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「続・荒野の用心棒 ~さすらいのジャンゴ DJANGO~」ベルト・フィア Soundtrack、イングリッシュver

2023-02-14 04:58:20 | 今日の一曲

 

 

 

 

今朝急に聴きたくなったので、この曲を挙げてみました。

 

 

マカロニ・ウエスタンの傑作のひとつ、『続・荒野の用心棒』の主題歌、「さすらいのジャンゴ」。

 

 

「続」といっても、クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』とは、なんの関係もありません。日本の配給会社が勝手に「続」とつけただけ。原題名は『Django(ジャンゴ)』主人公の名前です。

 

 

マカロニ・ウエスタンの場合、「続」とか「新」とかついても、なんの関係もないというパターンが多いので、ご注意のほど。

 

 

マカロニ・ウエスタンとは、イタリアで作られた西部劇だというのは、以前にも紹介しました。だから役者さんたちは主にラテン系の人たちばかり。でも西部劇の主人公はアングロ・サクソン系じゃないとさまにならないんじゃないか?ということで、クリント・イーストウッドみたいにアメリカで売れていなかった役者を呼んで、主役に抜擢するというパターンが多かったわけですが

 

 

この作品では、主人公を演じるのがイタリア人俳優のフランコ・ネロ。アメリカから役者を連れてくることすらしなくなった。それだけマカロニ・ウエスタンが、世界的に浸透してきた、ということなんでしょうかね。

 

 

この作品の異色なところは、主人公が馬に乗らずに歩いてやってくるところですね。しかも大地は湿っていて泥だらけ。その泥の中を、棺桶を引きずりながら歩いてくる主人公という、およそ異色ずくめの展開。

 

 

その棺桶の中に入っているのはなにか?実は…。

 

 

まあ、今更ネタバレもないので言っちゃいましょう。棺桶の中に入っているのは

 

 

マシンガン!

 

 

大勢の敵に囲まれ、絶体絶命の危機に陥ったと思った瞬間、棺桶の蓋をガバッと開け、マシンガンを取り出しぶっ放す!次々と斃れる敵!

 

 

初めて観たのは小学生のとき、月曜ロードショーでした。もう大興奮しながら観たのを覚えています。

 

 

以来マカロニ・ウエスタン大好き人間になってしまって、本国アメリカの西部劇がかったるく見えてしまってね(笑)。

 

 

懐かしい思い出です。

 

 

この曲の哀愁漂う感じ、いいねえ。

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2 コメント

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Unknown (みき枝)
2023-02-14 17:42:59
この作品、こういった名作映画の数々。
きっと日本の漫画家さん方々(アーティストの方々)etc.沢山ご覧になられたのだろう、、影響受けられたではと想像します。
 モンキーパンチ先生、石ノ森章太郎先生、赤塚不二夫先生、松本零士先生、尾田栄一郎先生世代も、多分?
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Unknown (薫兄者)
2023-02-14 18:45:09
みき枝さん、はい、影響は受けていると思います。永井豪先生の『ガクエン退屈男』だったか『あばしり一家』だったか、はっきり覚えていないんですけど、この主人公そっくりの、棺桶からマシンガンを出してぶっ放すキャラクターが出てきました。
こういうちょっとダークで乾いていて、ケレン味たっぷりな感じって、当時色々な方面に影響を与えたと思います。日本の時代劇でも、賞金稼ぎが主人公になったりしましたし、必殺シリーズの音楽なんて、明らかにマカロニ・ウエスタンからの影響大ですからね。
一世を風靡しましたねえ。
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