1997年公開の第1作『ジュラシック・パーク』から、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パークⅢ』、『ジュラシック・ワールド』、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』と、実は全部観てます。
結構、好きです。
怪獣好きはみんな恐竜好きだと言って、ほぼ間違いないですからね。まあ、男の子で恐竜が嫌いだという子はめったにいないでしょう。恐竜図鑑とかをみてワクワクドキドキした経験は、多かれ少なかれあるんじゃないかな。
そんな男の子たちの、ある意味「夢」を実現させたシリーズというわけで、嫌いになれったってなれるもんじゃない。
さすがはスピルバーグ。
「生命」を弄ぶ人間の傲慢と、それに対する「罰」といったテーマを基本線としながらも、あくまでエンタテインメントの枠をはみ出さない作り方は見事。「罰」といったけれども、人間と恐竜との意思疎通の可能性をも示しているという点で、僅かながらの希望を感じさせる展開になってきているところが、結構泣かせるのですよね。
そう、このシリーズは「泣かせる」シリーズになってきているんですよ。そこが良いんだ。
第1作の主演陣、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ローラ・ダーンの揃い踏みは個人的に嬉しい。ジェフ・ゴールドブラムは「ハエ男」だし、サム・ニールは「ダミアン」だし、どちらもオタク心を擽る俳優さんたち。こういうキャスティングも憎いね。ローラ・ダーンは往年のハリウッド俳優、ブルース・ダーンの娘さんなんですよ。そう、あの『ブラック・サンデー』に主演したブルース・ダーンです。懐かしいですねえ。
ちなみにこの前紹介した『ハロウィン』の主役、ジェミー・リー・カーチスは、往年のハリウッド・スター、トニー・カーチスの娘さんです。時代は巡っていくなあ。
ちなみにもう一方の主役、恐竜ヴェロキラプトルと気持ちを通わせた男を演じたクリス・プラットの奥様は、アーノルド・シュワルツェネッガーの娘さんだそうです。
それはともかく。
人間側も恐竜側もオールスター総出演といった趣のある映画で、それだけでも観たくなってしまう。で、これが完結編なのかというと、
どうやらそうとは限らない、らしい。
こちらのシリーズもゴジラのような、世代を越えて継がれていく息の長いシリーズになれば、面白い。
なんてことを思う。
生命というもの、大自然というものへの畏敬の念を忘れてはいけない。これが基本。この基本をしっかりと踏まえた上で、
極上のエンタテインメントを楽しみたい。
2022年7月29日公開!
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