南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

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フォルクローレの神様へ

2006-05-03 12:00:14 | 南米の音楽Musica
アルゼンチンのフォルクローレを聴き始めて最初にファンになったアーティストはCuchi Leguisamon(クチ・レギサモン)というピアニストです。

フォルクローレギターのテクニックでラヒィアール「Rasguiar」という五本指を使って弦をかき鳴らすものがありますが、それを彼はピアノで弾いてしまいます。

クチの紡ぎだすスタッカートとディソナンシアの多用されたメロディーは時にロマンティックで、時にアルゼンチンの片田舎の澄んだ空気の中に佇んでいるようで、そのころ、彼の作品ばかり聴いていました。

シルビオが持っていた古いカセットにCuchi Duoというのがあって、Duo salteno(デュオ・サルテーニョ)がクチ・レギサモンの作品を歌っている音源がありました。これが本当にすばらしい。

クチ自身がアレンジを担当し、2本のギターと高音部が魅力的なデュオ・サルテーニョのボーカル、大好きなアイスクリーム2種類ダブルトッピングされたようなこの音楽は今でも私の中のベストアルバムなのです。

ある日、その中に収録されている「パストル デ ヌーベス(雲の羊飼い)」という曲を車の中で口ずさんでいたら、シルビオがハーモニーを歌いだした・・・実はそれが私たち「デュオ・パマルカ」始まりなんです。

私が聴きだした頃にはもうデュオは解散してしまっていて、幻のデュオだったのですが、今年のコスキンフェスティバル(アルゼンチンで行われる世界最大のフォルクローレのお祭り)で再結成されたニュースを聞いてどんなに嬉しかったか。

シルビオがアルゼンチンの友人へのメールに「彼女は(私のこと)デュオ・サルテーニョが大好きなんだよ」と書いたら、昨日デュオ・サルテーニョのメンバーの一人CHACHOさんからメールが届きました

「出来るなら是非お会いしたい」と

ああ!フォルクローレの神様 ありがとう(えっ!いるの?
もう悪いことはしませんので出来るだけ早く
アルゼンチンへ行けますように

リンダより



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