三国志烈伝 破龍 第七話「連環の計」/長池とも子 著/秋田書店/発売中/雑誌価格580円(込)
内容とコメント「プリンセスGOLD」2月号に掲載された少女漫画版三国志。今回は曹操編で、ヒロインには「三国志」の架空の女性・貂蝉が登場します。
帝を手に入れ、暴虐を極める董卓を討とうと、単身乗り込んで暗殺を謀り、また連合軍に参加して討伐に当たる曹操だがいずれも失敗に終わる。
董卓の暗殺を諦めない曹操は司徒・王允(おういん)に董卓と、董卓を常に側にいて守っている猛将・呂布を、美女を使って仲たがいさせる計略を持ちかける。
「三国志」で誰もが一度は目にする美女連環の話ですが、この作品では王允ではなく曹操が企みます。貂蝉に頭を下げる場面も、彼女を従わせる狙いで曹操が行っています。
また、ここに登場する貂蝉は曹操に想いを寄せるようになり、曹操の天下の為に計略を成功させようと懸命な姿を見せます。
この設定が「女性の視点で描いた三国志」の特徴であり、斬新です。
見事に離間の計を成功させ、呂布に董卓を討たせ、危険を顧みず自分の元に戻ってきた貂蝉に対し、曹操はその口を封じようと刃を向けます…。
貂蝉の、大切な人の為に我が身を犠牲にする事をいとわない健気さも見どころの一つですが、曹操の心の動きにも大注目です。
今回は「連環の計」の話がメインなので、反董卓連合や董卓暗殺の話はわずかに語られるのみです。
夏侯惇もいきなり隻眼になっているで、この漫画だけで「三国志」を楽しまれている方は驚いてしまわれるかも。
この作品では何故か貂蝉にまでモテてしまう曹操ですが、女性だけでなく男性(武将や謀臣)にも慕われる曹操像も見てみたいです。
この女性がキラキラ♪
この漫画のヒロイン・貂蝉。外見は「貂蝉」のイメージを損なわない、それ以上の魔力がある少女の可憐さと大人のつやっぽさを併せ持つ姿です。舞を舞う姿も優雅で、呂布でなくとも見とれます。とてもきれいな人です。
大切な人の為に懸命になる事自体は尊敬に値します。…が、その健気さと運命に切なくなると同時に、夏侯惇が抱いたような脅威も正直覚えてしまいます。それがちょっと彼女に申し訳なく思うのですが。
曹操にふうわりと微笑む表情が清らかで美しいです。
もしかしたら、“○き○”いるかも…?
この武将がトホホ?
呂布。かっこ良い呂布をイメージされている方には評判悪いかもしれないフツーの「オジサン」風の呂布です。でも単純=純粋さはそのままです。
暴虐の限りを尽くしている董卓も長池先生の絵柄のせいか、かわいく見えてしまいます。
それと、今回は曹操が董卓暗殺に失敗し、故郷に逃げた話は大まかに語られるだけなので、陳宮は出番無しです。ちょっとがっかり、です。
この女性がキラリ!
やっぱり華蓮(かれん)さん!です
今回、彼女が側室・卞(べん)夫人である事が明かされ、貂蝉を「傾城の美女」に改造する役割で登場します。
さっぱりした気質はそのままに、貂蝉に対する心遣いを見せ、想像以上に粋で魅力的で大変良かったです。貂蝉にかけるセリフは経験から来たと思われるもので、含蓄があります。
この次は「母」である華蓮さんを見られるのでしょうか?やっぱり肝っ玉母さんかな?
楽しみです♪
この話も良かったです。(実は結末を書きたくてたまらないです)実際に読んで驚いていただきたいです。
今後も楽しみなので、単行本化、諦めませんぞ…(黄承彦‐こうしょうげん‐風)。
内容とコメント「プリンセスGOLD」2月号に掲載された少女漫画版三国志。今回は曹操編で、ヒロインには「三国志」の架空の女性・貂蝉が登場します。
帝を手に入れ、暴虐を極める董卓を討とうと、単身乗り込んで暗殺を謀り、また連合軍に参加して討伐に当たる曹操だがいずれも失敗に終わる。
董卓の暗殺を諦めない曹操は司徒・王允(おういん)に董卓と、董卓を常に側にいて守っている猛将・呂布を、美女を使って仲たがいさせる計略を持ちかける。
「三国志」で誰もが一度は目にする美女連環の話ですが、この作品では王允ではなく曹操が企みます。貂蝉に頭を下げる場面も、彼女を従わせる狙いで曹操が行っています。
また、ここに登場する貂蝉は曹操に想いを寄せるようになり、曹操の天下の為に計略を成功させようと懸命な姿を見せます。
この設定が「女性の視点で描いた三国志」の特徴であり、斬新です。
見事に離間の計を成功させ、呂布に董卓を討たせ、危険を顧みず自分の元に戻ってきた貂蝉に対し、曹操はその口を封じようと刃を向けます…。
貂蝉の、大切な人の為に我が身を犠牲にする事をいとわない健気さも見どころの一つですが、曹操の心の動きにも大注目です。
今回は「連環の計」の話がメインなので、反董卓連合や董卓暗殺の話はわずかに語られるのみです。
夏侯惇もいきなり隻眼になっているで、この漫画だけで「三国志」を楽しまれている方は驚いてしまわれるかも。
この作品では何故か貂蝉にまでモテてしまう曹操ですが、女性だけでなく男性(武将や謀臣)にも慕われる曹操像も見てみたいです。
この女性がキラキラ♪
この漫画のヒロイン・貂蝉。外見は「貂蝉」のイメージを損なわない、それ以上の魔力がある少女の可憐さと大人のつやっぽさを併せ持つ姿です。舞を舞う姿も優雅で、呂布でなくとも見とれます。とてもきれいな人です。
大切な人の為に懸命になる事自体は尊敬に値します。…が、その健気さと運命に切なくなると同時に、夏侯惇が抱いたような脅威も正直覚えてしまいます。それがちょっと彼女に申し訳なく思うのですが。
曹操にふうわりと微笑む表情が清らかで美しいです。
もしかしたら、“○き○”いるかも…?
この武将がトホホ?
呂布。かっこ良い呂布をイメージされている方には評判悪いかもしれないフツーの「オジサン」風の呂布です。でも単純=純粋さはそのままです。
暴虐の限りを尽くしている董卓も長池先生の絵柄のせいか、かわいく見えてしまいます。
それと、今回は曹操が董卓暗殺に失敗し、故郷に逃げた話は大まかに語られるだけなので、陳宮は出番無しです。ちょっとがっかり、です。
この女性がキラリ!
やっぱり華蓮(かれん)さん!です
今回、彼女が側室・卞(べん)夫人である事が明かされ、貂蝉を「傾城の美女」に改造する役割で登場します。
さっぱりした気質はそのままに、貂蝉に対する心遣いを見せ、想像以上に粋で魅力的で大変良かったです。貂蝉にかけるセリフは経験から来たと思われるもので、含蓄があります。
この次は「母」である華蓮さんを見られるのでしょうか?やっぱり肝っ玉母さんかな?
楽しみです♪
この話も良かったです。(実は結末を書きたくてたまらないです)実際に読んで驚いていただきたいです。
今後も楽しみなので、単行本化、諦めませんぞ…(黄承彦‐こうしょうげん‐風)。