今回の冷凍餃子の件とかぎらず、多くの中国製品の問題が連日取り上げられています。
そのせいで、中国のイメージは悪くなる一方です。残念です。
このような状況ですから、最近の中国全土での異常気象(寒波・大雪)による大きい被害の事が報道されずにいる事を、勝手ながら少し伝えたいと思います。
新華社が報道したところによると、2月9日の中国民政部の発表として、日本政府と米国政府がそれぞれ準備した救難物資が、中国各地の寒波による被災地に続々と到着している模様だ。
報道によれば、日本政府が準備した救援物資は日本円で5700万円(約380万人民元)で、主に安徽省の被災地に送られた。内訳には、発電機300台、毛布300枚、ケーブル類300巻、寝具用パッド2100枚などが含まれている。
一方で、米国は82万米ドル(約8800万円)分の救援物資を貴州省と江西省に送った。内訳は、防寒服6000着、毛布1657枚、軍用の食料パック87552食などとなっている。
新華社電によると、2月12日までのまとめで今回の低温雨雪氷凍災害による直接経済損失は1111億元、亡くなった人は107人となった。
今回の被災地域は上海、江蘇、浙江、安徽、福建、江西、河南、湖北、湖南、広東、広西、重慶、四川、貴州、雲南、陝西、甘粛、青海、寧夏、新疆など。
死者107人、行方不明8人、緊急避難民151万2千人。
鉄道や道路で動けなくなった人192万7千人。
農作物被害1億7700万畝、森林被害面積2億6千万畝。(中国の1畝は6.667アール)
倒壊家屋35万4千戸。
湖南、貴州、江西、安徽、湖北、広西、四川等に動員された救援活動人員は775万人。
救助支援資金は13億9800万元で大量のインスタント食品、食糧、食糧油、飲用水、暖房燃料、綿布団等が配られた。
鉄道道路で足止めを受けた人と各地の被災者の合計は655万5千人にのぼる。
また各界からの寄付は累計で11億9500万元になった。
まだ寒い日が続きますが、被災地の皆さんが一日も早く元の生活に戻れるように祈ります。
上海エクスプローラー より
アフガニスタンでも大雪で大きい被害が出ているようです。
日本でも、日本海側から東北・北海道など、大雪に見舞われています。
日本では、中国やアフガニスタンなどの国と比べると人的被害が少なく済んでいるようです。不幸中の幸いと思うと同時に、それなりの備えや対策が功を奏しているようです。
物資の援助も必要ですが、こういうときの対策を普段から伝えておく事が大切だと思います。もちろん、すでに行われているのですが、民間レベルで協力していくことがお互い相手のことが見えるので、(変な争い)が起きないようになるものだと思いうのです。 理想かな!!??