県議会委員会記録を読み返していたら、昨年末、熱中症対策について質問していました。寒さもいやですが暑さにも弱い私、クーリングシェルターが欲しいというのは、切実な希望でもあります。
令和5年12月19日 防災・感染症対策特別委員会記録より
【達田】もう一つなんですけれども、今、ものすごく寒い季節ですけれども、夏の暑さというの は、本当に大変な暑さですね。 温暖化とか言われておりますが、それを通り越して、沸騰化とか言われていまして、非 常に暑い夏を過ごしたわけですけれども、今年、熱中症で搬送された方、それから残念ながら熱中症でお亡くなりになった方というのは、どれぐらいいらっしゃったか分かるで しょうか。
【林消防保安課長】ただいま、達田委員より、熱中症により救急搬送された人員と死者数ということで御質問いただいたところでございます。
熱中症による救急搬送人員ですけれども、5年度、5月1日から9月30日までの熱中症 による救急搬送人員は、636人となっておるところでございまして、このうち、お亡くな りなられた方は、2名となっておるところでございます。
【達田】 私の身近な所でも、熱中症にかかったという方、それから、あそこの方が田んぼで仕事 をしていて倒れて亡くなられたらしいですというようなお話も聞いて、遠い所の話ではな いのですね。本当に熱中症というのは、あっちこっちでかかって、大変な思いをされた方も多いと思うのです。
今、一部の自治体で、暑さ対策の一環として、暑さを避けるための施設が設置されたり、活用されたりしている所があるとお聞きいたしました。
クーリングシェルターと言うらしいのですけれども、今、徳島県ではクーリングシェル ターの設置のために、何か計画をされているでしょうか。
【和田保健福祉政策課長】 クーリングシェルターについての御質問でございますが、一部の自治体におきまして は、全国的にも暑さをしのぐ一時の避難場所として、公的施設等、一部スペースについて涼みどころなどと称しまして、住民に開放しているというような事例等もあるようですが、県内の状況については、現在把握ができていないところでございます。
クーリングシェルターにつきましては、この度、気候変動適応法が改正されまして、市 町村長が施設の管理者と協定を巻いてクーリングシェルターを位置付けるというような中身になっているところでございます。
去る11月ですが、都道府県また市町村の担当者向けに、国のほうが改正気候変動適応法、また必要な熱中症対策についての説明会を実施したところでありますので、本県にお きましても、改めてこの制度について周知いたしまして、市町村の地域のニーズに応じまして、クーリングシェルターの指定等の検討を進めていただければと考えております。
【 達田】 一応、環境省からクーリングシェルターの呼び掛けというのがされております。これ は、まちなかオアシスとも呼ばれているらしいですけれども、いろいろな施設、市町村の 施設がほとんどだと思うのですけれども、公民館であるとか、保健センターとか、児童セ ンター、シルバーセンターとか、いろいろな所を休憩スペースとして利用できる。もし、 暑さの中で気分が悪くなった方も、中に休憩させていただけるスペースがある、そして水分も頂けるというようなことで、猛暑の中では、命をつなぐオアシスだと思うのですよ ね。 そういう所を暑くなったから準備しようかでは、なかなか間に合わないと思いますので、今、この寒い時期から市町村と連携をして、来年の夏に備えて、そういう所を作っていくという準備をしていかないと、これから夏の暑さというのは、ひどくなっていくので はないかと思うのですよね。 そういう中で、少しでも暑さをよけて熱中症にかかる方を少なくしていくという取組の ためにも、是非、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。