地震！

　あと数分で、事前委員会が始まろうという時、私は質問項目を忘れないようにメモ書きしていました。
「学校の耐震化…」と書いた途端、ブーブーとけたたましい携帯の音「「緊急速報　大地震です　大地震です。徳島県で地震発生、強い揺れにそなえてください…」というのです。
　私は、「訓練かな」と思っていましたが、それにしては「これは訓練です」と言わないのです。
　ほどなく、職員さんが「地震です。テレビで情報確認してください。」と知らせてくれました。
ほんとに、県南部で震度５強の地震発生、ずっと報道していました。

　県庁の建物の中ではほとんど感じなかったのですが、自宅や友人に電話するとかなり揺れたとのこと。
何も被害がなくて幸いでした。
本当に電話はつながりにくくなりますね。
　委員会は来週に延びました。

　孫たちの中学校、小学校、保育所もかなり揺れたそうです。
先日、保育所で避難訓練したばかりの孫は、「ほんまの地震やのに避難せんかった」と怒っていました。
なにしろ、先日、避難訓練でのお話がよほど衝撃的だったのか、力を込めて報告をしてくれたばかりだったのです。
「あのな、地震があったら隣の老人ホームに逃げるんよ。ほんで、おかあさんは迎えに来てくれんかもしれんけどな。おかあさんが津波で死んでしもたらいかんけん、迎えにこんでもええんよ。泣かんと待っとったら、ぜったいおかあさん来てくれるけん…」と涙目で報告してくれたのでした。
　それほど心にしみる訓練をしていたのに、本物の地震で避難できなくてよほど残念だったようです。