2022年5月のこと
2020年11月に新しくできたハコモノ
「あいち朝日遺跡ミュージアム」に行く!!
この日は5月下旬というのに、強烈な日差しが降り注ぎ…めちゃめちゃ暑くて…最高気温が32度というのに、炎天下の中、すぐそばの貝殻山貝塚を歩いた後だったので…
もう、このハコモノに入った途端、生き返った気がしました…
空調がめちゃ気持ちいい!!
あの…入館料300円…こういったハコモノにしては、ちょいと入館料が高い気がしましたが…
クソ暑い日…もしくはクソ寒い日にこれば、絶対高いなんて思わないと思う…空調が最高に気持ちいいのよ…
いやー、よいね!!!いやー、よいね!!!い弥生ね!!!
(あ、これ、会心のオヤジギャグですよ!!)
まずは、直射日光で火照ってる身体を冷やさなきゃ!!ということで、自販機のある休憩スペースで…ペットボトルの炭酸を買いながら、休憩…
外にみえる復元竪穴住居…
外を歩いてた時は、地獄のような暑さだったけど、このハコモノからガラス越しに眺める復元竪穴住居は極楽のように最高の眺めで…
ここには、ペーパークラフトを記念に持ち帰ることができ、この「あいち朝日遺跡ミュージアム」のマスコットキャラクター「アカ」を、家で思い出として、作ってもいいし、もし、糊とハサミをもっていけば、この場で、このように作れちゃうぞ!!
作りたいと思えるかどうかは別として…
なんでも、このキャラクター、円窓付土器にはまってしまった弥生犬だそうな
さて、この休憩コーナーの隣は
「キッズ考古ラボ」
弥生時代の道具を触ったり、博物館スタッフになったつもりで、土器復元パズルで、土器を組み立てたり、弥生時代の衣装のコスプレを楽しんだりできるスペース
でも、この室のネーミングが「キッズ考古ラボ」
「キッズ」どころか、○○が痛いと満身創痍、「キズ」だらけの「オジサン」の私、「キッズ」じゃないことは、すぐに「キヅ」かれちゃう…ので、眺め通り過ぎただけ…
この廊下の展示にある
この朝日遺跡発掘マップをみると
「あいち朝日遺跡ミュージアム」や貝殻山貝塚が、朝日遺跡のほんの一部だということがよくわかる
東海地方最大級の環濠集落遺跡であったことがよくわかる…多くは住宅地の下に隠れて発掘できなくなっているんですね…
この弥生巨大集落の大きさ比較の図をみると、吉野ケ里遺跡の半分ほどだけど、大阪府の池上曽根遺跡や奈良県唐古・鍵遺跡と同じくらいの巨大集落だったことがよくわかる!
ではでは、「キッズ」でなくても、堂々と入れる…
基本展示室へと
この展示室で、なんといっても圧巻なのが
「朝日遺跡のロケーションジオラマ」
山・森では
おお、シカがいる…
と思えば、シカを狙うハンターが
シカをシッカリ狙ってますなあ…捕えないとかあちゃんにシカられると思っているのでしょうか…
この時代、すでに文化として「矢」のようなものをもっていたのでしょうか…だから「矢よい」時代…??…そう、やよい(弥生)時代なのかも??
…倒木…鉄器を使ってますね…「てっき」を使って木を「てっきょ」!!
さっそく造ってます…住居でしょうか…
疲れたので、今日はこの辺でおすまい???もとい…おしまい…なんてね!
てこの原理を知らないようだから、運ぶのも大変そうです…
それにしても、このジオラマ、ひきずった後も残っているので、ホント精巧につくられています
防御施設
ロシアとウクライナみたいなことがこの頃もおきていたんですね
海での活動
捕った嬉しさが伝わってきます!!
「うおー!」と雄たけびをあげていたことでしょう!!
おお、でカイ!でカイ!
貝のデカさに喜んでいる弥生人の声が聞こえてきそうです!!
囲って魚を追い込んでいますな…「ギョギョ」っと驚くほどの知恵ですなあ…
それに対して、このお二人…
あの…まだ砂の上…漕ぐには、ちとはやいんとちゃうか…これじゃあ、いつまでたっても進みませんよ!!せめて、水際まで舟を押さんと…
そしてメインは環濠集落だった「朝日遺跡」の巨大ジオラマ
稲作…
田植え
サボってる人はいません!!「朝日環濠集落」のみなさんは、勤勉です!!
季節は、ごちゃまぜで
田植えしているその横で、即、秋の収穫
竪穴式住居…
通勤帰りのオジサンのように背中から哀愁が漂ってます…今日も上司からパワハラまがいのことを受けたんでしょう…
家畜のニワトリが高床倉庫の屋根へ…捕まえようにも捕まえられなくて困っているのでしょうか
必死に…逃げ出そうとしてますなあ…なにか災害でもあったのでしょうか…あるいは、誘拐犯でしょうか…身代金はコメ一俵…なんていった事件が起きてたら、ゆぅかい…そう…ユカイだな
竪穴住住居の建築中…
疲れたので、今日はこの辺でおすまい???もとい…おしまい…なんてね!(このオヤジギャグ、2度目!!)
方形周溝墓…
人の一生なんて、実に「はかない」…そう「墓ない」…いや、墓がない、なんてことはなくて、これは、墓なんですけど
このように土葬されたのでしょう
祈ってますなあ…
天に召されますように…と
展示室の中央には
アニメ映像を使った「クロスロードビジョン」
狩猟の時代から、集落の形成
こうした市も行われていたのですね…物々交換でしょうか…
ちょいと、あの人、ケチじゃない??不満の声が、ぶつぶつと聞こえてきそうで
おお、敵がロシアのように攻めてきた…
人間は哀しみの歴史なんですね…
銅鐸…井戸端会議で、「最近、景気はどう、おたく??」と尋ねている訳ではありません!!
そう、この「朝日集落」も
だんだんと広がっていくも、やがて衰退していったようです…
諸行無常…ですな
そして、弥生時代と言えば、堅くて丈夫な土器
円窓付土器
赤彩土器
これだけ、土器をいっぺんにみちゃうとドキドキ(土器土器)しちゃいますな…
きっと土器をたくさん集めてる男性がモテたんとちゃうかな…
クドキのアイテムだったりして…口説き(クドキ)…そう、ク土器…だけにね!!
いつ、なん土器でも、君を愛す…なんて言ってたりして
この想い、と土器(届き)ますように…なんてね!!
さてさて、土器のみならず
朝日遺跡の出土品の数々…
石器や石製品、木器や木製品
骨角牙貝製品、ガラス小玉、金属製品など
道鏃
穴が目と口に見え、笑顔で微笑んでいるようにみえました
勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)、を「たまたま」見れました??
ガラス小玉
鳥形と言われれば、確かに鳥にみえる!みえる!
銅鐸形土製品
きっとバラバラだった破片をこうして集めて組み立てたのでしょう…博物館のスタッフの苦労が感じられる一品
木偶(きぐう)…木偶(きぐう)がみれるなんて、奇遇でした…
鳥形木製品
これらは農具…
手前のものの用途はよくわからないけど…
磨製石斧…よく磨いてありますなあ
以上が、常設展示室
そのお隣りが企画展示室
訪ねたときは
この「一色青海遺跡―100年の弥生ムラー」の展示が行われていました…
撮影OKなので…遠慮なく…
一色青海遺跡は、稲沢市に所在する弥生時代の集落遺跡だそうで、集落は、紀元前1世紀を中心とする100年程しか続きませんでしたが、主軸17.6mもある巨大な掘立柱建物をはじめ、赤彩でシカを描いた土製容器、木器の未成品や編組製品(カゴなどの編み物)などが出土していて、濃尾平野の拠点的な集落の一つだそうな…
土器…
まさにジグゾーパズル状態…ひっつけていくの、そうとう大変だろうな…その苦労を感じないなんて、このふとどきものが!!…笑
大型堀立柱建物の材料、木片
磨製石鏃
粗製剥片石器…
私には、その辺に転がってる石ころと区別がつかないことだろうな
こちらの石も河原にたくさんありそうな…
編組製品素材
これで籠とかを編んでいたんですな
これが編まれた籠の一部
さてさて、この企画展のメインの展示は
この壺
台付細頸壺
いやあ、私も、たくさん、ツボにはまってきました…ドツボと言う名のツボに…汗
その横には
シカが描かれた筒型土製品
首が長くて、キリンにみえたけど
そして、土製の垂飾にも
シカが線で刻まれているとか
老眼で判別できないのは、シカたがないかな…
以上で、「あいち朝日遺跡ミュージアム」を後にする…
行ったのはホントに暑い!暑い日でした!!
「あいち朝日遺跡ミュージアム」から一歩外に出たら
暑っ!!
で、ビールが吞みたくなって…
「キ〇ン」もいいけど、やっぱ、この日は「朝日遺跡ミュージアムだけに「ア〇ヒ」の方がいいかな…
暑い日のビールの一杯めは、生き返った気がして…
「いやー、よいね!!!」(い弥生ね)
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