aoちゃんがやってきた

妊娠養生法&胎児との交信日記
埼玉は日高市の漢方専門薬局たまき の裏日記でもあります

四ヶ月も半ば レスラー

2017-01-16 00:18:28 | 妊婦の養生
みなさま こんにちは

漢方専門薬局 環の 裏ブログです。
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四ヶ月も半ば、食欲はいよいよ増すばかり。もちろん私の。
麺類やパンは食に非ず!食べた気がしない。
米!米!米!
朝、二合分のごはんをおにぎりにして、午前中には完食。これはあくまでおやつなんです。
そんなに食べながら

「あーお腹減った」と、言っていたら
妖精に
「プロレスラーみたいだね」
と、感心されました。


四ヶ月健診がございました。
一ヶ月健診が楽しかったので、今回も楽しみにしつつも
今回は訪問ではなく、こちらから出向くので、時間通り行けるかちょっと心配も。
何せ、朝寝坊な我がファミリー。

無事に行けました。
保健師さんとのお話が始まって、第一声に
「目ヤニがでてますね、眼科にいってください」

が、眼科!?
こんな鼻クソサイズの一粒の目ヤニで眼科?!

揉めません
ケンカしません。

でも、「なんのためにですか?」って聞いちゃった。笑

目ヤニをとる目薬を処方してもらうためだそうです。
念のため鼻涙管が詰まってないか、 みてもらうためだそうです。
詰まってないわい!と思いつつ。
分かりましたと、のむ。
(結局行かなくていいと、10分後にドクターに言われる)



離乳食を食べている事にも絶句されましたが、
管理栄養士と書いてある職業欄をみて、
「プロですものね、そこはお任せします」と消えそうな声でおっしゃった。

それから、ワクチン。
「全部打てとはいわないけれど、もちろんお母さんの意向を尊重しますよ、でも!
一つだけ絶対打ってほしいのがあります」

「麻疹です!MRです」

年間罹患数は40人くらいなのに?
MRも副反応けっこう出てますのに?
とても大事な子なんで、よく考えさせて欲しいと伝えましたら
何もそれ以上は言われなかった。

次のお部屋でも
年配の保健師さんから
「何をみて、ワクチンを打たない意向になったんですか?」
と、半ばあきれ顔で聞かれたので
厚生労働省のHP
です。
と、言ったら、会話が終わってしまった。

なんだか、今回の健診は意外と突っ込まれたなぁという感じ。
どんなチャンス?

それから、ディディモスが人気で保健師さんたちから、
何々、どうなってるの?オシャレねー、なんて言ってもらい、
有頂天。

アオキュンは終始、空腹と、恐らく私のこわばった気持ちのせいか、グズる。
おっぱいのみながら、お話しを聞けて、小腹も満たされ、最後はご満悦。


記録

だんだんと、夜中の授乳回数やおむつ替え回数が減ってきていましたが
ついに、四か月半ば、
夜中の
おっぱいも
おむつも

ゼロ!

という日を迎えました。
(でも、その一日だけ)

母、驚き!
こんなに胃袋も膀胱も大きくなってきたのか~と成長に
目を細める一方
私の手がかからなくなっていく実感に、一抹の不安というか寂しさを覚える
空の巣症候群の気持ちがわかる!
と、思うのでした。


離乳食は相変わらず
お肉とみそ汁のスープ中心で
いまだ、固形はぺっと出します。
かろうじて豆腐は5分の確率で食べたり出したりします。
鶏肉をガーゼ越しに好んで食べるようになりました。
ちゅーちゅーすっていると、気づくとガーゼの中がほぼ空になっています。
牛スジもスポッと食べてしまっていました。^^;
脂身が多いのは苦手のようです。
かぼちゃ、ジャガイモ裏ごししても、ぺっと出します。
おせんべいを少し食べましたが、穀類はまだ与えていません。

鳥ガラでスープをとって、製氷器で凍らして
ジップロックで保存すると、毎回 その氷一個分を小鍋で沸かし
余裕があるときは、お野菜も一緒に煮て、
そのスープだけを 召し上がるアオキュン。
味付けはしないのですが、だしの旨味があって、大人でもおいしく感じます。
何もないときは、これを食べてもらってます。

野口では、話すのも、歯が生えるのも、立つのも

1歳を過ぎてからがいいといいます。
ここからはいかに、成長っぷりをスローにさせるか。
それはいかにして、栄養を満たすかでもあります。

漢方では、それらが遅いと腎精の不足と見ますが、
ここは野口式で様子をーみたいと思います。



三か月後半 目指せママっこ!

2016-12-11 15:15:49 | 妊婦の養生
心はともに
みなさま こんにちは

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もうすぐ 四か月を迎えようとしています。
 最近では けたけたと声を出して、笑ってくれたりするんですが
一つのネタは二回までしか笑いません。

「もう ええわ、次!」

と、そんな感じです。

うんちは、毎日、おまるでしてくれるようになり、
おしっこも、おっぱいも 夜眠ると朝まで持つ日がほとんどになってきました。
そのかわり、寝る前にたくさん おしっこをして
おっぱいがペソペソになるまで、吸いつくしてから寝てくれます。
おかげで、おっぱいは痛くならずに朝を迎えられます。

若干 人見知りをするようになりました。

「めざせ!ママっ子」 なので、ちょっと嬉しかったりします。笑

離乳食は、お米は最後スタイルでいくつもりでしたが
スープに少しごはんを入れて粘りを付けると
食べやすいようで、少しだけでんぷんとしてとろみをつけるために
お米を入れていますが、スープ主体にしています。
牛肉、豚肉、みそ汁 などの夕飯の残りのスープを
朝、ごはんをちょっといれて、くつくつ煮て、とろとろにしたものを
なめるように食べていきます。

相変わらず、ステーキやチーズをガーゼに包んで食べるのもやっています。

果物は今のところ、食べたがりません。こんなに甘いのにね~。



そういうわけで、2か月くらいまでは
あおぴーとか ぴーすけ なんてよんでいました。
それは 小さくて、豆みたいで、柿ピーの中に混ざっていてもおかしくない
そんな存在だったのですが、

今は ぴーすけ はいなくなり
キュンキュンするような女の子の顔になってきたということで
アオキュンと我が家では呼ばれております(←親ばか)


話は前後しますが、
ワクチンのことも、もっと理解してくて
厚生労働省や国立感染症研究所のHPなどを参照にして
一覧表を作りました。

年間の罹患人数
感染経路
治療法
発症した場合に何が怖いのか
ワクチンの有効率
ワクチンの有効年数
副反応の発生割合
一切の副反応事例

これらを簡単に見比べられるようにしました。

それで、見えてきたことは、
母として アオキュンを守るために出来ることは 何か ということ。

野口だと、お母さんがうまくすると、4歳5歳まで病気をせずに育てて
そこで、病気をすると、一気に体が強くなる なんて書かれているので
母の勝負どころです。

それができれば、ワクチンを打たない不安も解消されます。
なんといっても乳幼児が罹患したときに重篤になりやすいので
それを防ぐワクチンがほとんどなので。

病気にならないために出来ること。
*しっかり食べる。 大人は菜食でよくても、子供はNG
 私は菜食が好きですが、アオキュンには、お肉をしっかりあげる。

*代謝をあげる。お風呂でしっかり運動させてる。

*人ごみを避ける。
 感染病は飛沫感染が多いので、あまり密集するようなところは避ける
 

そのために出来ること
*大人の都合を優先させない。
 世間に白状だとか、無責任だとか 何と言われようと
今はアオキュンの体を守ることに専念する(←自分への誓い)

とりあえず、仕事も家で出来る範囲を精一杯やらせていただきます!
漢方のご相談などは、どうぞ遠慮なくくださいませ!


おっぱい気功

2016-11-11 12:18:02 | 妊婦の養生
心はともに
みなさま こんにちは

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妊娠中18週からおっぱいの塩マッサージが始まりました。
授乳時に乳首にかかる圧が強いため、乳首が切れるのを防ぐのが目的です。

それで、最初は週に1回
36週過ぎたら、毎日。

そのかいあって、産後も痛いは痛いのだけれど
先端はかさぶたをつくったりしたけれど、
なんとかなりました。
おそらく、やっていなかったら、根性なしの私は
授乳をパスしていたことになっていたかもしれません。
初産婦はやることをおすすめします。

アオちゃんが生まれた初日の授乳に
「なんだ楽勝じゃん!」と思ったのもつかのま

二日目から、吸う力が倍くらい強くなり、
「げげ!」っと思ったのでした。

そして、助産院からプレゼントされたプルーンがあまりにおいしくて
一晩で一袋食べつくすという、伝説二人目の偉業を達成し
おっぱいはゴリゴリになる。
助産師さんから、「これは普通の人なら、泣いているレベルだよ」と いわれる。

そんなゴリゴリになりやすいながらも
乳腺炎になるよ~と脅されながらも
なんとか乳腺炎にもならずにこれています。二か月現在。

ちなみに、乳腺炎には漢方の葛根湯がよく使われますが
すべてのケースに なんでも葛根湯というわけではございません。

膿が出ているなどの症状になると
膿をとる漢方薬をつかったりします。

先日、私は乳房がピリピリとしました、
もう授乳しても痛くないのに、痛い日がありました。

むむむ!!
はっ!もしかして、アレを食べたせいかしら?
と、ちょっと心当たりがあって、
実は最近、大福とケーキとチーズを連日続いた日があって・・・・

それで、四の五の言わずに、気の流れを流す漢方薬を飲みました。
これは、環先生お得意の処方で、
産後あらかじめに持っておいたのです。
よ~~く効くんですわ。
夜のんで、翌朝のんだら、もうほとんどぴりぴりがなくなりました。

セーーフ。

漢方は未病を防ぐ。
名医は未病を防ぐ。

そう、
なってからからより、なる前にが
治すにはベストタイミング。

そのために、いつもと違うということに敏感になるのも大切なのかもしれません。

それから、乳腺炎を防ぐために、妊娠中からほぐしておくべきポイントがあります。
上腕と腕の付け根の部分ですが、
前も後ろ側も、ここにコリコリがる方はよくもみほぐします。

と、豆情報を書きながらも、
その痛くなった時に、アオピーが、マーライオンのごとく飲んだ母乳を吐き出したのです。
鼻からも、口からも、
この子の胃の容量からは想像だにしないほど、
その吐いている時間が、新人ママの私にはとても長く感じられました。

実はその一週間くらい前にも、
おっぱいを、右、左、右、左となんども飲んで 飲んで
それでも足りないと、騒ぎ立てる珍しい日があって
かわいい顔しながら、獰猛な姿を 私たちは
タスマニアンデビル と呼んでいるのですが、

そのタスマニアンデビルになった日、
その日も、うえ~!っと吐いた。
でもその時よりも、激しく吐いたので、あらためて親は考えました。

どうしたら、吐かずに 快適にのめるのか?

古くたまったものが悪い?
量が多く噴き出すのが悪い?


野口では、
「昨日の乳を与えるな、明日の乳を与えると思え」
と、いうのです。
最初、意味が分からなかったのですが、
このことか!?と
違うかもしれませんが、参考にさせていただき


まず、しばらく時間があいて、張ったおっぱいはあらかじめ手絞りして
ぶしゅーーっと噴き出すのがおさまってから、のませ
片方飲んだら、休憩をいれる。

でもですね~、これがけっこう面倒なんですね
タイミングを誤ると、ほしがっているアオちゃんを
かなり待たせることになってしまう。

もっといい方法はないか?

そもそも液体だから吐く
液体じゃなければはかないかも?
じゃあ何?

光はどうだ!と、そんな自問自答しまして、

頭頂から、宇宙の美しい光が入ってきて、おっぱいから出て
アオちゃんに入るというイメージをしはじめました、
一種の気功みたいなものですね。
そしたら、不思議なことに
左のおっぱいから出る光はいつも 白く
右のおっぱいからは、金色なのです。
今後それは変わるかもしれませんが、今は
毎回そうなのです。

そのあと、少しは吐きました。
でも、どんどん吐かなくなって、相当な量
いつもなら、絶対吐く!という量をのんでも

げっぷをそこそこに寝かしても

大量に吐かなくなったのです。

どういうメカニズムなのかはわかりませんが。

これはアオちゃんに限ってのことかもしれませんが。

興味深いことでした

産後の体の使い方と回復 

2016-10-30 12:20:45 | 妊婦の養生
心はともに
みなさま こんにちは

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なんでもないことをヘマしなり、間抜けなことになってしまったとき
うちでは言われるセリフがある

それは

「なんでそんなに雑魚なの」

産後、より雑魚になっている私ですが
それでも、手首や膝など 赤ちゃん抱っこで痛めやすい腱や節々を
なんとか問題なくいられるのは
太極拳とフェルデンのおかげだとつくづく思います。

太極拳では手首をなるべく曲げないように というのがあります
力が曲がっているところに集まりやすく
攻撃の時に、手首が曲がっていると、自分の手首がおれてしまうといわれているからです。
そういう習慣が、手首の腱鞘炎を遠ざけてくれているのを感じますし

立ち上がるときに、お尻を後ろにつきだすフェルデンのワークや
太極拳の膝をつま先より前に出さないという教えが
膝の負担をずいぶん軽くしてくれています。

5kgの鉄アレイ二つでトレーニングしたりしていた妖精の方が
アオちゃんを抱っこし始めて、すぐに

肩がはずれそう!
肘がおかしくなる!
足がつる!

な~~~んて、いいはじめましたから。うっしっし。

赤ちゃんに取っ手があれば、抱きやすいんですけどね
いかに赤ちゃんの体重を利用して、持ち上げたり、
自分の手足より、股関節や背骨など軸になる部分を利用するか

そういうことをしないど、高齢出産には体がもたないのかもしれません。

ただ、産後の体はゆがみやすく、
体重をかけたいところに、かけられないってことがあり
それは野口の調整で、いとも簡単に治ってしまいました。
これも驚き!

産後の体の戻りでいうと、
体重は3日目に8kg減っていました。
私の場合、むくみがひどかったので、ほとんど水だったというわけですね
一か月後の健診では11kgトータルで減っていましたが
残る3kgは今でも戻っていないと思います。。。

そして、産後、太極拳のお稽古を再開したら、体がぐんぐん楽になっていきました。
もともと、体がダウンしたときに始めた太極拳なので
弱っているときに、絶対的な効果があるんですよね。
体力回復に太極拳がおすすめです。

太極拳の良さをあらためて感じました。
太極拳クラスの再開はもうちょっと先になりそうですが
自宅での個人指導のご予約を来月いただきました。ありがとうございます。

環に戻るのは まだもうちょっとお時間をいただきそうです。
現在、メールでの漢方相談を承っております。
わたくしがオペレーターで、ご相談アンドご注文をうけ
環から発送させていただくシステムでございます。
どうぞ、なんなりとご相談くださいませ。

40週と6日 いざ出産

2016-09-27 16:31:07 | 妊婦の養生
心はともに
みなさま こんにちは

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いつも前駆陣痛があっても、なぜかトイレが済むと消えます

8月21日 日曜日も何事もなく普通にがっかり感と共に目覚め
トイレへ。

トイレから出てきましたら、
ギューっとくるんですね。あら!?

あら!
あら!?
いつもと逆パターン!

すかさず時計をみる。もうこの頃は時計が友達っていうくらい
時計とにらみっこが癖になっていました。

5時45分。
次の陣痛は、すぐにやってきた。

間隔は10分置きだ!
よし、ここ1時間が正念場、10分間隔を維持できるか、いざ!
と、思っていたら、
二回目の波を乗り越えると次は5分でくるじゃありませんか。

これは本気だ!本物に違いない!
6時5分 助産院に電話。

1時間様子を見る指示をもらう。
そうこうしているうちに、5分間隔だった波はすぐに3分へとみるみる縮まっていく。
いいぞ!そうこなくっちゃ!

妖精は度重なる前駆騒動で、私が言う
「来たかもしれない!」に、すでに慣れっこになり
私は、もうオオカミ少年のようになってしまっていた。
だもんで、妖精は
「朝ごはん食べる?」と呑気なことをいう、

無理無理、食べれないくらいの進みっぷりでございます。
でも、とりあえずすぐに生まれるわけではないから、
ゆっくり朝ごはんを食べてもらい、私は食べれないけれど、
波と波の間を利用して
陣痛促進の漢方茶を作ったり、本日のスペシャル安産漢方ドリンクを
準備をする。
8時ちょっと前、出発!

日曜日の朝で、幸い道が空いている。
8時半頃助産院に到着!
助産師さんたちが、最高の笑顔で受け入れてくれる。
これは本当に嬉しかった。すでに、私、やりましたよ!っていう気分。

ところがお産の部屋に先客あり!
台風三つの威力をまざまざと見せつけられる。

私が先に産まれそうだとトリアージュされ、お産の部屋をチェンジさせてもらった。
なんだか気が引ける。逆の立場なら、嫌ですよね。

9時半頃 休みを返上してスピリチャル助産師内海先生が到着。
内診。子宮口開くこと6センチ。いいぞ!

波の度に、お尻を押してくれる。これがとっても楽!
他に楽な体勢を自分で探すも、うーん、イマイチ。
内海先生に聞くと、ベリーダンスのように腰を回すといいとのこと。
イメトレと呼吸法プラス、ベリーダンス!
おお、楽!!
やはり、餅は餅屋でございまして、助産師さんのアドバイスは的確!

子宮口が開く間の波が来る時の感覚は、仙骨がぐぐっと背中側に
開く感じでありました。マラソンでいうと、登りさかを走っているしんどさがあったけど
痛みではない。
波が来ない間は椅子で休み、一切の力を抜き、
無駄な消耗を避ける。波が来ると立ち上がって
腰を回し、波の勢いに任せ、仙骨を感じる。
なんとも、面白い、笑いたいけど、笑ったら体力を使うから、笑わないように我慢する。
波は大きな波もあれば、小さな波もあり、交互というわけでもない。
そして、夏の暑い日でしたが、寒いのだ。
汗が凄くて、寒い!何度も着替えつつ
助産師さんたちが糠袋でどんどん温めてくれ、テルミーをしてくださった。
気持ちいい!有難い!

初産だと子宮口10センチの前開まで5-9時間かかるはず。

ボチャン!という音と共に温かい水が腰に当たる。
てっきりお湯を掛けられたのかとおもったら、これが破水
11時8分。これで一気に子宮口10センチ、全開であります。

ここまで、1時間くらいに感じていたが、助産院に到着して2時間半が経っていた。
ヒプノ状態にうまく入れると、時間を短縮して感じられる。
6時から換算すると、およそ5時間経った。
かなりいいペース。

ここから、ゴロンと横になって、ツルリン呼吸法とJのイメトレにー切り替える。
しんどさはなく、ちょっと気持ちいい感覚を感じる瞬間が出てきた。

が、通常は、ここからキツイらしい。
ここの逃し方が上手いと助産師の皆様に褒められる。
いきんでもいいよと、言われるが
いきみ方が分からない。なぜならヒプノ赤ちゃんには、いきむ練習が入っていないのだ!
いきむって何?という感じで、いきみ方を教えてもらうが、いきめず。

15分くらいにかんじたけれど、1時間経っていた。経産婦なら
このまま産まれちゃうけれど、初産だから、骨盤を降りるのに重力を借りた方が早いという
内海先生の采配で、トイレ部屋へ。


ここは天井から綱がぶら下がっている。
時代劇で見る あの風景です。
えーっといいながら渋々入ったら。
これがとってもやりやすい!

ここからの波は、食中毒の時の渋りっ腹の感覚に似ている。
そして、aoちゃんの動きをはっきりとかんじてきた。

波がないときは、aoちゃんがグルッと回りながら降りてきている動きをかんじ。
動きが止まる頃、ぐーーっと波が来て、
「お母さん、宜しく頼むぜぃ」という。それに合わせて、私が呼吸法とイメージで
aoちゃんを降ろす。
波が引くとまた、aoちゃんが降り始める。
aoちゃんが止まると波が来る。まさに最初の共同作業。
そして、このいきみに良いイメトレ降臨!いいのが出来ちゃいました。
これから、これも入れていきまっせー!

お股に挟まった感覚あり!
よし、このままいけると思うものの
内海先生に「分かるけど、ここ、トイレだし、ちょっと部屋に戻ろうよ」と、いわれ
波の間をぬって、お股に挟まった感覚のまま畳のお部屋に歩いて移動。
急げ急げ、波が来たら歩けまへんから。

ちなみに波が来てからだと、息が吸えなくなるので、
波が来る感覚がしてきたら、深く深く吸っておき、一度の呼吸のパフォーマンス力を上げ
いかに効率よくひと呼吸を使えるかが、高齢出産の心得だと感じました。
一度の呼吸を無駄にしないということ。体力温存。
それほど、一呼吸で降りてくる力が大きい。
勿論声を出すなんて、体力が勿体なく思えた。なので
すごく静かに穏やかに、産んでいるように、まわりには見えたそうだ。
産後、大安産だと言われる所以だと思う。でも自分でも本当に驚くほど楽で、早かった。

トイレに10分ほどいたかと思えば、 もう30分経っていた。

四つん這いで産もうとして、足幅はこの位でどうでしょうか?
と聞いていたら、随分冷静だと、笑われる。笑
結局四つん這いだと会陰が傷つきそうだから、横向きに寝るといいとの指示を もらう。

ううーん、横向き、さっきやったしなぁと渋りつつ、トライ。
ところが、さっきよりずっといい感覚
二度の波が来た後、触らせてもらったのは、私の中にあるaoちゃんの頭。髪の毛。
どひゃーー!
あとひと絞りくらいですかね!?なんて聞いたら、
そうだとのこと。

本当にひと呼吸で、ツルリンと産まれてきたのは、
当たり前だけれど、人間の形をした赤ちゃん。
変かもしれないけど、こんな完全な人間の形をした子が、私の中で育ったという事実に
改めて驚きと、不思議さがあって、知っていたはずなのに、信じられないという感嘆と
よくやって来たねー!という思いが入り混じる。
そして、8年近く前に初めて受けたヒプノセラピーで、38歳での出産が安産であるという未来が
本当に今、現実になっちゃったという驚き。
そう、私の人生最大のトラウマ、出産を乗り越えた瞬間なのでした。

この時、お昼の2時10分。
朝のトイレから数えて8時間。実際は3時間くらいに感じる、あっという間感。

お昼を下で頂いて、お昼寝しようとしていた妖精もすぐに呼ばれて、
出産の瞬間に立ち会った。

aoちゃんは産声一つあげずに、静かに産まれてきた。
野口の先生は、出産の一番の良さは、赤ちゃんが生まれた時の静寂だと
おしゃっていた。出産は本来静けさがある。赤ちゃんは泣いたりしないものだと聞いていたが、
本当に泣かないんだなぁと、aoちゃんを胸に抱きながらこの静けさかぁを味わう。

会陰は少し傷ついたそうですが、自分では分からず。なので産後もすぐに座れちゃうのでした。

しばらくして、妖精が、へその緒を切った。切ってくれた。
妊娠当初は、それは無理!と、言っていたのに、立会いも 無理!と言っていたのに、
この成長は甚だしいですね。笑

aoちゃんの体重は3250グラム、やっぱり大きかった。
かわいい!
妖精似の鼻、大きな手、ムチムチのお尻、髪の毛はカール。
手帳のメモには
こんな日が来るとは。。。。と、書いてあった。
本当だねぇ。

横になって、処置をしてもらいながら、
自分の胎盤を食べたいとバースプランで希望していたので、生姜醤油でいただく。
けっこう筋っぽいと文句をいう。


aoちゃんは、ずっと私の腕の 中で、穏やかに目を開いている。
「お母さんだよ」
そんな事は分かっているだろうけども、思わずアピールをしたくなる。

aoちゃんがやってきた日はよく晴れていた。
そして翌日大嵐となった。

そうそう、結局撮影は、あまりのスピード出産で頼んだ方も間に合わず
助産師さんや、研修生の方がipadなどで撮ってくださった。
気心が知れたメンバーで、私の心は楽だった。
シャッター音とかどうでもよかった。笑
トイレで綱を引いている姿は後から見ると、かなり面白い写真でした。
内海先生なんて、ちゃっかりピースしてるし!私もしたかった。
スライドショーにしてもらえるそうです。

内海先生と、出産 前から何度もセッションを重ね、
心から、魂から信頼する助産師さんと出逢えたことは本当に有難かった。
助産院を選んでいる時、易を立てました。

ファン助産院は、ガッチリとスクラムを組めるようないいチームになれる というものでした。
まさに!

出産は、的確なアドバイスが常にありつつ、
決して先に行かない。私がやりたいといっていたことを
全てやらせてくださり、その上でのアドバイスをくださった。
完全に妊婦に寄り添ってくださった。

こんなお産を体験させてもらえたのは
心の支えになってくださった内海先生のおかげであり、
体作りもおしえてくださったファン助産院のおかげであり
たくさんの祈りをくださった友人、お客様、家族のお陰であり
妊娠して病院選びにとことん付き合い、同意してくれ、何度も
車で往復して連れて行ってくれ、育休もとってくれた妖精のおかげであり
全てを導き、私達を選び、私を母にしてくれた
可愛い可愛い我が娘、aoちゃんのお陰です。

ありがとうという言葉ではとても表現できない。
こういうのをなんていうんだろう。

思いついたら、この日の日記の最後を結び直します。
つづく