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文教厚生委員会 2023.11.27 -タブレット問題‐

2023年11月27日 | 議会・委員会報告
令和5年11月定例会 文教厚生委員会(事前)
令和5年11月27日(月)
〔委員会の概要 教育委員会関係〕


達田委員
先ほどから議論になっております端末の問題なんですけれども、今日の御報告で は6,063台ということですよね。11月2日段階では3,782台故障とお聞きしてたんですけれ ども、僅か18日間で2,281台故障が増えているということなんです。 これは元々故障していたんだけれどもつかめていなかったのか、それともこの短い間に どどどどっと故障が増えていったということなのか、その要因は何だったんでしょうか。

内海教育政策課長
当初、10月上旬に御報告しました故障数に対しまして、今回、端末の故障数が非常に多 いことにつきましては、当初発覚した直後に、その時点では使えているけれども、よくよ く見ると端末が膨らみ始めていると、いわゆる危険性があるものにつきましては、この際 使用を全て中止してくださいと申し伝えて周知を行ったところ、最終的にこの台数になっ たところでございます。

達田委員
ということは、子供たちは壊れるかもしれないという不安を持ちながら使っていたとい うことなんですよね。 今日、報告がございました、県からの問合せ、そして会社からの回答というのを、私は 初めて見ましたので十分読みこなしてはいないんですけれども、問合せをするのであれ ば、壊れ始めたとき、早急に問合せをするべきではなかったかと思うんです。例えば、令 和3年4月28日に納入されて、保証期間である令和3年度の中でも694台が故障というこ とで、非常に多くの故障が出たわけです。令和4年には627台見付かっていたわけですけ れども、こういう段階で早く問合せをしておくべきでなかったかと思うんです。今年、問 題が大きくなってしまってから問合せをしたというこの対応について、県教委はどういう ふうにお考えなんでしょうか。

内海教育政策課長
導入当初、令和3年度には約600台、令和4年度につきましても600台程度の故障があったところでございまして、当時は予備機でありますとか、また保証等修理対応で対応でき ていたことから、そういった認識がなかったところでございます。 一方で、今年夏になって、桁が違う数の故障が出たことによりまして認識を新たにしま して、そして今回文書での質問状に至ったところでございます。

達田委員
この株式会社四電工徳島支店からの回答を見てみますと、可能な限り協力させていただ きますと書かれてはおりますけれども、記録的な猛暑となったこの夏以降に故障が多発し ていることについては、契約上の保証期間を過ぎていたからでしょうか、県教育委員会様 からの情報連携はなく、弊社は2023年10月5日の新聞報道により初めて本件を知ることと なりましたと書かれております。 ということは、いっぱい故障したんだけれども、教育委員会からの問合せ、連携等はな かったということですよね。 この間、どういうふうな対応をされてたんでしょうか。

内海教育政策課長
当時、10月上旬に故障が多数出ているということが判明しまして、急ぎその数を集計す るとともに、それを急ぎ公表させていただいたところでございます。そのため、株式会社 四電工徳島支店への連絡が若干遅れてしまったというのが事実でございまして、とにかく このことを早くお知らせする必要があるということにまず重点を置いたところでございま す。

達田委員
これを読んでいきますと、本件を把握した直後に県教育委員会様を訪問し、今後の対応 について御相談した以降にも、県教育委員会から特段の御要望等は示されなかったことか ら、弊社としては独自にまず故障の原因の究明に努めているところと書かれているんです けれども、とにかく遅いですよね。問合せした内容といい時期といい、非常に対応が遅い んじゃないかと。その間、子供たちがタブレットを使えない、一人1台端末といいながら もその状況がちゃんと実現していない状況で授業を受けざるを得ないという状況が続いて いたわけなんです。 この後手後手に回っている対応を反省されて、子供たちがきちんと授業を受けられる、 決まった授業を受けられて、一般の授業でも使えるような状況を作っていかなきゃいけな いと思うんですけれども、この会社からの回答について、どのように受け止めておられる でしょうか。

内海教育政策課長
回答についての受け止めでございます。 今、内容につきまして、より精査しているところでございますけれども、その中でも県 教育委員会と協議の上、修理対応等も含めて誠心誠意対応という言葉もございますので、 ここはしっかり協議をさせていただいて、できることをしっかり見極めていきたいと考えております。

達田委員
保証期間であった令和3年度については694台、うち5台がバッテリーの不調というこ となんですけれども、このうち会社が修理又は交換というのが641台となっておりま す。694台壊れておって、無償で交換又は修理をしていただいたのは641台ということなん ですけれども、これはどういうことでしょうか。全部してくれなかったということなんで しょうか。

元山総合教育センター所長
令和3年度の故障の分につきましては、基本的に全部対応していただいております。そ れ以外の分で、センターとかそのあたりで対応できた分があるんでないかなと考えており ます。

達田委員
令和3年度については、ほとんどの場合そういう対応をしてもらったかと思うんですけ れども、令和4年度以降どんどんと故障が増えてきた。これは県が独自で修理なりあるい はもう使えなくなったということで買い替えないかんということで、今回予算が組まれて いるわけなんですけれども、この予算は教室で使うタブレットを設置していくということ で受け止めてよろしいんでしょうか。一人1台端末でなくて、授業に使う分を置くんです よということなんでしょうか。

内海教育政策課長
今回、補正予算で上げておりますものにつきましては、一人1台端末の状況に戻そうと しているもので、以前と同じ状況にしようと考えているものでございます。 一方で、既決予算におきましてCAI教室、いわゆるパソコン教室を設けることにより まして、必履修科目である情報Ⅰの実習が行えるよう、こちらは特定の教室に設置したま まの状態で、皆がそこに使いに行くという形で進めようと考えているものでございます。

達田委員
ということは、故障して不足した分、全て子供たちに充たりますよと。今、故障してな い古いのを使っている方もいますよね。 新しい分はどこのメーカーなんでしょうか。

内海教育政策課長
新しく導入しようとしている端末につきましては、今後、入札等の手続によりまして調 達することとしておりまして、そのメーカー、機種等につきましては、今後の入札で決 まってくるものと考えております。

達田委員
少なくとも今までのようなものは購入しないと、もっと性能のいいものを購入するとい うことですね。

内海教育政策課長
今回の調達に当たりましては、経営戦略部の知見を頂きまして、よりいいものといいま すか、こういったことがないような、反省を踏まえての調達になるようにしてまいりたい と考えております。

達田委員
一人1台端末といいましても、どんどん壊れる数が増えていく中で、まだ更に壊れてい くおそれがあるんじゃないかと考えられるんですけれども、これはその都度買い替えて いって、子供たちに使ってもらえるようにするということなんでしょうか。

内海教育政策課長
今回、補正予算で出している分とは別に、また今後更に故障が増えるのでないかという 御質問でございます。 今後、更に増える可能性も踏まえまして、今後は先ほど申しました教育DX加速化委員 会の中でも検討して、どういう形がいいのか議論してまいりたいと考えております。

達田委員
購入してから1年以内に694台が壊れました。2年目のときも627台、これは少なくない ですよね。あっちでもこっちでも壊れてるのが出てきたという状況で、各学校はここに問 合せをしてくださいというのがあるので、メーカーさんに問合せをして、修理をしていた だいたりとか対応されたんじゃないかと思うんですが、それと同時に教育委員会にも報告 が次々上がってきたんじゃないかなと思うんです。その報告をどんどん受けていたら、今 回のような後手後手の対応にはなっていかなかったんじゃないかなと思うんですけども、 現場からの報告はどういうふうに把握されていたんでしょうか。

元山総合教育センター所長
故障した端末についての学校現場からの教育委員会への報告の件ですが、この件につき ましては先ほども申し上げましたとおり、各学校で故障が出た場合については必ず教育委 員会のほうに持ち込んでいただいたり、事前に連絡いただいたりとかいう形でこれまで対 応してきております。
令和3年度は保証期間の中でそれをやっていただきまして、昨年度は持ってきていただ いた分について、各学校に事前に配っておった予備機であったり、教育委員会で持ってい ました予備機とか代替機でその都度対応するような形で対応してまいりました。 ただ、今年度につきましては、その数が追い付かないような状況、予備機が出せない状 況になっております。

達田委員
これにつきましては、会社の見解として、現在行っております検査の結果、仮にバッテ リーに不具合が発見された場合には、弊社が納品したUBookについて、ツーウェイ社 にリコールを働き掛けてまいりたいと考えておりますと書かれておりますけれども、この 見通し、本当にやってくれるんかなと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。

内海教育政策課長
株式会社四電工徳島支店からツーウェイ社への働き掛けにつきましては、今後、株式会 社四電工徳島支店との協議を行う中で状況を把握しまして、必要に応じてしっかり対応し ていただけるように状況を把握してまいりたいと考えております。

 達田委員
しっかりと要望すべきことは要望する、教育現場でなくてはならない大切なものですの で、こういうものを納品したということは、やっぱり子供たちがこれでしっかりと学習で きるような環境を作っていく責任を会社としても負っていると思うんです。 ですから、きちんと対応していただいて、少なくとも卒業するまでは使えるような機器 でなければいけないんじゃないかなと思うんです。 会社として誠意を持って取り組んでくださるように、是非要望を続けていただきたいな と思いますので、よろしくお願いいたします。 もう1点、予算で出ております脊柱側わん症の検診についてお尋ねするんですけれど も、今行っている検査方法がどうなのかとか、あるいは今回機器を導入される……

元木委員長
それは保健福祉部のほうなんで、保健福祉部で聞いてください。

達田委員 分かりました。終わります。