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南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

最近良く聴いているCD

2007-11-21 16:26:24 | 南米の音楽Musica
先週の国際センターでの出店でも、ものすごく忙しく 
あれです 分刻みで動いているって感じです 
ブログ書けなくてすみません

その合間に聴く音楽の時間を大切にしています。
最近良く聞いているのは アルゼンチンのハーモニキスタ 
フランコ・ルシアーニ(FRANCO LUCIANI)ですね

アルゼンチンのハーモニカってピンと来ない人が多いと
思いますが、1950年から70年に大活躍したウーゴ・
ディアス(1927-1977)がいるではないですか。
ウーゴを超えるハーモニキスタは今後出てこないだろう
と言われ、必ずこの天才ウーゴ・ディアスと比べられてしまう
と言う厳しいアルゼンチンハーモニカの世界。
ウーゴの心を揺さぶるようなハーモニカは大好きです

2、3年前のコスキンフェスティバルを日本で聴いていた時、
シルビオが「こ これは」とびっくりして立ち上がって
思わずボリュームを大きくしたのがフランコ・ルシアーニさん
の演奏でした、まだ20代前半 若い!
もともと彼はパーカッションの勉強をしていたのだそうです
ハーモニカは本当に趣味で始めたと言っていました。
ハーモニカで吹くチャカレラの躍動感とかサンバのリズム感
は(ラ・ポメーニャとかとてもいい!)ここからきてますね
去年シルビオがアルゼンチンへ帰った際、ルシアーニさんに
お会いした時、このCDをプレゼントしてくれました。
彼は謙虚な好青年だったそうです。

先日ルシアーニさんからメールが届きました。
彼等はウーゴ・ディアスの生涯を綴る映画を製作中で
その資料を探すために古い雑誌を調べていたら、ある雑誌の
表紙にウーゴの亡骸が納められた棺のその周りを友人等が
取り囲んで運び出す姿が写し出されていたそうです
その中の一人にシルビオが写っていたと言うんです。

シルビオはウーゴさんの友達だったんだ


「FRANCO LUCIANI/ARMUSA」



NO HAGAS RUIDO EL MAESTRO DUERME

2007-05-31 21:05:41 | 南米の音楽Musica
LOS PATIOS DE LAS MILONGAS SIENTEN QUE LOS BAILA-
RINES PIERDEN EL PASO....LOS FAROLES DEJAN QUE LA
LUNA SUPLANTE SU LUZ CON UN RESPLANDOR FUNERAL..

Y BUENOS AIRES SE PUSO MUY FRIA Y NO ES CASUAL ..

ES QUE LAS GUITARRAS LAMARON A LUTO, AQUEL PURRE-
TE QUE CON CINCO PIRULOS EMPESO SU TRAVESURA DE
TANGO DESPUES DE SEIS DECADAS DE ASOMBRAR EL MUN
DO CON LA RIQUEZA DE SUS MAGICAS MANOS EN LAS CU-
ERDAS,HA PARTIDO A REUNIRSE CON ASTOR,
CON PICHUCO...CON SU AMADO HIJO..
A JUNTARSE EN EL BRONCE CON GARDEL.

HAY UN LLANTO SORDO EN LAS GUITARRAS ,
POR CACHO TIRAO..
NO ROMPAN EL SILENCIO..
EL MAESTRO SE HA DORMIDO...
Y DEBE DESCANSAR.



Don Atahualpa Yupanqui

2007-05-24 06:47:02 | 南米の音楽Musica

孤高のアルゼンチンギタリスト アタワルパ・ユパンキ。
1908年2月22日ブエノスアイレス生まれ、
1992年5月23日パリにてその生涯をとじる
今年で没後15年目を迎えます。

ギタリストと書きましたが歌手、作曲者、採譜者、詩人、哲学者でもありました。
現在でも世界中にユパンキのファンは多く、沢山のギタリストに多大な影響を与えています。
以前、私達はアルゼンチンのフォルクローレフェスティバル「コスキン」に出演する前にヘスス・マリアにあるペーニャのステージに立ちました。歌い終えるとある男性が話し掛けてきたんです。
その方は、ユバンキの息子、コジャさんでした。
シルビオはドン・アタ(シルビオはユパンキさんをこう呼ぶ)にアルゼンチンやフランスでお世話になった時の話をしていましたら、コジャさんがコルドバ州のセロ・コロラドにある、ユパンキの家(現在は博物館)に来ませんかと誘われたので、私達は翌日荷物をまとめて、その村に向かったのです。
小さな質素なペンションに通されました。ベットの隣にはユパンキさんとペンションのオーナーが並んだ写真。
ユパンキはセロ・コロラドで家を建設中、この部屋に滞在していた事を知って、ユパンキを近くに感じながら、コジャさんの心遣いにとても感激したのを思い出します。
シルビオはユパンキを知る人たちと思い出を語らい、彼が良く弾いていた不思議なギター調弦で夜な夜なGUITARRIARしていました。
今日はユパンキにSALUD!!

国境辺りがおもしろい

2007-05-01 14:26:03 | 南米の音楽Musica
以前から、パラグアイの音楽家達が恩納村にあるホテルで演奏していると聴いていたので、時間を見つけて行くつもりだったのですが、なかなか実現せず数カ月たってやっと訪れる事ができました。
南米のアルパとギターとバンドネオンの編成のトリオ。パラグアイと国境を接したアルゼンチンの北、リトラル地方のリズムがとっても似ていて、シルビオの故里で聴いた音楽を思い出していました。

国境といえばブラジルに近いコリエンテ州のベジャ・ビスタのお祭りではほとんどブラジルのサンバカーニバルのような衣装、リズムで「ここは本当にアルゼンチン?」といったような感じなのです。ブラジルのビール会社「ブラマ(BRAHMA)」も協賛したりなんかして
アルゼンチンの中のブラジルがそこにはあります。

ポルトニョールと呼ばれている、ポルトガル語とスペイン語がミックスしたような言葉も使われています。
国境付近で混じりあいながら音楽や文化が影響しあっているのがはっきり見て取れますね。

さて、パラグアイの方々とも、すっかり仲良くなって、バンドネオン担当のフリオさんはお休みの日になると私達のペーニャに遊びにきてくれました。フリオさん沖縄最後の日にシルビオと私にパラグアイの伝統衣装アオポイをプレゼントしてくれました。
アオポイはとても繊細なデザインで夏はとても涼しいと定評があるんですよ。(本当に嬉しいです。今年の夏着ます。)
そしてフリオさんが手渡してくれたアルゼンチンの音楽家達が良く知られた曲をグアラニー語(アルゼンチン北部からパラグアイに住むグアラニー族がつかう言語)で歌った、ユニークなCDを聴きながら夜更けの海岸ぞいのヤシ並木を走り抜けて一路、那覇へ向かうのでした。


ペルーのリズム

2006-07-12 00:36:17 | 南米の音楽Musica
フローレスデュオの4日間のライブが無事終わりました。台風の中お越しいただいた皆様どうもありがとうございました。

ペルーの音楽はよく知られているアンデス地方の音楽だけでなく、海沿いの音楽、強制的にプランテーションで働かされたアフリカ奴隷移民の影響を受けたフェステホやマリネーラ、ランドなどカホン(打楽器)が登場する、とてもダンサブルなものもあり、音楽の幅が広いのです。
今回のライブ、フローレスデュオもいろいろなリズムがでてきて、楽しいライブでした。

フレディのどんなリズムでもこなしてしまう、確かなギターテクニックと優しい人柄を映すボーカル。鋭い音楽センスの光るヘススが自由自在に操る楽器の数々、いつ聞いてもいい感じです。
今回はシルビオが以前、彼らにプレゼントした弦楽器リュートの演奏もありました。シルビオが聴いたら喜ぶぞ!
何曲か一緒に演奏したのですが、歌いながら、ものの1,20分ですべてのアレンジが決まってしまいます。すごいっ!



ライブの合間を縫って、彼らがいつも楽しみにしている、魚料理屋さんに行きましたが残念ながらお休みで恩納村にある別のお店に行きました。



なんだか大真面目に食べてますねぇ。泳ぎに行った後だったので、皆 相当お腹すいていました。おいしかったぁ。大満足。

フレディ、ヘスス、また、一緒に演奏できる日を楽しみにしています。



フローレスデュオの素敵なCDはペーニャあまんかいでも購入することが出来ます。
お問い合わせは098-862-6055まで

「CANCIONERO」2,500円
「FLOREZ DUO en CONCIERTO」2,500円
「FLOREZ DUO Instrumental Album」2,500円