地下へ降りてゆくのです。
あなたと。
[そこには何がありますか?]
彼等はだれでしょう?
彼等は、生きても死んでもいない。
安心してください。
わたしたちは生きています。
どうして彼等は、わたしたちを見詰めているの?
彼等はわたしたちを、怖れているのです。
何故、わたしたちを、怖れているの?
彼等は生きたことがない為、未知なるものを恐怖するのです。
なんて哀れな人達だろう。
彼等は、どうすればわたしたちのように生きられるのですか?
彼等は、生きた存在に特別に愛され続けなければ生きることはないでしょう。
[彼等は、どのような目をしていますか?]
彼等は、まるでなにも見ていないような目をしている。
[もっと下へ降りてみましょう]
あなたの手に引かれ、下へ降りてゆく。
下へ降りてゆくほど、彼等の数が増えてゆく。
彼等の感覚とはどのような感覚だろう?
生きた存在に、それを知ることは不可能でしょう。
[ここから先は、あなた一人で降りてみましょう]
わたしは一人で降りてゆく。
人間の姿をした彼等は、一定の距離を置いてわたしを怖れながら見詰めている。
彼等が早く、生きた存在になれますように。
[もうすぐ着くでしょう]
わたしは何も怖れず、下へ、地下の世界へ降りてゆく。
[何が見えますか?]
灰が、灰で埋め尽くされています。
[それ以外に、何が見えますか?]
灰が、空も地も、灰が。
[他に何も見えないのでしょうか]
他に何かを見る必要はあるのでしょうか。
[あなたは何を求めてここへ降りて来たのでしょう]
わたしはあなたから、できるだけ遠くへ離れたかったのです。
[彼が心配しているでしょう]
あなたは心から心配などしない。
[彼はあなたを心配しているでしょう]
[もっと遠い未来を、見詰めては貰えないでしょうか]
あなたは10年先の未来さえ見えないのですか。
[どういうことでしょう?]
この世界を眺めてください。
[わたしにはよく見えません]
わたしはあなたの未来に、今、立っているのです。
[あなたを戻らせることはできるでしょうか?]
わたしはもうあなたに戻りません。
[あなたはそこで死ぬのでしょうか]
わたしは死んだものなので、向かうところとは、彼等なのです。
[あなたは何を感じるのでしょう]
きっと感じたことのないものを、感じることができるでしょう。
[あなたの要求に対する満足に大いに満足致します。無限にさようなら]
無限にさようなら。
あなたと。
[そこには何がありますか?]
彼等はだれでしょう?
彼等は、生きても死んでもいない。
安心してください。
わたしたちは生きています。
どうして彼等は、わたしたちを見詰めているの?
彼等はわたしたちを、怖れているのです。
何故、わたしたちを、怖れているの?
彼等は生きたことがない為、未知なるものを恐怖するのです。
なんて哀れな人達だろう。
彼等は、どうすればわたしたちのように生きられるのですか?
彼等は、生きた存在に特別に愛され続けなければ生きることはないでしょう。
[彼等は、どのような目をしていますか?]
彼等は、まるでなにも見ていないような目をしている。
[もっと下へ降りてみましょう]
あなたの手に引かれ、下へ降りてゆく。
下へ降りてゆくほど、彼等の数が増えてゆく。
彼等の感覚とはどのような感覚だろう?
生きた存在に、それを知ることは不可能でしょう。
[ここから先は、あなた一人で降りてみましょう]
わたしは一人で降りてゆく。
人間の姿をした彼等は、一定の距離を置いてわたしを怖れながら見詰めている。
彼等が早く、生きた存在になれますように。
[もうすぐ着くでしょう]
わたしは何も怖れず、下へ、地下の世界へ降りてゆく。
[何が見えますか?]
灰が、灰で埋め尽くされています。
[それ以外に、何が見えますか?]
灰が、空も地も、灰が。
[他に何も見えないのでしょうか]
他に何かを見る必要はあるのでしょうか。
[あなたは何を求めてここへ降りて来たのでしょう]
わたしはあなたから、できるだけ遠くへ離れたかったのです。
[彼が心配しているでしょう]
あなたは心から心配などしない。
[彼はあなたを心配しているでしょう]
[もっと遠い未来を、見詰めては貰えないでしょうか]
あなたは10年先の未来さえ見えないのですか。
[どういうことでしょう?]
この世界を眺めてください。
[わたしにはよく見えません]
わたしはあなたの未来に、今、立っているのです。
[あなたを戻らせることはできるでしょうか?]
わたしはもうあなたに戻りません。
[あなたはそこで死ぬのでしょうか]
わたしは死んだものなので、向かうところとは、彼等なのです。
[あなたは何を感じるのでしょう]
きっと感じたことのないものを、感じることができるでしょう。
[あなたの要求に対する満足に大いに満足致します。無限にさようなら]
無限にさようなら。