この作品については、原作者の高橋留美子さんが不快感を示したという話が流布されていて、いわゆる「原作レ〇プ」の代表的作品だとする見方をする方々もおられるようです。
監督の押井守氏は原作を「壊す」ことで有名な監督ですからね。『ルパン三世』や『サイボーグ009』の監督オファーもあったのですが、それらの作品についてこの方の立てた企画が、どう考えてもファンに激怒されるとしか思えないような内容だったため、降板させられた、なんてこともあったそうです。
私はこの方の監督した映画版『機動警察パトレイバー』が大嫌いなんです。私が思うパトレイバーはあくまでもゆうきまさみ氏が描いた漫画版なのですが、押井氏のアニメ映画版には、そのゆうき氏の作品に対する敬意の欠片もない。
ホント、ひでえな、と思ってしまう。
押井氏の映画版パトレイバーは実に評判が良い。しかし私は、世間がどんなに高く評価しようと
嫌いだ!!
もっとも『ビューティフル・ドリーマー』に関して高橋留美子さんは、「決して不愉快には思っていない、自分には思いもつかないものを見せてくれた」と、ことあるごとに、好評価していると公言しているのですが、一方で身近な人には、やはり不快感を漏らしていた、との話もあり、結局のところ真実は那辺にあるかよくわからない。
いずれにしろ、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』。何故この作品がアマプラにて突然配信中止となったか。
やはり、例の件の余波、なのでしょうな。
誰が悪いの彼が悪いの、責任の所在を追求するのも大事でしょう。でも根本にあるのは
日本の芸能社会に長い年月をかけて堆積されてきた、様々な「悪弊」。
そうしたことを、隠しておくことが出来ない世の中になってきた。隠れていたものが表に出てくる、そんな時代になってきた。
そういうことなのでしょう。
今後あらゆる「業界」で、隠れていたことが表ざたになってくると思います。
ただ今回の件に関しては、こんな悲しい出来事がきっかけになってしまったということが、とても残念でなりません。
なにがあっても、生きていてほしかった。
本当に、残念です。