ダンシングドール 石野真子

憧れの君 は

毎朝の通学列車で出会う
一つ年上のあの人。

慕い続けて やっとの思いで
胸の内を告げた
僕の 高校の時の恋は
めでたく成就したのだけど…


卒業を前に
去りゆく君に
僕は思いを告げずには
いられなかった。
振られて元々の気持ちで
ぶつかったっけ…

でもね

振られなかったんだ。
付き合ってくれたんだ
こんな僕にも
やっと春が訪れたんだ
あの頃。


広い高原を二人で手を繋ぎ
途中で手を離し
一足先に 君より先に走り出し
君より先に行こうと走って前を急いだ
のだけれど
振り返ってみると


そこに君の姿は無くなっていた。

そんな感じで
彼女からの突然の手紙での
サヨナラ

あまりにも突然。
意味がわからない
急に暗闇に突き落とされた様な
どうしていいかわからなくなったあの頃の自分。

その頃の僕は
石野真子が好きで
彼女も
『真子ちゃん かわいいよね(^^)』
って
言ってくれた。
ちょうど 春ラララ
がヒットしてた頃だったね。
春になったら
ピクニックに公園に行きたいね
って
話してたっけ…
それも 叶わぬ願いで終わってしまったよ…


石野真子のアルバムも好きで買っていたんだ。
恋のDJ
というアルバムに収録されてる
『ダンシングドール』
アルバム
の8曲目に挿入されてる
切ないバラード。
この曲を聴きながら
何度となく
泣きながら
悲しみを薄めていった日の事を
思い出した。

ストリングスが糸を引く哀愁感を、
引き延ばすように
涙を誘う
歌唱力のあるアイドルながら
安定して聞けた。

思い出の奥に置き忘れていた曲を
思い出した。

黄色い麦わら帽子 松崎しげる

72年ごろ？
パックインミュージック の提供曲。
オープニングに流れてました。
提供グリコ？だったか…

柔らかい優しい
歌で
松崎しげるさんも半分の力加減で歌唱されていて、聴く方もリラックスして聞けたのも覚えてる。
その後(愛のメモリー)は歌う方も聴く方も
力を入れてしまう歌なのだが…


カラオケにあると
歌ってしまう
お気に入りの歌でもある。

望郷の景色を、思い描きながら…