:04 | 長池とも子「破龍」
三国志烈伝破龍 第九話「両雄の邂逅(かいこう)」/長池とも子 著/秋田書店/刊行中/雑誌価格580円(込)
内容とコメント「プリンセスGOLD」5月号に掲載された少女漫画版三国志。少女漫画なのに少年漫画っぽい描写の劉備編の、今回は第2回。
黄巾賊討伐に参加し、農民兵ながらも目覚しい活躍を見せた劉備たちは、長引く戦の最中、疫病の流行と黄巾賊の襲撃ですっかり荒れ果てた村を見つけ、そこで同じく黄巾賊討伐に赴いた曹操と出会う。
疫病を治す薬を求める劉備だが、曹操は疫病の蔓延を防ぐ為に村を住民ごと焼き払うと言い放つ。 関羽のとりなしで曹操に1晩だけ猶予をもらった劉備は病の原因と治療法を探すが…?
と、言う事で劉備が曹操と出会う話。この話では2人の人物描写が徹底して対照的になっています。劉備の、口数は多いものの人命を優先する熱さと、曹操の国の大儀の為に家族も切り捨てる冷静さ、疫病の対処の仕方も2人できれいに意見が分かれています。絵やコマ割の仕方(絵の見せ方)でも対照的になっているのが判りやすいです。黄巾の乱鎮圧後に軍馬を従えた曹操に対し、劉備の方は旗印も歩兵もボロボロで疲れきっていたり。
劉備は紅霞(こうか)とのシーンでも熱いです。(男気で生きている人なので)
曹操はクールすぎていつもはけん制役の夏侯惇の熱さが目立ってしまいます。このクールさを見てから「連環の計」を読むとまた違った印象になりそうです。
この武将が???
劉備。熱さやラストの明るい笑顔は良いのですが、口先で曹操から逃れようとするしたたかさがあったり(裏の顔?)、相変わらず掴み所の無い性格のようで、すんなりと感情移入するのは難しいです…。
劉備もそうですが、登場人物の絵が段々かっこ良くなっているのが嬉しいです
長池先生ニュース!
次回は「盲夏侯」。少女漫画だと左目エピソードはどうなってしまうのでしょうか?
その次(現在執筆中)が「官渡前夜」。戦の話も袁紹たちの人物像も気になりますが、もしかしたら先生独自の展開もあるかも?と期待してしまいます。
今は曹操編が進行していますが…個人的には関羽や張飛の活躍も見てみたいです。






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