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南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

最後のコーヒー

2008-10-11 17:34:30 | 南米の音楽Musica
久しぶりに見たルシアとアルバロの踊りは一段とシャープで
今回初めて見るステップがいっぱいありました。
彼らのダンスの素晴らしさはやはり即興にあります。
特に最後に踊った「El Ultimo Cafe(最後のコーヒー)」は
ロマンティックで今の彼らを現す素晴らしい踊りでした。

この曲、よくシルビオが歌っていましたが、改めて歌の良さも再発見しました。
雨の降る秋の午後に、別れた恋人をコーヒーをかき混ぜながら想い出す。
最近タンゴがやけに胸にしみるんですけど、
どうしてしまったんでしょうかね、わたしは。。。



60年代のボーカルグループ

2008-04-24 16:50:00 | 南米の音楽Musica
先日デュオ・パマルカがインタビューを受けた放送は
Radio del Foroにて今日24日、日本時間am0:00と
pm2:00から放送していました。

夜の放送分は聴けませんでしたが午後からの放送は偶然
聴くことができました。
Radio del Foroの結成時のお話しや、このラジオを
通しての人とのつながり、バンチョさん達の演奏を
交えて2時間の放送でした。
私達もこのラジオ放送からたくさんの方々と知り合う
事ができました。アルゼンチンはもちろん、メキシコや
フランス在住の方々から、メッセージが届きました。

本当にアルゼンチンフォルクローレが大好きな人達で、
非常に珍しい音源も持っていらっしゃいますし、入手が難しい
古い希少な録音を探し出してしまいます。

彼等はシルビオを驚かそうとシルビオが10代の時に結成
した、LOS 4 DEL RIO(ロス・クアトロ・デル・リオ)が歌った
「Tarareando」を先日ラジオで放送していましたし、(シルビオは本当に嬉しそうでした)
彼等の大ファンであるLOS TROBADORESが最近録音した
CDの中にシルビオが作詞作曲をした
「COPLA PARA EL VIEJO RAMUA」が収録されているのを
偶然発見し、放送してくれました。
アルゼンチンから遠く離れて住んでいますので、本来なら
知りうることが難しい情報に接することができて
本当にありがたいです。

LOS TROBADORESはユパンキのZAMBA DE GRILLOや
ドゥワップを初めてフォルクローレに取り入れた
PUENTE PEXOAで有名になりました。
もともとはLOS TROBADORES DEL NORTEのメンバーが
別れてできたボーカルグループです。

1960年代にアルゼンチンで結成された
ボーカルグループは今聴いても本当に素晴らしいです。
私が好きなグループはLOS NOCHEROS DE ANTAと初期は
メラニア・ペレスさんが参加していたLAS VOCES BLANCAS。

シルビオもその当時一緒に共演したりして、彼等の生の演奏を聴いています
いゃ〜本当にうらやましい! タイムマシンがあったら
絶対行っちゃうんだけどなぁ。

LAS VOSES BLANCAS



凄いギタリストがいたもんだ

2008-03-15 17:18:45 | 南米の音楽Musica
ブラジルのギタリストがシルビオが作曲した
「Ita Enramada(イタ・エンラマーダ)」というパラグアイを
テーマにした曲をアルバムに収録していたことを知りました。

彼の名はYamandu Costa(ヤマンドゥ・コスタ)7弦ギターを
自在に操る若き天才肌のギタリスト。

あまんかいでも演奏するDario Munos(ダリオ・ムニョス)を
髣髴とさせるような素晴らしいフィンガーギターを奏でます。
タンゴやアルゼンチンのリトラル地方のリズムを好んで弾く
ブラジル出身のヤマンドゥ・コスタは、珍しいギタリストだなぁ
と思ってプロフィールを見てみましたら、彼のギターの師が
アルゼンチン出身のLucio Yanel(ルシオ・ジャネル)氏
でした。なるほどです。

彼の人間業とは思えない早弾きもいいですが、メロディアスに
弾くボサノバやPaulo Moura(パウロ・モウラ)や Paula Tollar(パウラ・トジャール)との共演を聴いてさらにファンになりました。
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歌姫誕生秘話

2008-03-04 03:49:15 | 南米の音楽Musica
先日御紹介したアルゼンチンのラジオ局 Radio del Foro を
最近良く聴いていますが、大変珍しく貴重な録音が流れる
ので驚くのと同時にこの局の熱意と探究心に感心しています。

シルビオがこのラジオのフォーラムに参加するようになって
からアルゼンチン国内もしくは海外からシルビオに関する
音源が集まり30年程前の本人も持っていないような曲が
流れてきたりしています。

1969年頃共演したキューバの女性歌手エレナ・ウエルタの
アルバム「ニコラス・ギジェン(キューバの詩人)を歌う」を
持っている方がいて、ラジオ局にシェアされました。
一度特集を組んでくれ、現在はときどきラジオで流れています。

今日はラジオ局から「シルビオがびっくりするような録音が
手に入ったよ」とメールが届きました。古い録音なので現在
編集作業中だそうで「シルビオは昔はずいぶん声が高かった
んだね」との意味深なコメントつき。
近日放送予定だそうです。うぉー聴きたい

また、アルゼンチンの国民的女性歌手メルセデス・ソーサの
誕生秘話は以前シルビオから聞いていましたが、このラジオ
で放送された録音はそれを証明するものでした。

豊かなヒゲをたくわえギターをかき鳴らして豪快に
フォルクローレを歌う今は亡きホルヘ・カフルーネ。
彼はコスキンフェスティバル音楽祭で主催者側の反対を
押し切って、無名のトゥクマーナ(ソーサはトゥクマン州出身)
を舞台にあげました。
小さな太鼓カハだけで「Cancion del Derrmbe Indio」を
歌うソーサ。会場の拍手喝采。その後のカフルーネの語りで
彼女は当時3人の子供の母であることも紹介されています。
この事が切っ掛けとなり彼女は一躍大スターとなりました。
歴史的録音ですね。この録音を持っている人もすごい。

ますます このラジオが好きになりました。

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Jorge Cafrune/Zamba de mi esperanza



Radio del Foro

2008-02-22 03:06:00 | 南米の音楽Musica
アルゼンチンのフォルクローレを中心に24時間放送しているラジオ局「RADIO DEL FORO FOLKLORICO ARGENTINO」から
本日(22日)の日本時間正午ごろ、私たちデュオ・パマルカの曲が放送されると連絡がありました。
(聴き方は左下のラジオマークEscuchar Radioをクリック)

最近聴き始めたこのラジオ局、ユニークなのはフォーラムが
あり、アルゼンチンフォルクローレに関する意見交換ができます。
辛口コメントにさえもフォルクローレへの愛があふれています。笑
もちろん、シルビオも参加中です。
また、数時間おきにアルゼンチン屈指のユーモリスタの録音
が放送され、大笑いしています。

Foro とは裁判所、法廷という意味です。
うわ~ドキドキしてきた。