夕焼けの歌 近藤真彦

1989年 発売の
夕焼けの歌

バブルの頃

ちょうど 世の中も景気よく
僕の人生においても
はしゃいでいた季節だったあの頃…

毎晩毎晩 遊びまわっていたような
そんな記憶が…

カラオケに行っては
この歌が好きでよく歌った。

熱唱系のバラードで
マッチにしては
しっとり歌い上げてた大人の歌だ。
今でもこの歌を聞くたびに、あの頃の
情景や仲間達との時間 場所が思い出される。

この歌だけは
みんなしっかり静かに聞いてくれたカラオケでの思い出
宴のお開きの合図になるように
歌い出せば
しんみりと曲を聞き入って
帰り支度に入る。

毎日楽しい事ばかりがこのまま
ずっと続いていくもんだ
とばかり信じた
あの頃

日は登り
日は沈む
夕焼け空の下で
悲しみの思いをぶつけるように
歌う

夕焼けの歌。
あの頃と
同じ
夕焼け空…

もう一度 竹内まりあ

1984年 TBSドラマ
くれない族の反乱
主題歌 に起用されたこの曲。

アレンジは
山下達郎さん

夫婦での力作である。
コーラスアレンジが絶妙で
イントロから立ち上がりのコーラスが
パンチが効いていて
歌とコーラスが絡み合い主旋律とコーラス
どちらに耳を傾けてても
楽しめる。
コーラスが、歌を、侵食するかしないかの
ギリギリの攻防を凌ぎながら
主旋律の竹内まりあ のハリのある歌が
甘いメロディを際立たせている。

もう一度。

そう思わせる
だれもが
一歩踏み出せないでいる時の
背中を押してくれる
力強い
ある意味メッセージソングのような作品でもある。

メロディメーカーの竹内まりあの面目躍如である。