問わず語りの...

流れに任せて

ゴジラは海からやって来る

2023-02-16 05:05:25 | 怪獣、特撮

 

 

 

 

日本近海の海底には、やはりゴジラがいる!

 

 

日本の海底にある特徴的な地形区を、海上保安庁が「ゴジラメガムリオン地形区」と命名し、この名がこのたび、国際的な承認を得たそうな。

 

 

いいねえ。こういう話大好き!

 

 

 

日本人にとってゴジラとは、荒ぶる「神」です。

 

 

この神は大概、海より現れて地上で暴れる。

 

 

そういう意味からも、海底の地形区にゴジラの名を冠するというのは、当然のような気がする。

 

 

 

荒ぶる神と言えば、日本神話ではスサノオが思い浮かびます。

 

 

スサノオはイザナキより、「海原を治めよ」と命じられたとありますが、この「海原」とは「地球」そのものだとする解釈があるそうです。

 

 

荒ぶる神スサノオは地球の主催神。

 

 

ゴジラは大自然の怒りを体現した荒ぶる神であり、海から地上へやってくる。

 

 

なーるほどねえ。

 

 

 

ふふ、面白い。

 

 

妄想です、妄想。妄想はこれくらいにしておきましょうね。

 

 

 

やり過ぎると不敬になりますから。

 

 

 

 

 

自衛隊音楽隊『ゴジラタイトル/怪獣大戦争マーチ/凱旋行進曲』

 

 

 

 

今年11月3日公開の山崎貴監督版『ゴジラ』

 

はたしていかに。

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映画『仕掛人・藤枝梅安 第一部』

2023-02-15 04:21:27 | 時代劇

 

 

 

「人は善いことをしながら悪いことをし、悪いことをしながら善いことをする」

 

これは池波正太郎作品にほぼ共通したテーマで、人間というのは、かように矛盾したもの。

 

 

とくにこの藤枝梅安シリーズは、主人公の藤枝梅安(豊川悦司)さんが、裏で針を使って人の命を奪う「仕掛人」を生業としながら、表では同じ針を使って人を救う針医者を生業としている。

 

 

梅安さんは表の針医者稼業では、人を救うことにある種の使命感のような情熱を持ち、医者として大変腕が良い。でありながら

 

 

裏では人の命を奪っている、この矛盾。

 

 

人というものの矛盾をこれほど強く抱えている人もいない。

 

 

ただ、殺す相手は「生かしておいちゃあ、世のためにならねえ悪党」に限定するということで、なんとか己を納得させているわけですが、

 

 

その点だとて、結局は仕掛人を雇う元締の胸三寸。本当のところは

 

 

わからない。

 

 

重い映画です。登場人物たちは皆、心に闇を抱えた者ばかり。殺される側はもちろん、殺しを依頼する側にも、単にかわいそうなだけではない、結構な打算があったりして、そう単純な話にはなっていない。

 

 

気の弱い善人と思われている人間にも、その心には闇があり、悪人といわれる者の中にも、秘めた純なる思いがある。

 

 

そうした人の心の襞を実に丁寧に描いていて、だから

 

 

単純な勧善懲悪とは、なり得ない。

 

 

 

いわゆる「悪女」を演じる天海祐希の演技が素晴らしかった。悪い奴に徹した生き方をしながらも、その心の奥底には幼いころの幸せだった思い出があるんです。その悪女が飼っている鳥に込められた深い意味。

 

 

これが後々、効いてくるんです。これがなんとも辛い。苦しい。

 

 

切ない。

 

 

 

映像も素晴らしかったですね。日本家屋って、障子や襖を締め切ると、昼間でも薄暗いんです。

 

 

そこを上手く利用した、光と影のコントラスト。障子から差し込む陽光が、薄暗い室内にいる人物を黒いシルエットとして浮かび上がらせる。これがなんとも、いい。

 

 

かつての必殺シリーズの、光と影の映像へのオマージュのような気がして、いいなあと思いましたねえ。

 

 

登場人物が皆、闇を抱えた者たちばかりの中、早乙女太一演じる若侍だけは違うんです。

 

 

一人の女性を守るために、追手に立ち向かって行く姿は清廉そのもの。他の人たちが闇を強調されているため、この早乙女太一の清廉さが作品の中で一際際立ってくるんですね。

 

こういう人間もいる、まだまだ世の中捨てたもんじゃないと、なにか安心した気分になるんです。

 

 

この早乙女太一演じる若侍と、彼が守る女性を、梅安さんとその相棒の彦次郎(片岡愛之助)が必死になって守ろうとするんです。

 

 

面白いですよね。一方では大金を受け取って人の命を奪っておきながら、一方では頼まれもしないのに、一文にもならないのに、人を助けようとする。

 

 

矛盾です。でも観客からは、その矛盾が理解できちゃう。そう観客に納得させるような物語に仕上がっている秀逸さね。

 

 

梅安さんも彦さんも闇にどっぷり浸かってしまって、もはや後戻りはできない。だからこそ、この清廉な若者たちには、生きて欲しい。

 

 

セリフでは特にこんなことは言ってないんです。でもちゃんと伝わるようにできてる。この説明セリフの少なさがまた良い。

 

 

最近の映画って、説明セリフが多すぎる気がするんですよね。これは観客の側の読解力が落ちているせいなのかどうか、よくわかりませんが

 

 

優れた映画というのは、一々説明セリフを入れなくても、ちゃんと観客に伝わるようにできているものです。特に時代劇は日本特有の文化。

 

 

以心伝心。一々説明セリフを入れなくても、映像だけで、物語の展開だけで伝わるようにできてなくちゃダメだし、観客の側も読み取れなきゃダメ。

 

 

そういう意味でも、この映画は秀逸です。

 

 

重い話ではあるけれど嫌な話ではないし、いくつかの話が重複した展開を見せながらも、最終的には一本の物語に収まっていく脚本の上手さも際立っているし、いわゆる「悪い奴」らはみんなちゃんと死ぬので(笑)、そういう部分のモヤモヤも残らない。エンタテインメント時代劇としても秀逸な出来。

 

 

ほぼ文句なしと言って良い。近年稀に見る秀作と言えます。

 

 

これはホントに、自信をもってお勧めできます。

 

 

 

観るべし、観るべし

 

 

観るべ~し!

 

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「続・荒野の用心棒 ~さすらいのジャンゴ DJANGO~」ベルト・フィア Soundtrack、イングリッシュver

2023-02-14 04:58:20 | 今日の一曲

 

 

 

 

今朝急に聴きたくなったので、この曲を挙げてみました。

 

 

マカロニ・ウエスタンの傑作のひとつ、『続・荒野の用心棒』の主題歌、「さすらいのジャンゴ」。

 

 

「続」といっても、クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』とは、なんの関係もありません。日本の配給会社が勝手に「続」とつけただけ。原題名は『Django(ジャンゴ)』主人公の名前です。

 

 

マカロニ・ウエスタンの場合、「続」とか「新」とかついても、なんの関係もないというパターンが多いので、ご注意のほど。

 

 

マカロニ・ウエスタンとは、イタリアで作られた西部劇だというのは、以前にも紹介しました。だから役者さんたちは主にラテン系の人たちばかり。でも西部劇の主人公はアングロ・サクソン系じゃないとさまにならないんじゃないか?ということで、クリント・イーストウッドみたいにアメリカで売れていなかった役者を呼んで、主役に抜擢するというパターンが多かったわけですが

 

 

この作品では、主人公を演じるのがイタリア人俳優のフランコ・ネロ。アメリカから役者を連れてくることすらしなくなった。それだけマカロニ・ウエスタンが、世界的に浸透してきた、ということなんでしょうかね。

 

 

この作品の異色なところは、主人公が馬に乗らずに歩いてやってくるところですね。しかも大地は湿っていて泥だらけ。その泥の中を、棺桶を引きずりながら歩いてくる主人公という、およそ異色ずくめの展開。

 

 

その棺桶の中に入っているのはなにか?実は…。

 

 

まあ、今更ネタバレもないので言っちゃいましょう。棺桶の中に入っているのは

 

 

マシンガン!

 

 

大勢の敵に囲まれ、絶体絶命の危機に陥ったと思った瞬間、棺桶の蓋をガバッと開け、マシンガンを取り出しぶっ放す!次々と斃れる敵!

 

 

初めて観たのは小学生のとき、月曜ロードショーでした。もう大興奮しながら観たのを覚えています。

 

 

以来マカロニ・ウエスタン大好き人間になってしまって、本国アメリカの西部劇がかったるく見えてしまってね(笑)。

 

 

懐かしい思い出です。

 

 

この曲の哀愁漂う感じ、いいねえ。

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池波正太郎の江戸料理帳~映画「仕掛人・藤枝梅安」裏の世界~

2023-02-13 08:00:00 | 時代劇

 

 

 

 

池波正太郎作品に欠かせないもの、それは

 

 

江戸料理。

 

 

 

池波作品を映像化するとき、料理のシーンは必須です。今回の映画でも勿論それは変わらない。

 

 

面白いのは、例え食べないシーンであっても、料理そのものが映らなくても、その場にある料理は本物を用意しているんです。

 

撮影現場に、その料理の匂いが漂っているだけで、場の空気が変わる。

 

 

空気が変われば、演技も変わる。

 

 

料理人の方も池波ファン。だからその拘りも半端ない。

 

 

万が一食べるかもしれない。その時に不味いものであってはならない。

 

 

みんなプロ。プロが集まって一つの映画を作り上げている。

 

 

この拘り。いいね、映画はこうでなくっちゃ!

 

 

料理も見どころの映画『仕掛人・藤枝梅安』まだ観てない!

 

 

ああ、早く観たい~~~っ!

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真面目なラッキーさん

2023-02-12 10:29:21 | いぎなり

 

 

 

 

 

今年の抱負を真面目に語る藤谷美海さんです。

 

 

ステージで変顔しようが、ギャグかまそうが、根は真面目な子なんですよね。

 

 

やっぱり言おう。

 

 

ええ子や。

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