ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

鎮守さんの樫の大木伐採の記

2019-02-16 07:31:53 | 里の歳時記
 拙宅のフクジュソウさんです。
一昨日に咲いたらしいですが。
昨日は取り込んでおり、失礼しました。



 さて、昨日はひねもす鎮守さんにおりました。
長い間懸案となっておりました、拝殿裏の樫の大木。
氏子一同の合意のもと、ついに伐採となりました。



本殿修復も進行中ですが、その裏手の正面。
ご神木がありそうな位置に、そそり立っております。
太さの割には、樹齢は若く、近年にわかに太く成長。



以前は、隣にホウノキさんあり。
木陰を避けて、一旦は後ろに伸びましたが。
その後、既存樹を追い越して、今度は南側の本殿方面へ。



あおりを受けたホウノキさんが衰弱して、危険を避けるために伐採したその後。
年ごとに太い枝を張り出して、勢いは増す一方。
諸々の観点から将来を想定し、里一同で熟慮の結果、今回の措置となりました。



それにしても、上部も太く、ワイヤー掛けに難儀しました。
仕事柄、これはブログ主担当でしたが、ちょっと語り草になりそうなシーン。
それでも、常々お清め熱心の地域ですので、なんとか無事に進行。



 そして、いよいよ本番。
この日のエースは、先代譲りで山仕事熱心のH先輩です。
会社を勤め上げた後、研修・現場で伐採のスキルを高め、プロとしてもご活躍。



お陰様で、無難に完了致しました。
ちょっとドラマもありましたが、氏子総代の総力を挙げて乗り切りました。
倒れた瞬間の大地の揺らぎと地響きは、ブログ主にも未曽有の体感。



地域の方々におかれましては、爆弾が落ちたかと感じた方もあったようです。
総代会の元会長も来訪されましたが、総代限定メンバーのご奉仕だけでやり抜いた点、称賛を頂きました。
が、すべては、お天道様と先人の皆様のお陰様なのです。



倒された幹の中ほどが濡れておりますが、これも御神酒。
常に万物をいたわるという日本国の天晴れな心は、ただ今の総代も、しかと受け継いでおります。
これでなんとか心安らかに、今後植栽されるであろう、照葉樹各種さんの肥しとなって下さるはず。



膨大な量の枝葉は速攻で後方で堆肥化の段取りを終え、手ごろな枝は、御神事の薪になることでしょう。
幹につきましては、太鼓のバチの材料にもなるのですが、運搬コスト掛かり過ぎ断念しました。
しばらくこのまんま、三瓶神社のひとつの伝説にちなむ、古代の大蛇の原風景として実感して頂くのも一興。



夕方に振り返りますと、杉林の岩戸が開いたような大空間。
なにやらちょっと、空気が霞む一角もあるようで、かしこし。
今後はより鎮守の森にふさわしい植生づくりに向けて、さらなる協議協力を進めてまいります。
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