さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

お庭へどうぞ

2010-05-18 | 日常生活

 寒かったヨーロッパから帰りましたら、我が家の庭は薔薇が満開。父が手塩に掛けた沢山の薔薇がこの春も一斉に花開きました。窓から流れてくる薔薇の香りに誘われて、久し振りに庭に出てみました。そんな庭を画像でご紹介。どうぞ遊びにいらしたようにご覧になって下さい。

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 買付けの折に出掛けたパリの郊外 プロヴァンは「薔薇の街」といわれているのに、あまりの寒さでまったくといってよいほど薔薇のお花を見ることは出来ませんでした。ヨーロッパから約1万キロ離れた日本ではほらこの通り満開です!

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 今日はよいお天気でしたが、明日から崩れるようなので、一番薔薇もひとまず終わりでしょうか。この春は日本もずっと寒かったので、いつもより生育が遅いようですね。

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 子どもの頃から見慣れているせいでしょうか、お花屋さんの開かない薔薇よりも、こんな風に不揃いで開ききった薔薇の方断然が好きです。

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 ピエール・ロンサールもこの通りびっしり花をつけました。いったいいくつあるのでしょうか!

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 こちらが真近で見たピエール・ロンサール 。たっぷりした薄い花びらと憂いのあるピンクが良いですね~♪

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 こちらは優花 。名前の通り優しげなピンク。パウダーピンクとでも言えば良いのでしょうか。

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 フレンチレースは微かにニュアンスのあるクリーム色を帯びた白。名前からして魅力的です。(笑)

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 沢山の花びらアブラハム・ダービーも沢山の花をつけました。開く前はアプリコット色、お花が開くと徐々に淡いピンクになっていきます。

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ひらひらしたフリルのような花びらのジュリア。淡い茶系の色合いも独特です。

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 一重でどことなくハマナスを思わせる花形。ブラッシング・ノックアウトという名前も面白いですね。

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 私が子供の頃から庭にあるダブル・デライトは、水彩絵の具で色を付けたような縁の濃い色合いが素敵。ダブルのデライト(喜び)とは色合いの美しさと良い香りだからでしょうか。

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 淡い色の薔薇ばかりでなく、こんな華やかな色合いも好きです。ザ・ダークレディは色だけでなく香りも良いのです。

 また来週のサロンのフェアの折には自宅の庭から持ってきて飾りますので、どうぞ見てやってくださいね。 

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「買付け日記」更新しました!


今日から作業を

2010-05-17 | 日常生活

 今日から仕入れてきたアンティークをせっせとお手入れ。中には、埃がたまったものもあるので、それを綺麗にしたり、より艶を出したり、磨いたり。美しいものがよりいっそう美しくなると、もっと嬉しい!そんな作業のひとつひとつに熱中しています。今日はそんな時の便利グッズをご紹介。日頃愛用しているもアンティーク用お手入れグッズの中には、重曹やアルコール、ベビーオイルなど様々な物がありますが、今日は便利なお道具を。

 それは赤ちゃん用の歯ブラシとベビー綿棒。普通の歯ブラシや綿棒では手の届かない細かなところもケア出来て取っても便利!特に赤ちゃん用の歯ブラシの小さなこと柔らかなことといったら!!デリケートで繊細なアンティークを扱うのにぴったりなのです。

 いったいどんなものをお手入れしているかですって?それはどうぞ「買付け日記」でご確認下さいね。お手入れが終了次第、お値段付け、それからホームページへ掲載の準備に取りかかりたいと思っています。どうかしばしお待ちを!

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「買付け日記」更新しました!


時差ボケの日々

2010-05-16 | 日常生活

 買付けから戻った後の私達の一番の悩み、それは「時差ボケ」です。どうもこればかりは確立した治療法がある訳ではないようですね。時差ボケは、日本からヨーロッパへの「西行きフライト」の方が軽く済み、ヨーロッパから日本への「東向きフライト」の方が重くなる傾向にあるようで、日本からヨーロッパに出掛けて仕事をする私達はまだしも、アメリカに仕入れに行っている仕事仲間のアンティークディーラー達は皆大変な思いをしているようです。

 そんな私も夕べはなかなか寝付かれず(身体はまだヨーロッパ時間のため、日本時間より7時間遅れなのです。)、結局外が明るくなってから「ちょっぴりだけ眠った」という状態でした。(なのに起きたのはお昼頃。)こんな風になかなか寝付けなかったり、朝起きられなかったり、真夜中にお腹がすいたり、少しずつ直していかないと延々と時差ボケ生活が続いてしまうので、なるべくお昼間は太陽の日差しに当たって体内時計を調節するようにしています。

 ひょっとしたらゴールデンウィーク中に海外にお出掛けになって、同じような悩みを抱えていらっしゃる方もみえるかもしれませんね。身体に負担がかからず、イッパツで時差ボケが治るサプリメントなんてものが発明されたら真っ先に買いたいと思います!(笑)

 身体は時差ボケですが、早速「買付け日記」を書き始めました。今回も少しずつ更新していきますので宜しくお願いいたします。

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「買付け日記」更新しました!


帰国しました!

2010-05-15 | 日常生活

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 昨晩遅く無事帰国しました!火山の影響もなく帰ってくることが出来て本当に良かったです!

 今回はずっと曇り続きで寒かったパリでしたので、日本の日の光がとても明るく、柔らかく感じられます。マロニエの花の花粉には苦しめられた今回の買付けでしたが(笑)、いつもこの時期、画像のようなライラックがどこの庭先にも見られ、淡い紫色の小さな花に心和まされました。

 ちょうど私達が帰る頃、フランスではカンヌ映画祭が始まったばかり。テレビのニュースを見ていても、しょっちゅう華やかなレッドカーペットの様子が映ったり、様々な俳優に混じって北野武の姿が見られたり。昨年訪れたコート・ダジュールの明るい日差しと爽やかな空気を思い出し、「また行きたいねぇ。」と口々に言いながら見ていました。

 帰国第一日目の今日、河村は「決算が~!」と言いながらサロンへ出勤して行きましたが、私は終日自宅でのんびり過ごし、明日から仕事に復帰する予定です。また買付けの様子は「買付け日記」でもお伝えしたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。新入荷共々待っていて下さいね。

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今日はプロヴァンへ

2010-05-12 | 

 昨日お伝えしましたように、今日は朝から荷物の出荷をし、その足でメトロに乗ってパリ東駅へ。1時間20分で着いたプロヴァンの街は、シーズンオフとあって、ひっそりとしたとても静かな田舎街でした。

 中世の鎖帷子を着た騎士が現われそうな12世紀に造られた塔に登ったり、中世の木組みの家々が連なる旧市街を散策したり、私達のお決まり「プティトラン」に乗ったり…。今日もとても寒い一日でしたが満喫して帰ってきました。そして思い出したのは、昨年行ったアルザスのこと。アルザスと同じような木組みのコロンバージュの家が立ち並ぶ旧市街を散策するうち、楽しかったアルザスの思い出がよみがえってきました。「またアルザスにも行きたいね。」そんな会話をしながら帰ってきました。

 明日は夜のフライトで帰国の予定です。今のところ、シャルル・ド・ゴール空港のホームページでは、私達のフライトは“ON TIME”になっているので、火山の影響もなく無事帰ることが出来そうです。

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終盤へ

2010-05-11 | 

 買付けもそろそろ終盤へ。やっとこちらの寒さ(今日の最高気温は12℃程でした。)に慣れた頃に、今日でほぼ買付けも終了。明日は唯一のフリーの一日となりました。思いがけないお休みの明日はパリからも程近いプロヴァンへ行ってみる予定。プロヴァンはパリ東駅から列車で1時間20分程で行くことが出来る中世の街。10世紀や11世紀の建築も残っている世界遺産の街で、薔薇の街としても有名です。私達が帰国する明後日はフランスの祝日なので、明日は朝イチで荷物を出荷し、その足でプロヴァンへ向かいます。パリも大好きですが、フランスの田舎はもっと好き!どんな場所かとても楽しみ、写真も沢山撮ってきますね。

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後半戦

2010-05-10 | 

 またまたマロニエの花粉降るパリへ戻ってきました。(笑)今までマロニエの花粉なんて気にしたことがありませんでしたが、どうやら現地に暮らすフランス人でもアレルギーの人は沢山いる様子。日本の花粉症とそっくりです。

 買付けもそろそろ後半戦。花粉から逃れるため、常時サングラスをかけて買付けにいそしんでいます。それにしても連日の移動で、気力はあっても身体がついていかず。今回は、5月8日の夕刻にロンドンからパリへ戻ったのですが、その日はフランスの祝日とあっていつものホテルは満室。仕方なく近所の沢山部屋数のあるホテルへ。そして昨日の朝はまたいつものホテルへ引っ越し。数えると、今回は4カ所のホテルを回ったことになります。「そうだよね。疲れて当然だよね!」と自らを慰めつつ、今日も買付けへ。残り後半はゆっくりしたペースで行きたいと思っています。

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一路パリへ

2010-05-08 | 

 ここはロンドンのセント・パンクラス駅。お陰様でイギリスでの仕入れも済み、今からユーロスターでパリへ帰ります。イギリスでは思いがけず良い物が沢山手に入り、ルンルンの私達です。やはり買付けは良い物と出会うと、疲れも忘れすっかり元気に!本当に嬉しい!まだ買付けもやっと前半が終了、またパリでどんな物に出会うかとても楽しみです。

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一路ロンドンへ

2010-05-07 | 

 昨日はパリでのフェア終え、夕方からロンドンへ。ロンドンでは無事河村と合流することが出来、ヤレヤレといったところです。

 実は、パリで買付けが始まって以来寒さの他に私を悩ませていたものが…。こちらに来てからくしゃみが止まらず、身体が熱っぽい私は風邪を引いたとばかり思っていたのですが、どうやらそれはマロニエの花粉症らしいのです。パリのフェアはマロニエの木立が延々連なる場所、調子が悪くなるのもあたりまえ?こちらロンドンではマロニエがないせいかいくぶん楽な感じ。まさか5月のパリがこんなに寒いとは(でも先週のパリは25℃だったらしいのです。)、そのうえマロニエに襲撃されるとは思ってみませんでした。

 今日は朝から列車でロンドンからコッツオルズのフェアへ。今日も一日仕事になりそうです。

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極寒のパリ

2010-05-06 | 

 そうです。パリは寒いです。真冬です。なのに私はコットンの洋服しか持ってきませんでした。(涙)天気予報で見る先週までのパリはそれほど寒くなさそうだったんです。昨日たまたま会った知り合いの日本人アンティークディーラー(パリ在住)にそのことを訴えると、「シンジラレナイ。あなた、この寒さでセーター着なかったら死ぬわよ!」とまで言われてしまいました。雪山での遭難では、化繊の下着か綿の下着かで生死を分ける、と聞いたことがありますが、それを「身をもって体験中」な感じです。(笑)早速河村に電話して「私のユニクロのヒートテック持ってきて!」と頼みましたが、その他にも、「のど飴持ってこい。」とか「風邪薬持ってこい。」とか色々いいつけたので、電話の向こうの彼はちょっぴり嫌そうでした。

 でも、本当に寒くて、一日戸外のフェアを歩き回った後、馴染みの紙物ディーラーの事務所でカードを選んだのですが、流石合理的なフランス人(ケチなんて言いませんよ、ケチなんて!)、ここも暖房なんて入っていなくて、室内にもかかわらず恐ろしく寒い!ほとんど修行の世界で、ホテルに帰るやいなや(この時期にはホテルの部屋にもヒーターは入りません!)、仕方なく熱いお風呂に入って午後6時からベッドに入って寝てしまいました。(笑)おまけに昨日は久しぶりにもの凄く重いアイテムをゲット!あまりの重さに、それを持って歩き回るうちに腕が抜けるかと思うほど。昔はどんな重い物でも自分ひとりで持ち運んでいたのに、最近重い荷物は全て河村担当。河村のありがたみをしっかり感じた買付け初日でした。

 どうやら火山の噴煙は偏西風に流されてこちらに来ないそうで、ちょっぴり安心。(前回の大騒動になったときは無風で大陸側に流れてきたんだそうです。)今日はパリでの買付けを夕方に終え、ロンドンへ向かう予定です。

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